清武英利のレビュー一覧

  • どんがら トヨタエンジニアの反骨

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    車に全く興味がなく、スポーツカー「86」「スープラ」も全く知らない私が読んでも胸が熱くなるノンフィクション仕立て小説(読後にネットで写真確認したが流石に「86」も「スープラ」もカッコイイ)。というのが半分で、意外に世界のトヨタも普通の大企業にありがちな官僚的会社であることがわかって少しホッとした。スケールが大きいだけあって、特異な人材も豊富で、異能を活かす素地があるところは流石ではある。週刊現代連載だそうだが、会社員であれば共感できるところ多数で、処世のヒントが色々見つかる。

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    2023年06月30日
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨

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    多田哲哉
     三菱自動車でラリー部門に行けず退社、ベンチャー企業からトヨタへ。
     早く安く 二代目ラウム、パッソ、ラクティス、ウイッシュ担当
    2007年1月 スポーツカー担当へ
     チーフエンジニア=部長、主査=次長、主幹=課長、主任=係長
     チーフエンジニアの仕事の9割は辛抱すること 主査は製品の社長 2019年21人
     佐々木良典 父親が初代レクサス企画から副社長

    スバル=すたれた市役所 トヨタ=高度な町工場
     賚(たもう)主査 金沢市立工業高校から富士重工へ~群馬大学工業短大(夜間
     スポ―ツカ―は四駆に限る

    ナスカーでのヒアリング →手軽に買えるスポーツカー
     自分でカスタマイズ ライ

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    2023年06月12日
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨

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    「下町ロケット」的テイストの話ではあるけど、ノンフィクションだし、何と言ってもスバルとの共同開発である86(ハチロク)という実車開発の裏話なので、とても楽しく読めました。。というか86が欲しくなります(^^)。BMWとの共同開発なスープラの逸話も語られ、こっちはもっと欲しいけど、価格的にちょっと手が届かない感。

    印象に残ったのは、センスを身に着けるには「家庭画報」を読め、というところと、あと、CV、1A、号口、といったトヨタ用語に関する説明は、以前、同社との仕事をしていた時にリアルで体験したので、そうだったなあ~と。

    どこの会社にも尖った人や情熱のある人はいて、そういう社員をどう活かすか、

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    2023年05月27日
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨

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    たくさんのエンジニアが出てくる。そのトヨタの優秀な人材の勢いに後押しされる様に、グイグイ引き込まれてしまう。これからは、同様の働き方はできないが、違うタイプのエンジニアが突進することを期待して本を置いた。

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    2023年04月06日
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨

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    トヨタ自動車の名誉会長である豊田章一郎氏が亡くなった。同社の社長交代人事も発表された。一つの時代が終わったのだと感じる。この先どうなっていくのかとても気になる。

    本書の著者は清武英利氏。読売巨人軍の元球団代表だ。自分は知らなかったが、現在ノンフィクション作家として活躍されている。

    本書は86(ZN6)とスープラ(A90)の開発秘話である。環境保護が叫ばれる現代において最後になるかもしれない純エンジン車のスポーツカーの開発を、あるチーフエンジニアを主人公にした物語風に書かれている。

    出てくる会社もトヨタだけでなく、スバル、マツダ、BMWと多く、それぞれの車づくりに対する思いを感じられた。

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    2023年02月27日
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨

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    夢ややりがいが詰まった「どんがら」出世や名誉のためじゃなく、自ら目指すもののために。
    なにかを生み出そうとする熱い気持ちや真剣なぶつかり合い、どこか欠けてしまっているものなのかもしれないなーと。季節の変わり目の今、いい本でした。

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    2023年02月26日
  • しんがり 山一證券最後の12人

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    経済小説としても読みごたえがあった。その後、粉飾決算で世間を騒がせた多数の企業と同様で、組織がだめになる時って、ある意味共通点があると思う。

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    2023年01月26日
  • プライベートバンカー 完結版 節税攻防都市

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    野村證券からSMBC、そしてシンガポールのプライベートバンクへと転職した主人公を追いながら、日本人富裕層の資産運用に関して実話も交えたストーリーが展開される。

    プライベートバンクは顧客の資産運用を行い、資産総額に対して一定の手数料を取るビジネスモデルのため、一般的な証券営業マンとはインセンティブが異なる設計。

    また今ではかなりの規制が入ったと思われるが、シンガポールのタックスヘイブンとしての機能性は高く、キャピタルゲイン課税や相続税がないか極小であり、またケイマン諸島などを活用した法人税回避のスキームに関しても、エージェントが多数おり、まさに打ってつけの場所であった。

    一方で、そうした資

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    2022年10月12日
  • 奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢

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    一時期Sonyが混迷していた理由がよく分かった。やはり他社と差別化するための人材、技術、そして組織風土を大切にしないといけないということか。
    組織に縛られず自力をつけていく必要性を強く感じさせられる一冊。

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    2022年06月04日
  • 石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

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    先にドラマ版の石つぶてを見てしまったせいか、読み進めるワクワク感が無かったが、これを見てドラマ版はよくできているなとおもったし、ノンフィクションの本書を下書きに、映像化する際に、人間関係や登場人物の性格、伏線の張り方を少し変えてドラマチックに演出していることが分かって面白かった。

    また、松尾氏の汚職事件簿でもある一方で、刑事の戦いも物語であり、型破りな刑事が多く登場するが、今は管理社会でその存在は許されず、同時に検挙数も下がっているという。日本社会に様々な問題があるが、警察内部においてすら、ある種の息苦しさというのが存在するのだなと改めて思った。

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    2022年05月22日
  • 石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

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    他の方の書評にもあったが、淡々と実名で語るノンフィクションは読み応えがあった。

    だけど、完全勝利は難しく役得で逃げ切った大物たちが多いことが読み取れる。そこに警察官達の忸怩たる思いややるせなさも正直に書かれていると思う。

    機密費という名のもとに、好き放題に使っている官僚や政治家に怒りを覚えるも、一般大衆にはどうすることもできない。その闇に挑んだ二課の刑事たちの物語。

    タイトルである石つぶてとは?・・・
    巻末での『廉吏』な警察官に対して敬意を払いたいと素直に思いました。

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    2022年02月15日
  • 後列のひと 無名人の戦後史

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    最前列ではない人々に焦点があてられているところが、好感を持てた。
    戦時下のパイロット、ベトナムでの戦争孤児の人物も懸命に生き、誰からも慕われていることがよく分かる。
    中でも、山一證券の面々は、損と分かっていても残り最期を見届けた人たちだ。自分がその立場だとしても、きっと同じことができない。本当に頭が下がる思いだ。

    他にも東電社員の話、巻末の土地鑑定士の話も丁寧に書いてあり、自分たちの置かれた状況で勤め上げる矜持を感じた。

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    2022年01月14日
  • 石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

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    ドラマを配信で観てから読んだ。2課といえば振り込め詐欺を想起するけど、こう言う現場もあるんだな、と。公金の使い込みは腹立つけど、機密費の必要性は少しは認めるが、こんなことがあるとまだまだ闇は続いているんだろうと思うなぁ

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    2021年12月29日
  • しんがり 山一證券最後の12人

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    20年以上前の山一証券自主廃業を締め括ったギョウカンを描いた渾身の作品。登場人物にも、描いた作者にも、心から敬意を評したい。まさに渾身という言葉がピッタリだと思った。本当に色んな意味で、この時代に読んでも変わらない何か突き動かすものを感じた。

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    2021年10月11日
  • 後列のひと 無名人の戦後史

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    登場人物達の生きた時代、大変な時代だった。1938年生まれの小生は彼らと時間軸がやや重なるところがある。特に森下氏のけちの話もうひとつ別の本で二人でタクシーに乗った時目的地直前に用があると言って下車した後目的地に歩いて行った逸話を思い出した、タクシー代を相手払いにさせた話を思い出した。

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    2021年10月04日
  • 後列のひと 無名人の戦後史

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     無名人の戦後史という副題が内容を表している。6章18話だが、各話がすべて独立というわけではなく、関連している話もある。また、後列はいえ、最前列ではないだけで前の方の列と言えるとい思う。
     それだけに各々に話になるだけの人生があって、物語になっているのだ。そして、いずれもが一生懸命に生きていることがよく分かる。
     こんなに必死なのにこれしか報われないのかと読むか、苦労を超えて一生懸命働くことが立派だと感じるか、読者によって感じるところは様々であろう。
     人生いろいろではあり、自分の周囲だけではわからない世界を知ることは意味がある。いろいろな人がいるのは面白いというか価値の大きさを改めて感じた。

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    2021年09月21日
  • 石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

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    「しんがり」が良かったので、こちらも手に取る。

    期待に違わず面白く一気読みでした。事件そのものは、私の中では山一の方が衝撃的で、こちらも同じ外務省で、この後に世間を騒がした、佐藤優・鈴木宗男の一連の事件の方が印象に残っている。

    本書もノンフィクションではあるが、出来のいい映画を見ている様に一気に話が展開していきます。捜査をする刑事がホント濃い人ばかりで、こんな組織の中では、自分は絶対に生き抜けないとつくづく思いました。

    摘発された松尾も、最後は外務省を守ったのか。捜査では明らかにできなかったそこを、作者が突っ込めたら凄い傑作になってると思う。

    この人の作品はもう少し読んでみたい。

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    2021年09月05日
  • トッカイ 不良債権特別回収部

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    バブルの後始末に奔走する男たちを描いたノンフィクション。

    乱脈融資に走った住専会社。それを裏で後押しした銀行。莫大な不動産融資により膨れ上がった不動産業者。
    バブルの熱狂で異常な日本の後始末をするために作られた整理回収機構のおはなし。

    冒頭から悪徳債務者の実情、手口が描かれていて、トッカイ側の人間との対比で非常に読みやい。当時の男たちの苦労を十分に理解できた。しかも出てくる人間はほぼ実名。
    普通のサラリーマンとして入った会社がバブルの影響で破綻し、なんの因果か債権回収を行う羽目になった男たちの苦労。時にはヤクザともやり合い、命の危険も感じながら仕事をするなんて。同じ金融機関としてもなかなか

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    2021年04月04日
  • トッカイ 不良債権特別回収部

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    バブル時代の象徴のような出来事でした。土地神話が生んだ事件というか欲望というか。
    今は株がバブル状態ですかね。いつまでたっても懲りない人が多いこと。

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    2021年04月04日
  • トッカイ 不良債権特別回収部

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    戦後バブルの負の遺産(不良債権)を追い続けた追い続けた男たちと、追われ続けた怪商たちの闘い。中坊という強力な個性のトップに率いられた組織は徐々に回収に執念を燃やす集団に変化し、回収という狩りに魅せられたものはより、仕事に没入、回収の最大化に向け、手法も先鋭化させてゆく。一方で世間からは遠い記憶となり、人々は忘れてゆく

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    2021年02月07日