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広い世界を見るんだ――。僕は《在日朝鮮人》から《在日韓国人》に国籍を変え、民族学校ではなく都内の男子校に入学した。小さな円から脱け出て、『広い世界』へと飛び込む選択をしたのだ。でも、それはなかなか厳しい選択でもあったのだが。ある日、友人の誕生パーティーで一人の女の子と出会った。彼女はとても可愛かった――。感動の青春恋愛小説、第123回直木賞受賞作。
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Posted by ブクログ
“ No soy coreano, no soy Japones, yo soy desarraigado “ 「俺は俺なんだ。いや、俺は俺であることも嫌なんだよ。俺は俺であることからも解放されたいんだ」 分類の意識から解放されたとき、差別はこの世界から消えるのだろうか。 私の中の分類の意識にも...続きを読む、気付かなければいけない。
久しぶりにゾンビーズシリーズを読み。 そう言えば読んだことなかった…と思い、 本作を購入。 最初にゾンビーズシリーズを読んだ頃、 たぶん10年ぐらい前。 窪塚くん主演で映画になっていたのだけは、 覚えていて。 だけど、 「在日朝鮮人」とか 「在日韓国人」とか 『国籍』とか あらすじを読んで、読ま...続きを読むずじまいになってました。 今こうして読めて良かったです。 何で、こんなに胸が痛いのか。 そして何で、こんなに悔しい気持ちになるのか。 それは自分の中の差別につながるような 無意識のバイアスや防衛本能のようなものを 少し見つけて気まずい気持ちになっているのか、 杉原の心情を思うと、 苦しくなるけど、 それすら正常?正しい?感情なのか。 選んで生まれ落ちたわけではないのに、 杉原のお母さんもお父さんも叔父さんも。 地球はひとつってわかってるし、 国境なんて人が勝手に引いた線なだけなのに。 どうしてこんなに世界は複雑になってしまったのか。 平成19年刊行で、 時代を感じる描写もあるけれど、 良くも悪くも変わってないこともあって。 変わってないことを突きつけられた気もします。 むしろ深まっているようなものも。 本作もゾンビーズも登場人物達が愛しいこと。 明日から私が見る景色が少しだけ変わってるんじゃないかと思える一冊です。
広い世界を見るんだ そして自分で決めろ 何度読んだかわからない 中学生の時に読んで衝撃を受けた 映画化もされて何度も見た 私の人生に大きな影響を与えてくれた作品
何度読んだかわからない。人生でもっとも好きな本の一つ。10代、20代のころはかっこよさや語り口の軽快さに好きの焦点をあてていたけど、30代の門をくぐってから読み返してみて、"GO"のタイトルに再度感銘を受けた。この本は、すごい。 広い世界を見るんだ。
僕もお父さんも不器用だけど、情に厚くて、どこかキュートで、魅力的な人物だった。 語り口がとても読みやすくて面白くてスイスイと進んでしまった…! 今でこそ色々な場所と行き来が増えて、色んな人との繋がれるようになって、それはそれでまた新しい問題が出てきたりしているけど(問題がゼロになることなんてないん...続きを読むだろうけど)、この頃はとにかく自分たちが正しくて、他を受け入れると色々な不都合が出てくるから、差別が存在して、巻き込まれて苦しむ人がたくさんいたんだなあと思う。 友達の正一と僕の会話は賢くもあり、温かさを感じることもあり、ずっと見ていたいなと思った。 お父さんも息子が大好きで、守ろうとしている気持ちが伝わってきたし、僕も反抗しながらも父のかっこよさを感じていることかあつかった…。 僕の恋も、どこかで通じ合っている2人がとても素敵だった! 読んだのは学生の時だったから10年以上も前になるけど、今回もとっても面白かった〜!
敢えて《若者》という幻像の如き言葉を使うが、私はいち若者として、本作から迸るような熱いエネルギーを貰った。 在日問題云々に留まらない、もっと純粋で強烈なエネルギーだ。 窪塚洋介主演の実写映画もとても良かった。 この作品を薦めてくれた友人に感謝する。 実写映画を観てから小説に移るのがいいかもしれない...続きを読む。
高校時代に擦り減るくらい読んだ。答えの出ない葛藤が、生きてることを実感させてくれる。この本の2人のように大人になってもそういう違和感にぶつかり続けたい。
前半は何だかダラダラしてんなぁって思ったけど、それらはすべて伏線だった! 後半の展開と伏線の回収の仕方が見事! 切なさと甘酸っぱさがうまく調和された読後感爽快な青春ストーリー!
この本の趣旨から外れるけど、日本人に足らないのは懐の深さかな。日本人はどうでもいい小さな事にこだわり、本質を見失い成長のチャンスをみすみす逃してきているように思える。国籍、移民問題も深い懐で受け止めれば、人種の違いなどこの本で記されている通りルーツを辿れば「大同小異」なのだから。
ものすごく引き込まれた。 集中力の欠片もない私が半日で読み切ってしまうほどだ。 現実の社会を見ているようで虚構空間を見ているのような気分になった。 国籍って一体何なんだ。何をもって、私は日本人であるという主張しているのだろうか。そんな確証もないものに人は惑わされているのかと思うと、とても情け無い気持...続きを読むちになった。
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金城一紀
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