牧田善二のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
タイトルが汚い。本屋で見かけたときにまずそう思った。
糖尿病患者は日々食事制限に苦労しているものである。
そういう患者の辛さを逆手にとって甘い言葉をかけ、
高価なテキストや健康食品を買わせようとする業者は少なからず存在する。
バナナダイエットやパチンコ雑誌の裏表紙で美女を侍らせて札束の風呂に入っている広告と同じレベルだ。
正直最初はそういう印象を受けた。しかし手にとってみると糖尿病専門医が書いた本だということで興味をもった。
読んでみると非常に良書であった。
糖尿病の基礎知識から、生活で気を付けること、治療にあたっての注意点・心構え、
陥りやすい落とし穴、最新の治療、医師との付き合い方などの -
Posted by ブクログ
栄養や食事に対する誤解を解きながら、医学的に正しい食事のコツが書かれた本。
ファストフードなどもともとなかった食べ物である超加工食品は添加物が多く体には毒であるため食べるのは少しずつ控えるべきというのは理解できた。しかし身近にある出来合いの食べ物がとても多いため現代は暮らしやすくなった分、忙しい現代人にとって控えるのは難しいのではないかと思った。
また賞味期限ギリギリのものをスーパーでよく買っていたが、見た目は大丈夫でも目に見えない品質が劣化している可能性があるため避けるべきというのは勉強になった。
この本には、あれもこれも食べるのはよくないと書かれていて今の暮らしから減らすのはストレスに感 -
Posted by ブクログ
【私たちを太らせるのは脂肪ではなく炭水化物である。】
この時点で興味をもったら読まれたほうがいいですし、いや、そんなことねぇだろ、『脂肪を摂ると太るんだろ』と思ってるなら読んでも反論する。
確かに脂質を300g超えて摂取すると太りますが…実際にそんなに脂質を摂れるものではなく、逆に不足すると健康を著しく害する。
かといってプロテインからタンパク質を摂取するのは反対派の著者で食事から摂取することが望ましい。プロテインの過剰摂取は腎臓に負担をかける。
健康診断で腎臓機能を見る指針となるのが『血清クレアチニン値』だけどそれより『尿アルブミン値』を追いかけるほうが腎臓のためになる。p159
全 -
Posted by ブクログ
当たり前に良いことが書いてあった。
・チーズはナチュラルチーズを選ぶ。特にモッツァレラカッテージマスカルポーネなどフレッシュで色が薄いタイプがオススメ。(色の濃い熟成が進んだタイプは、AGEも塩分も多いため)
・大豆は、とにかく最強木綿豆腐×納豆
・小腹が空いたら30グラムのナッツ。ある論文では、1日67グラムを取ると血液検査の結果が良くなった。
・高温加熱した商品は食べない。AGEの値が高くなるため、前もって続けするとAGEが半減する。
※ AG E (終末糖化産物)は、血液中にブドウ糖が多い。血糖値が高いことで生成する。有害物質。体内に多くできると炎症を起こし、その組織をボロボロにする -
Posted by ブクログ
ネタバレ健康情報は嘘だらけ→何かを食べればOKというものはない
①低脂肪は体にいい ✖
太る原因は脂肪ではなく糖質 肉を食べたほうが長生きする
②薄口しょうゆなら塩分控えめ ✖
薄口は約2.9グラム、濃口は約2.6グラム
イメージに惑わされない
③チョコレートやナッツはニキビの原因 ✖
ニキビの原因=糖質 カカオ75%以上のチョコは〇
④漢方薬や天然由来の成分は安全だ ✖
ウコンをとったことで逆に肝臓を悪くした事例も
⑤「ダイエットすると筋肉が落ちる」 ✖
体重が減ると筋肉が落ちるというのがあり得ない
現代人にとってバランスのいい食事
1.炭水化物は減らす 2.脂質はもっととる 3.タンパ -
Posted by ブクログ
タイトルそのまんま。
医者である著者がお勧めである食事方法を教えてくれるという本。
こういう系統の本は、自分が科学的知識がないので、
著者の主張が正しいのか、正しくないのかを
判断することが非常に難しい。。
特に、この著者のようにちょっと過激な主張を
自信満々で言い切ってしまうような
パターンの本であれば、なおさらである。
なので、読んでみて合う/合わないは
どうしてもあるように思う。
自分に合うようであれば、著者のことを崇拝したらよいし、
合わないなら合う人を見つけたらよいと思う。
やせるため(健康的な生活を送るため)には、
カロリーよりも血糖値というのは、
一定の納得感が個人的にはあり -
Posted by ブクログ
かなり上から目線の口調が気に入らなかったが、医師という自身の経験や、医学的エビデンスに基づいた話は納得感があるものも割とあった。
最近プレジデントオンラインにプロテインの摂取がなぜ死を早めるのか。という記事があり、論調が似てると思ったら本著者で、調べると何かと話題な人なんだなと思った笑
ズバズバこれは良い、これはダメと言う極論に近い物言いに、やっぱりそうなんだとか、いつものあれを置き換えよう、追加してみようとか、本を読み終えて自分の中で考え方が変わっている部分もある。
上述のプロテインや、農薬、発がん性物質云々だけではないが、こういうことを言う医師がいること、知れたことは有意義だったと感じ