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Posted by ブクログ
要約
▽筆者の主張
–人を測る物差しが乏しくなっている世間
–複眼で見なければ分からないのが人間なのに
–でも器は大きくできるモノだから学ぼう
▽器量とは何か?
–人の微妙さを測る為に古の人が生み出した言葉
–全てを包み込む風呂敷のような言葉
–厳しい体験から己の良し悪しを探し続けるモノ
▽どのように器量を問うか?
–人を見る事は自分の器を測る事。即ち人を見る事
–仕事の経験。小さい仕事は小さい人間を作る
–仕事の捉え方。世間の専門化が進めば小粒になる
本編では、
▽why?戦後なぜ日本人は小粒になったのか
▽what?戦前先達の器量に学ぶ
▽how?器量を大きくする五つの道
という事が様々な歴史上の人物を例に書かれています。自分ならどうするか?と考えながら読み進められる。
器量を大きくする五つの道を私なりの再解釈をするのであれば以下の通り。
–修行をする→逆境を見据え備える
–山っ気を持つ→楽観的にとりあえずやってみる
–ゆっくり進む→孤独に耐える
–何ももたない→自分の頭で考える
–身を捧げる→志高く
Posted by ブクログ
本の紹介にあるが、戦後、日本人は勉強のできる人、平和を愛する人は育てようとしてきたが、人格を陶治し、心魂を鍛える事を怠ってきた。
なぜ日本人はかくも小粒になったのか――。
その理由と本質に迫ることこそが、日本人が忘れたものを再認識させ、人生を豊かにしてくれるのである。
ということで、内容であるが、
序章 器量を問う事
人物観の平板さは、自らを縛りかねない
人を見る事は、自分の器を図る事
器は何歳になっても大きくできる
第1章 なぜ日本人はかくも小粒になったのか
戦後、わが国は人物を育てようとしてきたか
戦死に対する覚悟がいらなくなった
貧困と病苦に対する怯えがなくなった
第2章 先達の器量に学ぶ
西郷隆盛の無私
横井小楠の豹変
伊藤博文の周到
原敬の反骨
松永安左衛門の強欲
山本周五郎の背水
田中角栄の人知
第3章 器量を大きくする五つの道
1.修行をする
2.山っ気をもつ
3.ゆっくり進む
4.何ももたない
5.身をささげる
終章 今の時代、なぜ器量が必要なのか
著者の感覚(予断と偏見?)で器量のことが書かれています。選ばれた人物描写もその延長線で。
でも、人の見方はそれでいいのであって、それでこそ愉快な人生が過ごせるのであります。
こんな引用もありました
大物だといはれる人は純粋ではない。
純粋な人は粒が小さくて、大きな舞台には立たされぬ
森 銑三
Posted by ブクログ
器量とは辞書(といってもgoo辞書ですが)によると
1ある事をするのにふさわしい能力や人徳。「指導者としての―に乏しい」
2その人の才徳に対して世間が与える評価。面目。多く、男性についていう。「―を上げる」
3顔だち。容貌(ようぼう)。多く、女性についていう。「―のよい娘」
4もののじょうず。名人。
とのこと。私なんかは、どうしても項番3のことが最初に思い浮かぶのですが(笑)、本書は項番1ないし2についてですね。男です。
著者が本書で述べていた「結局、気にかける人、心を配る人の量が、その人の器量なのだと思います。自分のことしか考えられない人は、いくら権力があり、富があっても器にはないに等しい。」にすべてが集約されるかと。
今の日本、震災や原発事故でバタバタしていますが、器量のある政治家や企業トップはいないと感じざるを得ませんね。
本書は福田さんから見て、器量のある人とその器量について語ったもの。
とても足元に及ばない人ばかりですが、将来の日本を、世界をつなげていくために私たちは何をできるか?どういう人でありたいか?を考えるヒントになった一冊。
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