あらすじ
最初で最後の運命の恋、片思いの残酷な結末、薄れてゆく愛しい人の記憶。愛する者を失い、孤独に沈む者たちが語る切なくも希望に満ちた物語。真摯な対話を通して見出されてゆく真実の言葉を描いた中編集。
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Posted by ブクログ
自分の記憶が正しければ、大学四年生の頃の読書ブーム時に読んでいるため、再読となる。
話の内容を全く覚えていないが、21歳の頃に読んだ時と比べ、社会人経験を積み、結婚・出産を経て読む対話篇は非常に沁みる。
特に花は、涙無くしては読めない。
紫の花。やはり花には人を感動させてる力があるのだな。
Posted by ブクログ
映画篇がよかったので、こちらも読んでみました。
映画篇の10倍、心にじわーっとした温もりを与えてくれます。
3つの作品が収められていますが、どれもクオリティーが高いです。
人の死にフォーカスを当てていながら、生きることを考えさせられます。
3作品に、ちょっとだけ共通のキーワードや人物が登場するのも、私好み。
面白かったです。オススメ。
Posted by ブクログ
登場人物の言葉一つ一つが哲学じみていて、独特な世界を感じた。薄暗いけれど光があるような、残酷でいて心が現れるような感じがした。今の自分には言葉で表せない。何年経っても表せないかもしれない。真っ白な表紙が印象的。
Posted by ブクログ
男性目線の過去の恋のお話。女性ほど未練たらしくもなくギュギュギュっと胸に来る感じ。不器用で頑固なところがもどかしいけどそんな新庄なんだなぁ。お話し的には「花」が良かった。切なくて泣けた。
Posted by ブクログ
「彼女はあらゆる約束事から解放されてるように見えたんだ」
たぶんこういう子が近くにいたら
すごく好きだけど、すごく羨ましくて
だから嫉妬しちゃうだろうなって思う。