福田和也のレビュー一覧

  • あの戦争になぜ負けたのか

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    日本がなぜアメリカとの戦争に踏み切り、そして負けたのかという点について、近代史に造詣の深い6名の方が対談形式で述べる本。「なぜ負けたのか」よりも「なぜ国力に圧倒的な差があったアメリカとの戦争に踏み切ったのか」という点に関する部分には、ちょっときな臭い雰囲気になりつつある今日、考え直す意味は深いと感じます。
    対米戦争に限らずほとんどの戦争が「自衛・自存」を大義名分に始められ、ブレーキをかけるはずのメディアも政権や大衆に迎合していく流れであった事などは同じ過ちを繰り返さないためにも知っておくべき事実であると思います。
    なぜヒトラーのドイツと同盟を結んだのか、海軍・陸軍エリートはなぜ判断を誤って開戦

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    2016年03月03日
  • [改訂版] ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法

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    再読です。

    ひと月百冊読、すごい!
    中身は、速読方法というより、
    いかに本によって要点を見つけ出して
    内容を把握するか、というもの。

    目的意識のハッキリした読書を行う人にはいいんだど思う。

    単純に、小説100冊読みたい!
    とかだと、ちょっと参考になりませんでした。

    意外と時間管理術も書かれていませんでした。

    著者のこと「尊敬してます!」
    どんな方法なのか知りたいです!
    って人にはオススメ。
    (そんな人はオススメされなくても読んでいるでしょう)

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    2015年11月10日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    戦争の裏にあったエリートたちの多様な思惑や昭和天皇の孤独さ、特攻兵の上官たちの無責任さなどを知ることができ、新たな視点を得られた。

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    2015年01月24日
  • 羊頭狗肉 のんだくれ時評65選

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    シリーズ6作目。相変わらずの薀蓄合戦が面白い。
    ただし、明らかな記憶違いがあるので、編集の段階でもう少し手直しをしてほしい。

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    2014年10月13日
  • [改訂版] ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法

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    読む。書く。考える。行動のすべては自分を知るためのもの。

    書くための認識
    ①文章の構造
    ②何を書くか。書くためには何が必要で、自分には何が欠けているのか。

    好きな文章をノートに書き写して研究するのはいいな。

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    2014年09月08日
  • [改訂版] ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法

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    『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』
    福田和也

     まず、読む前にそのポイント、つまり自分は何のためにこの本を読むのか、ということを明確にしておかなければなりません。(p27)

     物語にしろ、着眼点は必要だろう。

     メモ帳に、下を折ったところを書き写し、コメントをメモする。
     この、書き写すというのが、とても大事なことです。(p56)

     大事な所は本の端を折り、さらに手書きで書き写しコメントする。この手書きが大切だという。だが、PCの方がいかんせん早い。どうしたものか。手書きとPC打ち込みについて考えたい。

     なんとなく面白く、なんとなく興味深い。でも終わればそれが何だったのか覚えて

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    2014年08月17日
  • 昭和天皇 第五部 日米交渉と開戦

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    いよいよ開戦に向かっていくのだが、昭和天皇の視点では書かれていない。とても中途半端な「5巻」となっている。

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    2014年06月22日
  • 悪女の美食術

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    ザッツスノビッシュ!
    でもこの著者が書くとぜんぜん嫌味がなくて、かといって滑稽味があるわけでもなく、うまく料理された本であると思う。
    こういう食生活ができるようになったらいいなあ。

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    2014年04月08日
  • [改訂版] ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法

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    本を読むにせよ、何か書くにせよ、事前にその目的を明確にすることが大事。
    本の理解には、やっぱり抜き書きがいいんだなあと。
    そのほかにも実践的ヒントがたくさん。

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    2014年03月10日
  • [改訂版] ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法

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    うーん... 悪くはないがハッとするようなところもない。何よりタイトルに示されている「大量」に対応する方法自体はよくわからない。改行が多すぎるくらい多いので、それが秘訣なのかと思うくらい。

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    2014年03月01日
  • 岐路に立つ君へ(小学館文庫)

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    評論家の福田和也が、亡くなった友人の息子の「N君」に向けて書いた8通の手紙というスタイルの本で、若い人に向けて「仕事」や「世間」、「人生」についての著者のメッセージが示されています。

    あるときは、就職で苦しむN君に「いかに生きるか」が人生で一番大事なことだと語り、またあるときは、「世間」が自分を容れる場所は非常に狭いということを知ることは大切だと諭します。仕事を通して社会と渡り合うタフさを身に着け成長していくプロセスに応じた励ましの言葉が並んでいます。

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    2014年02月05日
  • 魂の昭和史

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    保守派の論客である福田和也が、若い人に向けて昭和史を分かりやすく語った本です。

    日本が戦争へと突き進んだ時代を、理解できない狂気に支配された時代と見るのではなく、当時の人びとが時代の状況の中で一生懸命生きてきたことに「共感」を寄せることが、歴史を学ぶ上でもっとも大切なことだという考えに基づいて書かれています。

    ただ、明治以降、世界という舞台で戦ってきた日本人への「共感」と、戦後民主主義を築いた人びとへの「共感」が、容易には折り合いをつけられないことがきちんと語られていない点が、少し残念な気がします。そうしたことも含めて日本の歴史を考えてほしいというのが著者のスタンスなのですが、戦後の繁栄を

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    2014年03月09日
  • 人間の器量

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    日本の近現代の中から、器の大きな人物を30人取り上げ、その人間像を紹介しています。

    「器量が大きい」というのは、いわゆる「人格が高潔である」ということとは違います。たとえば伊藤博文という人物について、若い頃に塙保己一の跡取りの忠宝を暗殺したことがあり、多くの女性と関係を持っていたなどのエピソードが紹介されています。それでも、そうした側面をすべて含めて、伊東博文という人物には人間的な「器量の大きさ」があったと、著者は言います。

    岸信介や田中角栄といった戦後の人物に関しては、とりわけその問題点も見えやすいのですが、それにもかかわらず、彼らの器量の大きさをまずは認めようというのが著者のスタンスで

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    2014年02月05日
  • 人間の器量

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    歴史上の人物の持つ「器量」を紹介しながら、現代日本人に欠ける器量を説く。
    命が”軽く”なった現代。命を預けられる、と思わせるほどの器を持った人物が必要だった時代の先達から、学べることは多い。という部分で勉強になった。が、あまりにも著者の個人的”器量感”が出過ぎている感…。まぁ新書なんてそういうものか。ありがとう。

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    2013年12月16日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    ネタバレ

    昭和史を語る際にいつも示唆を受ける半藤、保阪に右よりの中西が加わり、どのような討議になるのか興味深いところでした。昭和の大戦という際に、日米戦争を分けて、中国に対しては明らかに侵略戦争であったという半藤、保阪に対して中西は何となく曖昧な姿勢であると思いました。それだけに日本が反乱もなく、一致して闘っていけたのは米英に対して自衛=興国存亡の危機にあるという意識が強かったからだという一致した考えもなるほどと思いました。このタイトルではなく、「なぜ負けることが分っている戦争をしたのか」という観点から、日本の指導層に対する厳しい批判は今の私たちの姿勢(政治だけでなく、企業においてさえ)に反省させられる

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    2013年08月21日
  • 人間の器量

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    西郷隆盛
    大久保利通
    明治天皇ー痛いと言わなかった
    横井小楠(しょうなん)
    原敬
    松永安左衛門
    山本周五郎◎
    酒井雄哉
    高橋是清
    宮本常一「忘れさられた日本人」
    今村均
    徳永蘇峰

    面白そうな人たち

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    2013年05月14日
  • 「贅」の研究

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    いろいろな筆致で書かれた、東京の隠れた名店の紹介
    その殆どが高級な店なのですが、いつかは行ってみようという気を抱かせてくれます

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    2013年03月13日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    いかにあの戦争が非合理的な意思決定の積み重ねとして開戦され、続けられたかが綴られている。「あの方がそこまで言われるのなら、勝ち目はないけれど、一緒にやってみよう」という精神論。今に至っても尚、似たような論調を耳にするのは気のせいだろうか。印象に残ったのはアーリア民族至上主義のヒトラーが何故日本と組んだのか。そして特攻、玉砕、零戦、戦艦大和に関するくだり。今後のためにももっと意思決定における説明責任を追求すべきだと思う。それに事後のaccountabilityも欠かせない。

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    2013年02月02日
  • 人間の器量

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    自分の器を育てなければならない。
    もうちょっと具体的に話してくれれば、と。
    例の中から感じれ戦法が見て取れる。

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    2015年07月14日
  • 人間の器量

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    気にかける人、心を配る人の数の多寡がその人の器量なのだ。と、目から鱗でした。僕なんかなんて器量が小さいことか!結局自分のことしか考えていないんですよね。恥ずかしいかぎりです。ただ、器量を大きくする五つのたいさくは如何なものか。
    ①修行する。剣道と座禅。若しくはスポーツ。頑張りましょう。鍛錬しないとね。②山っ気。先天的なものは如何なものか。お前はダメだって言われてるようなものでしょ。③ゆっくり進む。仰る通り。④何も持たない。う…持ち過ぎかも。⑤身を捧げる。う…これも難しいなぁ。やっぱり器量の大きな人って今の時代にはいないよね。明治以後、年代とともに人の器量が小さくなっているのは、年代とともに豊か

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    2012年10月07日