福田和也のレビュー一覧

  • あの戦争になぜ負けたのか

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    今現在の現状を理解するのに先の大戦ってとても重要だと思う。例えば、開戦の理由は石油をアメリカに止められたのが直接の要因で、エネルギーに関しては当時とあんまり変わっていない。負けた要因をきちんと分析、理解ることもこれまたとても重要。さっきバラカンさんのラジオで戦争は二度と起こしてはならない、みたいなこといってたけど、起こしてはならないからこそ、きちんと抑止力としての武力は必要だし、憲法もちゃんと改正しないといけない。戦争ダメの理想論だけで思考停止に陥るってのは、先の大戦の理解が足りないからなんだよね。

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    2013年03月10日
  • ―教養としての歴史―日本の近代(上)

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    江戸時代もざっと俯瞰しながら、明治維新を経て第一次大戦まで。近代化が一気に推し進められた後、戦争に明け暮れながらだんだん混迷を極めていく様子が、読みやすくキレイにまとめられている良書。近代史をサラッと眺めるのに適した作品だと思いました。

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    2013年02月25日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    軍部にコミンテルンが入っていたようだとか、受勲スコアの考え方とか、草鹿龍之介が剣道的な戦略概念を持っていたとか、開戦直前の顛末とか、知らなかったことが書かれていて興味深い。

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    2013年01月03日
  • 人間の器量

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    改めて自分の人間力向上の必要性を決意させられる書。以前の日本人の持っていた器の大きさ、規模と時間軸、スケールの大きさを問われる。

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    2012年07月07日
  • 昭和天皇 第三部 金融恐慌と血盟団事件

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    ネタバレ

    現在文芸春秋連載中の大河小説の3巻目。「彼の人」昭和天皇は父大正天皇の死去とともに即位した。年齢わずか25歳。 その数年前欧州を歴訪した若き天皇は「奥」の改革をしたり、新聞を広く読み世情を知ろうとした。
     しかし1年も経たないうちから金融恐慌や中国との武力衝突、張作霖暗殺事件と難問が積み重なる。当時の首相田中義一に不信感を抱いていた「彼の人」は張作霖事件の軍部の関与を隠し通そうとした首相に「辞任」を促す。
     伝家の宝刀の効き目はすさまじく、逆に天皇はこののち「政治」に関与することに躊躇するようになる。
    こののち3月事件、10月事件、さらに血盟団事件と世情を揺るがす事件が相次ぐ中、世継たる男児の

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    2012年04月04日
  • 悪女の美食術

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    高くても美味しいもの、自分ではあまり行かないところに興味を持たせてくれる一冊。
    女性の一人ディナーに対する批評、一人ディナー時の本選びに対してのセンスの有無など、にやりとするところ多数。
    いつか行きたいお店。
    中国紹興の「威亭酒天(かんきょうしゅてん)」、香港の「天香ろう」

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    2012年03月18日
  • 昭和天皇 第三部 金融恐慌と血盟団事件

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    昭和天皇が即位されたのは20代。あまりに若い。

    激動といわれる昭和初期。ご苦労されたことだろう。

    今、女系のことが話題になっているけど、昭和もあった。
    今とは少し事情は違うけど。

    4人続けて内親王。養子、側室などの話が。

    知らんかった。

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    2012年03月02日
  • 人間の器量

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    著者の得意分野、実は徹頭徹尾エシカルと言っていいような価値の切削。特に近代史に至って筆は冴えている。最後に今村均大将が来て、ケリがつけてある。

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    2012年02月22日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    英国情報部へのスパイ浸透とゾルゲ事件を引き合いに、軍部にもソ連のスパイがいた、そして日本の方向性を誤らせたのではないかという示唆は興味深かった。

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    2011年12月03日
  • 魂の昭和史

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    第一次世界大戦の頃から実は世界は変わっていたのだね(高校の日本史でやったような気もするけど、忘れた)、というのが認識できた。日本の政治は何も決められなく、前例主義だらけでグランドデザインなど描けない、と常々思っていたことは、実は結構昔からそうだったのだ、というのがよくわかった。調整する力、何とかする力は持っているものの、じゃあ、どこへ行くの?は決められない。そこはやっぱり日本人の特性なのだね。ただし、だからこそ現在のような豊かな国になりえたのかもしれないけど、とも思う。グランドデザインを大きく間違えて進むととんでもない結果になってしまう恐れもあるし。でも、ある程度でも覆すことができればいいな。

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    2011年07月06日
  • 昭和天皇 第二部 英国王室と関東大震災

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    本の半分は欧州外遊に割かれる。このときが人生の「花」だと昭和天皇は語ったそうです。半年も外遊されたんですねー。知らなんだ。その後は原敬暗殺、関東大震災、大正天皇崩御などなど波乱に満ちた人生となっていきます。

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    2011年06月20日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「対米戦争の目的は何だったのか」、「陸軍エリートはどこで問違えた」等、戦後六十余年、「あの戦争」に改めて向き合った六人の論客が、参戦から敗戦までの疑問を徹底的に掘り下げる。
    「文藝春秋」読者賞受賞。

    [ 目次 ]
    第1部 座談会・あの戦争になぜ負けたのか(対米戦争の目的は何だったのか;ヒトラーとの同盟は昭和史の謎;開明派・海軍が持つ致命的欠点;陸軍エリートはどこで間違えた ほか)
    第2部 あの戦争に思うこと(空しかった首脳会議;八月九日の最高戦争指導会議;私の太平洋戦争観;果たされなかった死者との約束 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ

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    2011年04月17日
  • 人間の器量

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    器量とは辞書(といってもgoo辞書ですが)によると
    1ある事をするのにふさわしい能力や人徳。「指導者としての―に乏しい」
    2その人の才徳に対して世間が与える評価。面目。多く、男性についていう。「―を上げる」
    3顔だち。容貌(ようぼう)。多く、女性についていう。「―のよい娘」
    4もののじょうず。名人。
    とのこと。私なんかは、どうしても項番3のことが最初に思い浮かぶのですが(笑)、本書は項番1ないし2についてですね。男です。
    著者が本書で述べていた「結局、気にかける人、心を配る人の量が、その人の器量なのだと思います。自分のことしか考えられない人は、いくら権力があり、富があっても器にはないに等しい。

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    2011年04月09日
  • 魂の昭和史

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    江戸時代の末期から平成にかけての日本の時代の流れが、わかりやすい言葉で書かれ良く分かった。
    こうした大きな流れをを知った上で、これからを生きていく事が先のわからない現代では必要だと思った。

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    2011年03月29日
  • 魂の昭和史

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    北方領土はアメリカがサンフランシスコ講和条約のときに日本のものかソビエトのものかはっきりさせなかったということを初めて知った。

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    2010年11月07日
  • ―教養としての歴史―日本の近代(下)

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    高校の日本史の授業を受けている時に読みたかった。
    歴史の事実としてしか知ろうとしなかった日本史を、この本で読んでいくと、今更ながら背景はこうだったのかと納得した。

    あとがきの「自分らしさ」への言及が、最も響いた。

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    2010年10月18日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    NHKで昨年放映された、首脳部ぐだぐだ座談会を思い出しながら読んだ。
    戦争をするも続けるも、雰囲気と気遣いと押しの強い弱いによって決まったようだ。
    遺伝子に組み込まれた国民性なのか、空気が決める傾向は、今も変わっていない気がする。
    我らは猿以下か。

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    2010年10月03日
  • 人間の器量

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    過去の偉人たちや時代背景を例にして、現代人の「人間力」の無さを訴えている。

    やたらと宗教的だったり、時代錯誤じゃないかと思う記述も多々あるんだけども、膨大な言葉の山の中から、今の自分のフィーリングに合ったエピソードなりセンテンスなりを拾い上げることができるなら、なかなかの良書だと思う。

    少くとも、僕はちょっと元気になった。

    ゆっくり進もう。

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    2010年08月08日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    あの戦争になぜ負けたのか ものすごく疲れる。なにも歴史から学んでないし。歴史の授業で取り上げるべきだ。

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    2010年02月14日
  • 人間の器量

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    女性があまりでていないのが、残念だったが、おもしろかった。
    昔の人は言葉を変えれば、やりたい放題やっていたんだな、と思った。
    「何ももたない」「身を捧げる」
    頑張ります。

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    2010年02月09日