清武英利のレビュー一覧

  • アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

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    映画を先に観た。
    立派な両親だ、「何処の馬の骨」と言い放つ医者がいかにもな態度でリアル
    本としては聞き語りなので文字数も少なく簡潔
    変に増やしてないところはいいが少し物足りなさもあり
    佳美さんの健気さと強さと、洗礼を受けたことが心の支えになっていたのならよかった


    東大の研究を担っていたのは、医学部きょうじゅの渥美和彦、『鉄腕アトム』の作者、手塚治虫の旧制中学の同級生であり、お茶の水博士のモデルの1人


    やれることをやるのではなく、やらなければならないことをやるのが重要なのだ、

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    2025年07月22日
  • しんがり 山一證券最後の12人

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    山一證券の破綻はバブル崩壊の象徴としてよく覚えている。コンプライアンスというのは日々の業務の中で軽視されがちだが、何故必要なのかよく分かる。
    そして経営者が何をしてはいけないのかもよく分からせてくれる。

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    2025年05月29日
  • 石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

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    エンターテインメントではない でも真実でもない 積み上げられた事実のみが存在する  鮮やかな伏線回収や心を震わせる感動のラストではなく 事実の力強さがここに在った

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    2025年05月04日
  • プライベートバンカー 完結版 節税攻防都市

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    シンガポールでプライベートバンカーとして働くためにやってきた日本人杉山智一が主人公。どうやら、実名らしい。富裕層が税逃れのために海外に移住する。その資産管理をするのがプライベートバンカーということだ。全く縁のない話で、読んでても残念ながら感情移入できなかったし、理解力が足りないためか、面白がる余裕もなかった。

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    2025年04月24日
  • サラリーマン球団社長

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    2000年代に球団社長を務めた阪神タイガース野崎氏、広島カープ鈴木氏が、監督の交代や選手の移籍、球団再編の局面でいかに対応したのかを追うノンフィクション。
    野崎氏と鈴木氏の夫々のエピソードを並行して取り上げていますが、私は圧倒的に野崎氏の部分が面白かったです。
    野崎氏が阪神電鉄関係会社から阪神タイガースに出向となったのは藤田監督の退任の時期。その頃の阪神はまさに万年Bクラスの暗黒時代。それはスカウトや編成などが旧態依然としたやり方で全く機能していなかったからでした。
    阪神タイガースのオーナー久万氏、在版スポーツ紙のマスコミ、そして発言力の大きな阪神タイガースOBなど、球団の運営方法をめぐる魑魅

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    2025年04月19日
  • アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

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    ネタバレ

    実話としては残しておいて良かったなぁと思うのですが、書き手が聞き伝えなので感情移入出来ないのと同じような内容が繰り返されてしまい残念でした。もっと深い感情や経緯を記して欲しかったです。佳美さんには、もう少し人生を楽しんで欲しかったです。

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    2025年03月28日
  • 奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢

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    ソニーにおけるリストラについて、個人にフォーカスして羅列している。ソニーにはリストラ部屋があり、そこでキャリアデザインの名の下、社員を辞めさせようとしていたとのこと。

    昨今は大企業はどこも早期退職者を募っているものの、どこも似たような事が行われてるんだろうなと思う。

    創業者の井深大や盛田昭夫が、社員は家族などと言っていたそうだが、そんなものは後の後継者になると形骸化し、実際は首切りに走る。

    会社経営なんてそんなものといえばそれまでかもしれない。だから、いつ会社に首を切られてもいいように保険をかけておく必要があるなと思う。

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    2025年03月14日
  • アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

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     「ディアファミリー」という映画が非常のよかった。その原作になった本ということで手にしてみた。トーカイメディカルが国産のIABPを開発するために頑張るというノンフィクション。悪くはない本だったが、映画ほどのインパクトはなかった。

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    2025年03月12日
  • アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

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    ノンフィクションの読み物として大変心が暖かくなる作品でした。
    この話を知れてよかったです。

    時々誰の一人称なのかが分からなくなる所があり少しだけ読みにくかったです。それでも作者の様々な方から聞いた話を1本のお話に繋げられたこのに感謝を。

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    2025年02月19日
  • アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

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    大泉洋さんと菅野美穂さん主演で映画化された『ディア・ファミリー』の原作となるノンフィクションです。

    名古屋で町工場を営む筒井夫婦の次女・佳美さんは生まれた時から心臓に難病を抱え、9歳で余命10年と宣告される。娘のために多額の治療費を準備していた筒井夫婦は、その資金を使って娘を救うため「人工心臓」を作ることを決意する…。

    心臓どころか医療のど素人だった筒井夫婦が、娘のためとはいえゼロから勉強し「人工心臓」を作るって、とてつもない挑戦ですよね。その情熱にはただただ頭が下がります。夫婦だけでなく佳美さんも、姉・奈美さんも妹・寿美さんも、とても明るく前向きで家族思いで、人として強いなぁと感じました

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    2024年11月04日
  • アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

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    名古屋市東区にある「東海高分子化学株式会社」の二代目である筒井宣政の二女佳美は、生まれたときから心臓が悪く、長く持たないかもしれないと言われていました。

    佳美の体が精密検査に耐えられるまで大きくなるのを待ち、筒井夫婦は九歳になった佳美を連れて色々な医療機関を回りますが、どこも手術はできないと言われてしまいます。海外の病院にもカルテを送ってもらいますが、やはり手術は不可能という答えでした。

    そこで夫婦は、佳美のために貯めたお金を研究のため寄付しようと考えますが、東京女子医大の小柳助教授に提案され、人工心臓を作ることに決めます。
    無謀な挑戦に思えますが、宣政は本気で人工心臓の勉強をし、研究のた

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    2024年10月30日
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨

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    ソフトウェアファーストにでてきた本なので、読んでみた。

    車づくりのために家庭を顧みない人たちを、肯定するような時代錯誤感が、すごく違和感だった。

    ただ、車載コンピュータのデータを取り出し、ゲーム上でクルマの動きを再現するアイディアは面白かった。

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    2024年09月30日
  • アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

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    映画「ディアファミリー」のテレビでの紹介を見て、本書を手に取りました。
    ノンフィクション小説としての出来は期待した程ではありませんでしたが、我が子のために人工心臓までを作ろうとする両親の思いやその娘である佳美さんの健気な優しさ、佳美さんを守ろうとする姉妹の言動に心を動かされました。
    人工心臓の開発はかなわずも、IABPというカテーテルの開発に取り組むことについて父親と佳美さとのやり取りやそれをやり遂げた後、佳美さんが売れる度に患者が助かったと喜ぶくだりは心が熱くなりました。
    子供の病気に対する親の気持ち、その子供の心情、こんな劇的なことがなくても、同じようなドラマがあると思うと毎日元気に暮らす

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    2024年09月12日
  • アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

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    映画から知った本。
    実際はとても大変な話だと思うが、文体や書き方もあり、悲壮感を味わずにサクサク読めました。素敵な家族でした。映画を見たら泣いてしまうんだろうなぁ

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    2024年07月20日
  • 石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

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    骨太な警察小説。ノンフィクションで、実名での作品。
    2課の活躍する小説はこれが初めてでした。
    情報がいかに大事か、同じ課でも詮索されないようにする徹底ぶり。
    今回の事件、恥ずかしながらこの作品を読むまで知りませんでした。
    国家の裏金を何億も私的利用するなんて、中々に闇が深い。
    完全解決もしてない為、警察内部での社内政治的な1面も感じ、なかなかモヤモヤしました。

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    2024年07月15日
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨

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    チーフエンジニアの仕事
    ・自分の得意分野を1つ持ち、あとは専門部署と話ができるレベルまで勉強
    ・相談に来たら即決しろ(判断材料が足りなくても)。間違ったときには後から訂正しろ
    ・社内の最新技術のリサーチを怠るな。一番面白そうな技術を集めて車を作れ。

    ーー
    トヨタが変わってきてると、本書からも感じた。仕事って大変だな……

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    2024年07月15日
  • アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

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    筒井宣政・陽子夫妻の次女・佳美(よしみ)さんは、先天性の心臓疾患だった。なんとしてでも助けたいと全国の有名病院をまわるも、9歳の時に「現代の医学では手術は不可能」との最終診断を宣告されてしまう。それでもあきらめきれず海外での治療に望みを託すが、結局はアメリカでの手術も無理だとわかる
    娘の手術のために貯めていた費用、当初は心臓病を研究している機関に寄付を考えたが、主治医に相談したところ「人工心臓の研究をしてみたらいかがですか」と意外なアドバイスを受けることになる。

    医療に対しては全くの素人ながら一から勉強を始め、医療用材料の研究会にも参加して人工心臓開発を開始します。当初は個人研究レベルだった

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    2024年06月23日
  • 奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢

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    会社が人生の全てではない。
    自分がどう生きたいかと会社で何がしたいか、が合致すれば、幸せだと言える。

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    2024年01月24日
  • トッカイ 不良債権特別回収部

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    不良債権取立てにあたる人々の奮闘ですが
    不良債権を出した側の人々が取立て側に回って
    モチベーションが微妙ですが、頑張っています。
    悪い奴は悪知恵が働くもんですね。
    整理回収機構は、今もある事に少し驚いた。

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    2024年01月05日
  • どんがら トヨタエンジニアの反骨

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    TOYOTAでスポーツカーを開発する話

    自分のやりたい事と会社の目指す事が合致すると、やりがいが最大化される
    その反面、家庭が犠牲となる

    ハチロク、スープラの開発
    スバル、BMWとの共同開発

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    2023年12月18日