深緑野分のレビュー一覧

  • 戦場のコックたち

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    戦場のコックたち
    **著者**: 深緑野分

    1944年6月、ノルマンディー降下作戦**から始まるこの物語は、特技兵(コック)として戦場に立つ新兵ティムと同年代の兵士たちの過酷なヨーロッパ戦線での経験を描いています。冷静沈着なリーダーのエドとともに、彼らは戦場や基地で奇妙な事件に遭遇し、時には謎解きに興じます。

    ティムたちは戦場で、忽然と消えた600箱の粉末卵の謎、オランダの民家で起きた夫婦怪死事件、塹壕戦の最中に聞こえる謎の怪音など、様々な不可解な出来事に直面します。死と隣り合わせの状況で、若き兵士たちは戦場の「日常の謎」を解き明かすことで気晴らしを見つけます。

    戦場という過酷な背景の中

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    2024年07月26日
  • カミサマはそういない

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    短編集だから気軽に読めるが何か物足りなさも感じた。
    1番お気に入りの短編集は戦争の話だった。もしもその話の長編集があるならぜひ読みたいと感じるほどだ。

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    2024年07月24日
  • カミサマはそういない

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    体調が悪い時に見る悪夢のような話だと思った。世界観の描写がやけにリアルで、ありえない世界がありえるように思えてくるのは読んでいて面白かった。カメムシの話が好きかな。あと、海賊ラジオの話も良かった。

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    2024年07月18日
  • カミサマはそういない

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    登場人物が身につけているメガネだったり描写が、後から付け足されていくので、最初にイメージしている人物からまた頭の中で描き直さなければいけないのが少しストレスだった。言葉が良い意味でも悪い意味でも軽く感じる。

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    2024年07月16日
  • カミサマはそういない

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    初めてイヤミスと呼ばれるジャンルを読んだ。
    2作目の「潮風吹いて、ゴンドラ揺れる」が好きだった。日常世界とは別の時間軸で動く終末世界のような絶望感が物語の進行と共にだんだんと深まっていくのが読んでいてゾッとした。

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    2024年07月11日
  • カミサマはそういない

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    感想
    神様は見放す。祈りはきっと届かない。歴史の中で人類が見つけた最も不都合な真実。だけどどこかにはいるかもしれない。その人を探す。

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    2024年07月02日
  • 戦場のコックたち

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    前情報なしで読みました。
    コックとタイトルにもあったように、料理系の小説かと思いましたが、戦争とその中の友情がメインでした

    戦争。ナチスとの戦いを書いていて、仲間が死んでいく辛さも生と死が隣り合わせの状況で最後らへんは涙が止まりませんでした。

    ただ、推理小説なのか、戦争小説なのか、料理小説なのか。曖昧な感じでした。

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    2024年05月20日
  • この本を盗む者は

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    ネタバレ

    書店などの売り場で、このタイトルの本が置いてあるのは面白かった。そうゆう意味でタイトルのつけ方はユーモアがあり上手いと思う。思わず盗みたくなってくる。(しないが)

    内容としては、主人公が現実主義者で、ヤング向けによく登場する「そんなのありえないでしょ!」とファンタジー要素に否定から入るキャラクターなので苦手だった。
    章が進むごとに理解が深まって否定は少なくなるが、それでも精神的に幼いなと思ってしまう。

    ブック・カース。
    盗まれた古書の世界観に入っていき、盗まれた本と盗んだ者を探し出せば元の世界へ戻れる。
    何故か盗む者は毎回狐の姿になっている。
    そして世界が変わる時、真白という少女であり犬の

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    2024年09月14日
  • ベルリンは晴れているか

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    第二次世界大戦直後のドイツ・ベルリンを舞台にしたあるドイツ人少女が主人公のミステリー。
    合間にある戦時中のストーリーも合わさり、かなり読むのが辛く、途中で何度も挫折しそうになりました。
    ただただ苦しかった。
    以前訪れたダッハウ強制収容所を思い出し、つらすぎました。

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    2024年03月20日
  • ベルリンは晴れているか

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    時代背景があんまり理解できないまま読んだせいなのか入り込めなかった。
    ミステリーというよりも、ロードノベルというべきなのか。

    戦時下の生活や、敗戦国のたどる状況などの悲惨さはリアルな描写です。これを書くには相当な当時の国家関係や市井を理解していないと書けないだろうなと想像しました。

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    2024年03月19日
  • ベルリンは晴れているか

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    私は数年前までベルリンに住んでいたので、舞台の地理的感覚がよくわかって読みやすかったが、そうでない人は相当頻繁に地図の頁を振り返る必要があるのではないだろうか。また、あまり日本人に馴染みのないドイツ語をそのままカタカナで表記しているところも多く、読みやすさよりも異国情緒を大事にしているように感じたが、それでいて登場人物の言動や描写が現代的過ぎて白けてしまう場面も…
    ストーリーはまあ、あっと驚くラストってほどでもなく、伏線回収も好みが分かれるところかも。ただ、戦時中〜連合国占領直後のベルリンの混乱ぶりは臨場感たっぷりに描かれており、「日本は鬼畜イワンどもに占領されなくて良かった」とつくづく感じさ

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    2024年03月10日
  • 百合小説コレクション wiz

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    ――

     アメリカの俳優ニック・オファーマンが出演作品について、「なぜ同性愛者の物語にする必要があったのか?」と訊かれて「そういうくだらない質問するやつがいるからだ」って言い返したというニュースを気に入ってたんだけれど消えてる…フェイクだったのかな?

     久々に百合アンソロジーなどを。百合でなきゃ得られない養分が…とかってわけではないけれど、やはりなんというか、この関係性じゃないと生まれない痛み、のようなものがある。でもそれって普通の恋愛小説と何が違うの? と思うことも。純度の問題なのだろうか? LGBTQに配慮も忖度もしないオレのような者が、しかしなぁ。
     全8編。特に気に入った(そして気に

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    2024年03月08日
  • ベルリンは晴れているか

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    同著者作の、『戦場のコックたち』を読んで自分好みの文章を書く人だと思い、同年代の設定の話であるこの作品も面白いだろうと考えてこの作品も読んでみたがあまり面白みを感じられなかった。

    第二次世界大戦中後のドイツの薄暗さ、饐えたにおいのする生っぽさを強く感じられる文章ではあったが、その演出がくどく没入感が得られなかった。

    ドイツ人の戦後に晒される加害性は、日本人のそれと同様であり、歴史を見つめる上で無視して生きることは不可能なのだと強く思う。

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    2024年03月04日
  • 戦場のコックたち

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    戦争物でもあまり取り上げられることのない特技兵(コック)を中心とした日常系ミステリー。しかしながら戦場は日常からかけ離れた世界であり、、、前作「オーブランの少女」で見せた、そういった非日常の世界を目の前に現出させる筆力が十分に生かされている。過酷な戦場での重い話を、どうでも良い(失礼)謎解きが推進力となってグイグイと読み進めていく。面白い組み合わせだ。

    戦時下の裏切り、報復、処刑、慰安婦、強姦と言った暗部はドライに書きあらわされるのだが、人種差別については丁寧に語られており、作者のこだわりが感じられた。

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    2023年12月18日
  • 注文の多い料理小説集

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    2018〜2019年オール読み物に掲載された短編から登場する料理が魅力的な小説で編んだ文春文庫オリジナル・アンソロジー。あんまり読んだことのない作家ばかりが収められており、読んだことがあるのは深緑野分くらいだった。冒頭3作がイマイチでどうなることかと思ったが、コミカルなネタをうまくまとめた「味のわからない男」(中村航)、叙述トリックが嫌味でない程度のいいアクセントになっている「どっしりふわふわ」(柴田よしき)、一瞬のタイムスリップを描いた「福神漬」(深緑野分)はこの順に良い。

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    2023年09月07日
  • 百合小説コレクション wiz

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    百合って何ーっ!?という気持ちになった。
    海外が舞台だったり、ファンタジー設定だったり、メタフィクションだったり、バリエーション豊かな短編集。ちょっとラノベっぽい作品が多いような。BLの女性版みたいな作品を想像していたら、全然違った。表紙から抱いていたイメージとも違った。性描写が激しい、というわけではないけど、なんだか感情が重くて読んでいてちょっと疲れてしまった。
    斜線堂有紀の「選挙に絶対行きたくない 家のソファーで食べて寝て映画観たい」と宮木あや子の「エリアンタス・ロバートソン」がよかった。
    また、著者の紹介や、それぞれの著者による百合作品紹介のページが充実していて、興味をそそられた。巻末の

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    2023年06月22日
  • 百合小説コレクション wiz

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    ネタバレ

    アニメや漫画や映画に関しては百合大好物だが、百合小説には疎い。
    カバーイラストを「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」に関わるめばちさんが描いているので、手を伸ばした。
    気になっていた作家さんも多かったし。
    ネット発の作家さん多し。
    とはいえ、カバーイラストが具体的にどれかの作品を表しているかといえばそうではないし、むしろ半分くらいがファンタジーや歴史モノやメタモノなので、イラスト詐欺といえなくもないが、まあ変化球を含んでいるということ。
    絵はいい。断然いい。→このイラストの路線を求める方には、むしろ漫画の「エクレア あなたに響く百合アンソロジー」をお勧めしたい。
    以下、私的好み度をA、B、Cで

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    2023年05月23日
  • 百合小説コレクション wiz

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    どうしてもペアみたいに思ってしまうBLが異様に輪郭が鮮明なジャンル(なにがBLでなにがBLでない)だけに誤解をしてしまいがちになるが、百合ってジャンルの輪郭が極めてあいまいなのね。そのせいか、ものすごく肩に力の入った「こういうのが百合です、あんなのは百合じゃない」的力作が多くて読んでて疲れる。アニメ界隈なんかで「尊い」の同義語として使われる「百合」を「百合」だと思ってるような人間は戸惑うばかり。個人的ベストは「噓つき姫」。

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    2023年05月19日
  • 百合小説コレクション wiz

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    全体的に上手くまとまっている雰囲気。
    『選挙に絶対行きたくない(略)』はセクシャルマイノリティによるヘテロセクシュアリティへの反旗の話でもあると感じる。だって確かに選挙にも行かず期日前投票の日すらダラダラ過ごしてても、好きな人との日々を確約されてるなんて、それこそ""ずるすぎる""。二人をすれ違わせたのは結局信条の違いなんかじゃなくて、いつまでも同性婚を認めない政府の方針なんだなと思った。
    ガッツリめのファンタジーが苦手なタイプで、ちょこちょこ挟まるファンタジー要素たっぷりのお話を読み進めるのが大変だったので、この評価。
    宮木あや子さん目当てで買ったけど

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    2023年03月26日
  • 百合小説コレクション wiz

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    冒頭から女版ひろゆきみたいな性格悪い女が出てきて良かった でも必死こいて選挙に行きたくない気持ちめちゃ分かる この世はマイノリティ向けにデザインされてないから

    シンプルに気になる作家に出会えたので得した気持ち

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    2023年03月22日