金城一紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読みながら、ずっとこれは
何かの続編?と思っていたら…
今、他の方の感想を見て納得したわ
ゾンビーズシリーズなんね
なるほど
シリーズと知らずに読んだから
途中「??」と思う所が多々ありつつも
まぁ、ストーリーは楽しめたかな
「GO」の窪塚洋介のイメージが強すぎて
本よりは映像で見たいなぁと
感じてしまった
小林の件は、フジテレビや中居くんや
ジャニーさんが頭に浮かんで
嫌な気持ちに少しなった
「小林には、もっとちゃんとした制裁を!」
なんて思ってしまう私は、グロい小説を
読みすぎてるからかしら?
南方には、あまり強いヒーローの印象が
なかったから、最後また人助けする展開には
「程々にね」と感じてしまった
もっと強そうなヒーロー感が欲しかったけど
シリーズちゃんと読んでないから
そう思うんかなぁ? -
Posted by ブクログ
「俺、とにかく明るい小説しか読めないんですよね」と言っていた職場の人からおすすめされて読んだ。
説教くさくはないギリギリの所で、日本人が朝鮮の人に対して行ってきた過去の差別的な仕打ちを知ることができる。
移民問題やオーバーツーリズムに端を発して、外国人へのヘイトが高まってしまっている今の日本人にこそ、必要な作品な気がする。
小説の中では短めなので、普段本を読まないような人にもぜひ読んで欲しい。
確かに人におすすめしたくなる良い本だと思う。
ただ、この小説を勧めてくれた同僚の感覚は、よく分からなくなってしまった。
いや、全然明るいストーリーじゃなくない!? -
Posted by ブクログ
ネタバレ伊藤
英語教師。
朴舜臣
学年で一番成績が良い。在日朝鮮人。
板良敷ヒロシ
ゾンビーズのリーダー的支柱。急性のリンパ性白血病で死んだ。沖縄にお墓がある。
萱野
普段はバイトに忙しい。聖和女学院の学園祭当日だけはバイトを休む。
佐藤・アギナルド・健
日本とフィリピンのハーフ。母はスペイン人と華僑の血も流れており、四ヶ国分のDNAを持って生まれてきた。ハンサム。学食に専用テーブルをこしらえ、相談所を開設している。
沢田
両方の乳首にピアスをしている二年坊。つきあってひと月になる彼女が妊娠して、アギーに相談する。
米倉
勤続三十年の生物教師。ドクターモロー。
井上
一年のときのクラス委員長。ゾンビーズの良心。
山下
史上最弱のヒキを持つ男。卒業後に信用金庫への就職が決まっている。
猿島
マンキー。体育教官。
ランボー吉田
アメリカ生まれの日系二世。ベトナム戦争に参加。東京の土方界の元締め的存在。
ゾンビーズの連中に割のいい仕事を紹介してくれる。
吉村恭子
女子大生。法学部の四年生。井上の姉と中学時代の同級生。ストーカーに悩み、井上の姉に相談する。
南方
陽子
井上の姉。
田口
恭子の彼氏。体育会空手部。
柴田
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Posted by ブクログ
金城一紀さんの13年ぶりとなる書き下ろし小説『友が、消えた』を読んだ。
映画も小説も『GO』から感じる初期衝動を忘れることはない。何か問題が立ち上がると、不思議と男のもとに課題解決の要請が来て、瞬発的な気だるさを感じながらも「やるよ」と引き受けてしまう主人公の様はIWGPのマコトを思い起こさせる。
課題解決のしかたもまたスタイルが良く出ていて、暴力ではなく、人間関係の背後にある機微にまで想像力を働かせた上で、絡まった糸を解いていく。
「結局親父は人生の半分以上を借金ていう足枷をつけて生きなきゃならなかった。それは仕方ないことか? 大学に進み、まともな社会人になり、家庭を持ち、子供を生んで、家を買ったのが悪いのか? 俺たちを取り囲んでる社会の仕組みそのものが間違ってるんじゃないのか? 親父が死んでからずっと頭を離れなかった問いに『マトリックス』が答えをくれたよ。親父は動力源だったんだ。奴らは長い時間をかけて俺たちを教育して、企みが隠された社会に迎合させ、家庭を持たせ、子供を産ませ、家を買わせ、どこにも逃げられないようにして動力を奪い取るんだ」志田は自嘲の色のついた笑みをふっと浮かべた。」 -
Posted by ブクログ
久しぶりの金城さん作品。それもゾンビーズシリーズの続編。
何年ぶりの新作なのだろうか。
時代設定としては、南方が大学生になっているのでほんの一年ほど後ということのようだ。
シリーズの以前をすっかり忘れているが、それでも楽しめた。
大学の同じ一年生の結城から、行方不明になった友人の北澤を探して欲しいと頼まれる。
大学生探偵が、同じ大学生を探すという話なのだが、物語はなかなかのハードボイルドだった。
少し前にニュースで報じられていたような、怪しげな巨大サークル。
その末端にいた北澤だが、高校時代とはすっかり変わってしまったという。
南方はサークルの頂点にいる志田に会いに行くが…。
光と影。
華やかな世界とその裏にある闇。
頂点に立つ者と彼らを支える者。
搾取するものとされる者。
そんな両極端を目の当たりにする南方だが、彼はそのどちらにも属さず、独自の世界と人間関係を築いている。
夜の街の片隅でトレーニングをしたり、かつての仲間と再会したり。
そして新たな交流が生まれたり。
最初は無理をしてまで北澤を探さなければならないのかと疑問だったが、結城が北澤を探して欲しいと願う気持ちに似ているのかもと思えた。
危険な世界に踏み込んだ南方だが、心強い仲間がいるせいか、そこまでハラハラはさせられなかった。
そして案外魅力的だったのは志田。関わりたい類の人間ではないが、小説の世界では面白いキャラクターだ。
単なる頂点に立つ人間とは一味違っていた。
全体的にはチャンドラーの作品のような語り口のハードボイルドな物語だった。だが以前のゾンビーズシリーズのような疾走感もあって、やはり金城さんは好きだなと思った。
あちこちにゾンビーズシリーズの痕跡が描かれているので、また読みたくなった。そのうちに振り返ってみよう。 -
Posted by ブクログ
『レヴォリューションNo.3』『フライ、ダディ、フライ』『SPEED』と続いたザ・ゾンビーズシリーズはゾンビーズ結成前夜を描いた4作目の『レヴォリューションNo.0』が完結だったはずですが、本作は13年ぶりとなる「シリーズ最新作」という触れ込みです。しかし、読み終わって見ると少々異論アリで、むしろ番外編、スピンアウトと言った方が良さそうです。
ゾンビーズのメンバーで登場するのは落ち着いた大学生になった南方一人。他メンバーが出てこないためストーリーに良い影を落としていた民族問題や沖縄も出てこないし、大好きな史上再弱のヒキを持つ男・山下が登場しないのも淋しい。これまではアホ高校生集団を主人公にしてどこか軽快で爽やかさを感じる話でしたが、今回はじっくりと重い話になっています。
脇には志田とかランボーと言った良いキャラが出て来ますが、やはりゾンビーズには到達せず。唯一秀逸なのは『SPEED』の主人公・佳奈子の跡を継いだ女子高校生たちかな。
普通のハードボイルドになっちゃた感じがします。悪く言えば「ありきたりな」。この本を読むために予習として『レヴォリューションNo.3』を読んだのが間違いだったかも。
映像化すれば面白そうだけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ都心のとある落ちこぼれ高校。周りは進学校や女子高に囲まれ、かの高校は死に体の状態。
そんな中、主人公はとある理由から優等生コースをドロップアウトし、同級生と共に「ゾンビーズ」というグループを結成する。周りを固めるのは武闘派で在日韓国人の舜臣、親分肌で黒人とのハーフのヒロシ、フィリピン人とのハーフの美貌のアギー、そして何をやっても最悪の運勢を引き当てる山下など多彩。
そんなゾンビーズの活躍が3編の中編として描かれています。女子高の文化祭へ乱入する作戦、山下がカツアゲされた沖縄旅行費を取り戻す作戦知り合いの女子大生をストーカーから守る作戦の3つが展開されるのですが、その合間にゾンビーズの主要人物の友情や社会正義って何?というちょっとお堅めの思想が盛り込まれています。
昭和の匂いがプンプンするゾンビーズですが、時代を経ても変わらない正義と友情が描かれているところに好感が持てます。でも、高校生というよりは中学生のノリかな?
いづれにしろ、ゾンビーズの今後の活躍が期待されます。
竹蔵