清武英利のレビュー一覧

  • 後列のひと 無名人の戦後史

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    著名人の陰で実務に徹したいぶし銀の人々の功績の話、はかりではないのでそういうのを期待するなら間違いだが、文字通り無名の、この本でしか取り上げられないような知られざる人について書かれた読み物で、それなりにおもしろい。著者は後から奥付を見たが元読売新聞だそうで、言われてみればまさしく文章が読売調だなぁとおもった。
    糸川英夫と晩年のロケット開発の陰にいたトヨタの赤塚氏、伴侶アンさん。相場師六本木筋こと長谷川陽三と桑名筋こと板崎喜内人(きなんど)の話は興味深かった。

    偉い人の一方的な長話を以下のように解釈して飲み込むアイデアは頂きである。

    P61 80歳近い老人(糸川博士)が「ちびまる子ちゃん」を

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    2022年02月13日
  • 後列のひと 無名人の戦後史

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    最前列ではなく、後列の目立たぬところにいて、人や組織を支え、しかも一本筋が通った人たち。そんな人たちにスポットライトをあて、残した爪痕や非凡な歴史をあぶり出す。
    18編から成り立つが、その主な人物像を列挙しておく。
    ・戦時下、事故死した戦闘機のテストパイロット
    ・特攻隊員が散華の前夜に宴を張る旅館で世話をした女将
    ・トヨタ生産方式を最初に実践することになった第一期養成工
    ・終戦後、ベトナムに残り戦法や規律を伝え尊敬されながらも、ベトナム戦争に巻き込まれ祖国に帰れなかった残留日本兵
    ・ベトナム戦争に従軍して戦争報道に身を投じ後に沖縄基地問題を世に訴えた無名の戦場カメラマン
    ・山一証券自主廃業の裏

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    2021年12月29日
  • しんがり 山一證券最後の12人

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    山一證券の破綻を描いただけのようにしか自分は思えません。
    範囲が広すぎて焦点が絞れて無いのでは。
    題材は面白いのにね。

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    2021年12月10日
  • 石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

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    ドラマが秀逸でしたので原作が気になり拝読。小説では事実の積み上げと真相究明、突き付けた事実に対する国の対応の歯痒さが淡々とつづられています。新聞読んでる感じですが、下手に飾り立てるより事件の凄さが分かります。
    小説気に入った方はドラマもお勧めです。

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    2020年01月12日
  • しんがり 山一證券最後の12人

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    コンプライアンス、コーポレートガバナンスが叫ばれる現在、この当時の先延ばし、隠ぺい、保身、バブルに踊ったというのもあるだろうが、見た目さえ整えれば、何やってもよい、結果が出るなら危ない橋だってわたる、会社のためという名の無責任、本当に過去の悪癖悪習なのか。
    「主な登場人物」を見て、どんな劇的な活躍があるのかと期待して読んでいくと、あまりにもあっさり描かれ/描かれていなかったりで、ドラマ性は薄いのだけど、それは現実の世界はそれほど演出過多にできていない、ということなのかもしれない。
    それにしても、山一證券は役員多かったんだな。

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    2019年12月11日
  • プライベートバンカー 完結版 節税攻防都市

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    小説だと思って読んでいたら、ノンフィクションだった。話があっちこっちに飛ぶわけだ。ある程度の知識はあったので、内容にそれほど目新しさはなかったが、不正の事件についての記述は面白かった。後日談である、追跡章が一番面白かった。被害者が幼い娘を残して亡くなってしまったのは皮肉な話だ。

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    2019年03月31日
  • プライベートバンカー 完結版 節税攻防都市

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    タックスヘイブンのシンガポールを舞台にした、野村證券出身のプライベートバンカー、海外移住者、国税査察官、ショッキングな不正事件など、投資・金融関係者には、一気読み間違いなしのノンフィクション。

    シンガポールの風景だけでなく、海外租税回避の現場が生々しい。

    資産家というのは幸福ではないというのは庶民のひがみか。

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    2018年12月12日
  • 空あかり 山一證券“しんがり”百人の言葉

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    ネタバレ

    私も証券会社の「しんがり」です。
    山一證券の2週間前に、破たん申請をした三洋証券です。

    当時のことが鮮明によみがえってきました。
    20年経っています。

    いろいろな方のその後の人生が描かれた本書、
    特に何かを学んだり得たりするないようではないのですが
    共感を得るところが多くありました。

    登場する方々も皆さんそうだと思いますが、
    私自身は、貴重な経験をさせてもらったと思っています。

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    2018年05月07日
  • Yの悲劇 独裁者が支配する巨大新聞社に未来はあるか

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    ナベツネに更迭された村尾清一氏よみうり寸評最後のことば
    「人生という舞台では、千両役者がこじきになることもあれば、ダイコンが殿様になることもある。が、それぞれ役割を演じて、いつか去って行く。さて、満十八年間この欄を担当した筆者にも、ときがきた」
    前半は福沢諭吉翁のことば。

    ナベツネさんはジャーナリストではなく政治屋さんですな。

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    2017年10月22日
  • 奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢

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    ネタバレ

    ソニーのリストラを追ったドキュメント。徹底的に、リストラされる側に立った記述で、リストラ部屋での生活、辞職とその後の人生を追う。同時に、リストラを敢行した経営陣に対する厳しい批判が挟まれる。これだけ悪者にされると、歴代の経営者は辛いだろうけれど。

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    2017年06月04日
  • Yの悲劇 独裁者が支配する巨大新聞社に未来はあるか

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    元巨人代表の清武さんと、ノンフィクションライターの魚住昭さんの対談形式の書です。
    異色な二人かと思いましたが、全共闘世代、メディア出身者同士という共通点があり。
    清武さん巨人代表解任内幕の詳細が綴られているかと思いましたが、読売新聞の渡邉会長に関する話題がメインでした。読売新聞の未来を憂いております。

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    2017年05月07日
  • Yの悲劇 独裁者が支配する巨大新聞社に未来はあるか

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    ついこの間だと思っていた『清武の乱』ももうそんな昔のことになるのか。時間が経つのは早いな…

    読売新聞がいかに渡邉さんの独裁下にあるかがエピソードとともに語られている。対立当事者の本なので、いくらかバイアスがかかってると思うが、それでもメディアとしては致命的な欠陥を抱えた会社だということがよく分かる。
    いずれその支配下からも脱する時期が来るが、その時どう変われるかな。

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    #2016年102冊目

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    2016年11月15日
  • 奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢

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    主体的にキャリア形成する人は沈みゆく船から飛び降りるタイミングが適切なのかもしれない。
    属する組織の規模内でしか行動できない人は組織とともに沈みゆくしかないと思った。
    保身とは現状維持だけでは済まされないんだと。

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    2016年11月08日