清武英利のレビュー一覧

  • どんがら トヨタエンジニアの反骨

    どんがら

    メーカーで製品企画/開発を担当しています。
    業界は違いますが、“ものづくり”に携わる方達には共感できる事が多いのでは無いでしょうか。
    若手エンジニアに勧めたい一冊です。
    因みにスープラ納車待ちの86 乗りです。
  • サラリーマン球団社長
    広島カープと阪神タイガースの球団社長の物語
    改革を進めようとする主人公たちとそれに反対、抵抗する球団やオーナーの話が載っている。
    サラリーマンとして生きる男性にも読んで頂きたい内容。
  • 後列のひと 無名人の戦後史
    最前列ではない日の当たらない、市井の人々の人間模様を描いた傑作。

    目立たぬ後列で組織や社会を支える人たち。実はそんな人の方が多いことを中気づく年齢にいつの間になっていた。もちろん自分も含め。

    本書は「文藝春秋」に連載されたもの。筆者の十八番のサラリーマンもので多くはバブル崩壊が出てくる。

    それ...続きを読む
  • サラリーマン球団社長
    たまに読むスポーツビジネス系。
    同僚に教えてもらった、あの巨人の清武さんの本。
    本人のごたごたの件かと思いきや、タイガースとカープの球団経営者のノンフィクション。元々記者さんだったのね。

    星野さんの高血圧は有名かもだけど、同じくここに出てくる3人(清武さん本人)も含め、高血圧。勝負の世界は厳しいと...続きを読む
  • サラリーマン球団社長
     元巨人GM清武英利のノンフィクション。阪神の球団社長と広島カープのオーナーの右腕常務の物語。
    球界の盟主 読売巨人軍のGMであった作者も、時々交差するところがあるが、出来るだけ抑え、引いた視点で描かれている。
     名著『スカウト』カープ木庭さんとタイガースの河西俊雄のノンフィクションを読んでいたので...続きを読む
  • サラリーマン球団社長
    あの清武氏だからこそ書けた!低迷する阪神、広島の改革に奮闘するサラリーマンのフロントを描いた、プロ野球の内情に詳しい筆者ならではの傑作。

    巨人の球団代表兼編成本部長を務めた筆者。ナベツネの逆鱗に触れ、読売を追われ今はノンフィクション作家。長いサラリーマン生活で培った独自の視点が素晴らしい作家。そん...続きを読む
  • サラリーマン球団社長

    スポーツではなくビジネス

    野球好きなので読みましたが、これはビジネス書です。
    それも現状を打破する外様の実践書です。
    その意味では多くの方に読んで頂きたいです。
  • サラリーマン球団社長
    かなり読み応えがあり一気に読むことができた。阪神と広島の内部の構造の違いがかなり明確に語られており特にどっちのファンでもないが面白かった。特に阪神って想像してたより酷い体質なんやと思ったし、今でもこうなんやろうなって感じる。
    あとは2人のフロントマンとしての経験の話が面白かったけど、野崎さんはこんな...続きを読む
  • 石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの
    外務省ノンキャリアによる海外外遊に伴う機密費の横領(詐欺)を巡る警視庁2課の奮闘を描いたノンフィクション。
    地味で地道な捜査、霞が関を守ろうとする官邸・外務省・警察内部など腐った官僚組織の数々。
    それを乗り越え立件していく刑事たちの仕事。
    そして成し遂げた結果がこれだよ!という最悪のオチ。
    読み応え...続きを読む
  • 奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢
    世界のSONYと呼ばれた超一流企業のリストラの実態。えげつない内容が冷静に綴られる文章の行間に、人々の夢と希望への熱いを感じる。
  • アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録
    やや読みづらかったですが、内容に引き込まれてからは一気に最後まで読めました。

    心疾患を持つ娘の命を救うために、町工場を経営する夫婦が人工心臓を作ろうと取り組むノンフィクション。

    娘のために全力を尽くす場面と、経営者としての判断を迫られる場面と。
    目指す未来と、自分たちも生きていかないといけない現...続きを読む
  • 奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢
    2006-2015年頃、ソニーのリストラ部屋に押し込められた人々のルポルタージュ。

    現場を知らないエリート達が小手先の数字作りに勤しむ姿と、それによって踏み躙られる尖ったエンジニア達のプライド。

    ソニーの株価を見る限り、このリストラ連発の頃が企業として最も苦しく、それが終わった2018年頃から復...続きを読む
  • サラリーマン球団社長
    球団社長という野球ファンから見ればあまりよくない印象を持つ役割、その中から阪神と広島に注目してどのように球団改革を推し進めたのかという一冊
    低迷期が長かった両球団が優勝を掴むまでのもがき苦しみ、更にはそれでも達成できなかった事に対する無念さも
    組織を変えるリーダー論が学べます
  • しんがり 山一證券最後の12人
    世間を揺るがせた事実が基になっているだけあり読みごたえがあった。粉飾の場合は殆どがなるべくしてなった事象であり当事者に同情の余地はないが、会社の最期を見届け締め括るしんがり達には男気のようなものを感じる。もし自分の会社がこのようになった時に、終身雇用のサラリーマンの運命と割り切るには自分の心が追いつ...続きを読む
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨
    世の中には、暖かな日の当たる場所もある。
    どのように苦しい過程を経てであれ、最終的に、そう受け止められる職業生活を送ることができるというのは、素晴らしい星の下に生まれ、生きてこれた、ということだと思う。
    清武さんの筆力もあるのだろうが、羨ましい、というだけのこと。

    印象的なフレーズは以下。

    ー俺...続きを読む
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨
    自動車業界で、販売台数世界No.1、つまり、大衆向けの車を作っているトヨタで、
    「売れない」「儲からない」と言われながらも、若者の車離れを食い止めるために、採算性を超えて再挑戦したプロジェクト=スポーツカー「86」やスープラの復活に賭けたトヨタチーフエンジニアとその部下たちの心震わす物語。

    技術者...続きを読む
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨
    車に全く興味がなく、スポーツカー「86」「スープラ」も全く知らない私が読んでも胸が熱くなるノンフィクション仕立て小説(読後にネットで写真確認したが流石に「86」も「スープラ」もカッコイイ)。というのが半分で、意外に世界のトヨタも普通の大企業にありがちな官僚的会社であることがわかって少しホッとした。ス...続きを読む
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨
    多田哲哉
     三菱自動車でラリー部門に行けず退社、ベンチャー企業からトヨタへ。
     早く安く 二代目ラウム、パッソ、ラクティス、ウイッシュ担当
    2007年1月 スポーツカー担当へ
     チーフエンジニア=部長、主査=次長、主幹=課長、主任=係長
     チーフエンジニアの仕事の9割は辛抱すること 主査は製品の社長...続きを読む
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨
    「下町ロケット」的テイストの話ではあるけど、ノンフィクションだし、何と言ってもスバルとの共同開発である86(ハチロク)という実車開発の裏話なので、とても楽しく読めました。。というか86が欲しくなります(^^)。BMWとの共同開発なスープラの逸話も語られ、こっちはもっと欲しいけど、価格的にちょっと手が...続きを読む
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨
    たくさんのエンジニアが出てくる。そのトヨタの優秀な人材の勢いに後押しされる様に、グイグイ引き込まれてしまう。これからは、同様の働き方はできないが、違うタイプのエンジニアが突進することを期待して本を置いた。