映画篇

映画篇

1,100円 (税込)

5pt

4.4

青春を共にし別々の道を歩んだ友人。謎の死を遂げた夫。守りたいと初めて思った女性――。「太陽がいっぱい」「愛の泉」など名作映画をモチーフに、悲しみを抱えた人々が前を向き歩み出す姿を描く全5篇。

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映画篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月05日

    大満足の読後感。特にラストの『愛の泉』は、優しい家族たちの愛がこれでもかと詰め込まれていて、上映会が無事決行されるシーンでは思わず泣いてしまいました。孫たちがこんなにも一生懸命支えたい、元気づけたいと思うなんて、本当に素晴らしいおばあちゃんなのでしょう。おじいちゃんとのエピソードも素敵でジンと来まし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月15日

    同僚から「オススメ」と貰った本。
    …いや、これはイイです。かなり好みでした。

    映画のタイトルに因んだ作品が集められた短編集なのですが、キレイすぎない人間描写が逆に心をじわっと暖めてくれました。
    全ての作品が、心に灯りを点してくれます。

    個人的には
    「ドラゴン怒りの鉄拳」と「愛の泉」が特に好き。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月12日

    全部の本に言ってるけど、もう一回読みたい。
    映画って知れば知るほど深いし、きっと作る人のこだわりがつまりに詰まって、それがわかればわかるほど各シーンが愛おしく感じるんだろうなあ〜

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    Posted by ブクログ 2021年12月30日

    過去に読んだ入間人間の六百六十円の事情とは比べ物にならないくらい洗練された群像劇。

    各エピソードそれぞれなにかしらの映画が出てくる。

    "太陽がいっぱい"にて最後の数ページが段落下げされている内容、それは実際の龍一の話なのか、それとも主人公がもう会えない龍一に対して物語の中だけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月05日

    最後の短編に至るまでの連作において差別や暴力、不条理さがつきまとうからこそ、最後の愛の泉で描かれる穏やかな愛情に涙が滲む。
    そして、もう一度最初から読み返したくたる。

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    Posted by ブクログ 2022年01月11日

    「うまくは言えないけれど、準備のできていない人間の前では好きな人は転ばないのではないだろうか」の一文が好き

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    Posted by ブクログ 2020年12月30日

    およそ10年ぶりに再読。今すごく応援している人が、おそらくブルース・リーがとてもすきで、「頑張れ!ベアーズ」なども時々言及していて、ずっとずっとだいすきだった金城作品との符合に驚く。世界は常に、ゆるやかに交わっている。

    0

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