小林雅一のレビュー一覧

  • イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマン なぜ、わずか7年で奇跡の対話型AIを開発できたのか

    Posted by ブクログ

    今大注目のOpenAIとサム・アルトマンに関する書籍。著者が日本人なので、翻訳本より、日本語が自然で読みやすい。OpenAIの歴史と周辺人物について、時系列に記載されている。時代の雰囲気を補足する説明付きで、臨場感があって読んでいて非常に面白かった。

    0
    2025年11月08日
  • イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマン なぜ、わずか7年で奇跡の対話型AIを開発できたのか

    Posted by ブクログ

    「AIは世界をどう変えるのか」
    本書は、GPTモデルを開発したOpenAIを中心に、マイクロソフトやグーグルをはじめキープレイヤーによる生成AI開発ストーリーです。
    これらビックテックに勢いのあるスタートアップ企業なども交えた起業ドラマであると同時に、OpenAIのサムアルトマンCEOやそのライバルとなるイーロンマスクなど錚々たるメンバーたちが繰り広げる人間ドラマを映し出しています。
    手付かずの開発スタートから全世界の注目を集めるまでに発展した生成AI、そして生成AIを中心に世界では一体何が起きているのか。本書は技術者ではなくともそのストーリーを詳細に理解できる良書だと感じました。
    私自身も2

    0
    2025年04月20日
  • イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマン なぜ、わずか7年で奇跡の対話型AIを開発できたのか

    Posted by ブクログ

    OpenAI誕生の舞台裏を、AI研究の歴史やGoogleによる商業開発の始まりといった背景から丁寧に辿り、人類の利益のために非営利組織としてスタートしたOpenAIの理念にも触れている。また、サム・アルトマン本人についても、その人物像や思想、行動原理に踏み込んだ内容となっており、彼がなぜ“イーロン・マスクを超える男”と称されるのかがよくわかる一冊。

    0
    2025年04月17日
  • イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマン なぜ、わずか7年で奇跡の対話型AIを開発できたのか

    Posted by ブクログ

    取締役会では他の取締役同士の心を揺さぶり不信感を募らせペーパーカットと呼ばれる野心心サム・アルトマン。イーロンマスクのように感情を面には出さず、見た目とおり冷静沈着に物事を進めるアルトマンは10年後、どのようなビジネスマンに進化しているのだろうか。

    0
    2025年03月23日
  • イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマン なぜ、わずか7年で奇跡の対話型AIを開発できたのか

    Posted by ブクログ

    ☆4.5 好き者だったニューラルネットワーク
     主眼にChatGPTを置きつつ、アルトマンを語る内容。
     子供のころからSF小説が好きで、AGIの実現を夢想してきた。しかし、アルトマンは若くして成功した起業家で、OpenAIはその後のことにすぎないのだ。

     20世紀までは、実用的な研究成果がなかったニューラルネットワーク研究。2010年代になってやうやく脚光を浴びた。

     その立役者はGoogleだが、爆発的な人気で座を奪いとったOpenAI。Googleは近年の不祥事で、リベラルな企業風土から保守的になり、保身に走ったためAI開発で遅れを取った。

     しかし、OpenAIも当初は崇高なAI

    0
    2025年03月08日
  • イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマン なぜ、わずか7年で奇跡の対話型AIを開発できたのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    10年ほど前に”ディープラーニング”という言葉がはやり、書店でも何でもかんでもディープラーニングでどうしろ、こうしろって本があふれかえった時期があった。それがいかなるものかがよくわからず本を手にしたが興味が湧けずそのままやり過ごした。そして去年、chatGPTなるものが話題沸騰し、自分も”Midjourney"にしばらくハマったものだが、その仕組みが全然わからなかった。まぁ、あまり興味がなかったと言えばそれまでだが、今年に入り、やたらとイーロン・マスク氏の名前が上がり、これまたよく知らない有名人だったが、それを超える人物として書かれたサム・アルトマン。そしてchatGPTに関連すると

    0
    2024年12月03日
  • イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマン なぜ、わずか7年で奇跡の対話型AIを開発できたのか

    Posted by ブクログ

    サムアルトマンが何者か知ることができた。その周りには天才たちがいっぱいいます。解任劇で賑わした件の裏側、生成AIの今後などライブ感を感じながら読むことができた

    0
    2024年10月26日
  • ゲノム革命がはじまる DNA全解析とクリスパーの衝撃

    Posted by ブクログ

    ゲノム革命がはじまる DNA全解析とクリスパーの衝撃
    著:小林 雅一
    集英社新書 0997G

    本紙は、3部構成になっています。けっこう分かりやすかったです。

    1:ゲノム:遺伝子とはなにか
    2:ゲノム編集について
    3:ゲノム編集の応用

    気になったのは、以下です

    ■遺伝子

    ・人間の食欲を制御する遺伝子:MC4R
     満腹になると、MC4Rのスイッチがオンになると、食欲が抑えられて、もう物を食べたくなくなる
    ・全体の6%の人は、MC4Rのスイッチは常にオンになっているので、あまり物を食べません。そのために全員がやせ型であり、糖尿病や心臓病にかかるリスクが標準的な人にくらべて低い
    ・逆に、MC

    0
    2024年07月08日
  • 生成AI―――「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?

    Posted by ブクログ

    読むタイミングにもよるのだろうが、まだ「旬」な本である。ChatGPTは一瞬流行った後に使いこなせなさそうな層が離れて、一発屋みたいに揶揄されがちだが、これは使い手の問題。本書は、生成AI界隈の比較的最新事情を解説しつつ、AIとの付き合いにおける本質的な側面を抉る。サム・アルトマンの為人に少し触れられたのが個人的には収穫。それと本書を見ながら画像生成AIを試してみたが、非常に楽しい体験だった。

    オンラインゲームでコンピュータ相手ではなく人間を相手にすると、緊張感が高まる。これは明らかに対人間を意識しているからであり、そこにAIと人間に対する我々自身の向き合い方の違いが見える気がする。対人関係

    0
    2024年02月27日
  • 生成AI―――「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?

    Posted by ブクログ

    現在、盛んに生成AIと言われていますが、本当のところ実態についてはよくわからず、ある程度まとまった知識や見解を得たくて購入しました。

    生成AIの成り立ちや、できること、できないこと、現在発生している問題点等々、様々な内容を深く確認することができます。

    特に、生成AIの歴史や仕組み、各社の考え方やビジネス状況などについてまとまっており、あまりITに詳しくない私でも理解することができました。

    個人的には、現在の生成AIに関するトピックは、一昔前のCloudと同じ空気感を漂わせており、Cloudがサーバー設置のメインになったのと同様に、生成AIも今後のメインストリームになりうる、と考えています

    0
    2023年09月18日
  • ゼロからわかる量子コンピュータ

    Posted by ブクログ

    量子コンピュータの歴史から、理論的な仕組み、既存のコンピュータとの違い、ビジネスへの活用まで網羅的に書かれているにも関わらず、かなり詳しく書かれていて、とても良かった。
    物理学やコンピュータ科学の知識を持つ人なら、この本を取っ掛かりにできるような本になると思う。

    「何らかの計算過程を経ると熱が生じるが、量子コンピュータは可逆計算なので円ルギー効率がすごく良い」
    「量子コンピュータでも誤り訂正符号の開発が必須」
    などの指摘はすごく本質的。
    熱力学、量子力学やコンピュータ科学がわかる人ならこの言葉の意味がわかるはず。
    文庫本なのに、シュレディンカー方程式、量子ビット、量子ゲートの数式、行列計算も

    0
    2023年08月29日
  • ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃

    Posted by ブクログ

    遺伝子組換えが危険と言われるのは何故か?
    ゲノム編集は遺伝子組換えとは異なるのか?
    ゲノム編集の仕組みは?
    最近、食の遺伝子組み換えに興味があったので、手に取ってみた。
    ゲノム編集について、大まかに知ることのできる良書。

    0
    2023年06月22日
  • ゼロからわかる量子コンピュータ

    Posted by ブクログ

    量子コンピュータについての知識が全くなく、しかも文系という立場で本書を手に取りましたが、題名通りゼロから量子コンピュータについて理解できる良書でした。現在主流のコンピュータが用いているデジタルデータが、0か1のいずれかの値を取り、その二進法の組み合わせとAND、ORなどの論理ゲートによって計算を行っているのに対して、量子コンピュータが扱う量子は「0でもあり1でもある」という特徴を持つことから(量子重ね合わせ)、指数関数的に複雑な計算も短時間でこなすことができる、なぜなら・・・ということで丁寧に説明が書かれていました。説明は理論的な側面と(これも文系の人間にも理解できるレベルに抑えてもらっている

    0
    2023年05月08日
  • ゼロからわかる量子コンピュータ

    Posted by ブクログ

    量子コンピュータの歴史と理論、課題、将来像等を新書一冊にまとめ、何だか分かったようなわからないような気にさせてくれる。

    量子ゲート方式と量子アニーリング方式の違い
    量子重ね合わせと量子もつの利用
    量子ビットの実現方法3種 超電導量子ビット、イオントラップ量子ビット、光量子ビット
    量子誤り訂正の必要性
    ショアのアルゴリズムとグローバーのアルゴリズム
    IBM量子プロセッサ コンドル

    0
    2023年02月01日
  • ゲノム革命がはじまる DNA全解析とクリスパーの衝撃

    Posted by ブクログ

    最近、遺伝子編集食品が出回っていると聞き、それって遺伝子組み替え食品と何が違うの?との疑問から読み始めた本。

     ノーベル賞受賞で一躍有名になった遺伝子編集技術、クリスパー・キャスナイン(以下クリスパー)の登場により、誰でも簡単に遺伝子編集することができるようになった。クリスパー以前は、何十万、何百万もの実験を繰り返して、やっとノックアウト遺伝子(欠損した遺伝子)がつくれた、という状況だったのに、クリスパーは数時間でつくりだしてしまう。なんたって切り取れぱいいだけだから。超簡単。

     遺伝子組み替え食品というのは、もともとある遺伝子に、外来の遺伝子を付け加えたもの。例えばトマトに苺の甘味情報の

    0
    2021年10月26日
  • ゲノム編集からはじまる新世界 超先端バイオ技術がヒトとビジネスを変える

    Posted by ブクログ

    地球上の全生物の設計図を自由自在に書き換える技術がゲノム編集

    これまで医学は患部の手術や薬剤投与に頼っていたのに対し、これこらのゲノム編集医療では、体内で病気を引き起こす遺伝子変異を直接修正することで病気の原因を根本から断つ治療法に切り替わる

    2017年11月に米国の「サンガモ・セラピューティクス」という研究所がゲノム編集を使って患者の体内で深刻な代謝疾患を引き起こす遺伝子変異を修正する臨床試験を開始。DNA(遺伝子)を手術する時代へ。

    親が生まれてくる子どもを望み通りに設計出来る(=デザイナーベビー)問題あり。

    病気や美容関連の原因遺伝子が特定されれば堰を切ったようにゲノム編集の用途

    0
    2021年03月06日
  • ゲノム革命がはじまる DNA全解析とクリスパーの衝撃

    Posted by ブクログ

    DNAを人間が操作できる時代が来て、今までの常識がまったく通用しない状況が多方面で出現してきている。それを理解するための基本的な情報を与えてくれる好著。わかりやすい内容になっている。
    DTC[Direct-to-Consumer]というDNA検査を我々が低コストかつ手軽にできる時代がきたこと。これによってさまざまな社会へのメリットがもたらされると同時に予想外の事態が発生していること。アメリカでは非常に盛んに行われいている実態がありこれは知っておくべきことだろう。
    この検査結果などを活用することで通常ならば非常に高額になる遺伝子治療薬が現在では特別の専門機関でない企業などに於いてもAIやコンピュ

    0
    2020年01月16日
  • AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

    Posted by ブクログ

    今、話題の機会学習とは何なのかをディープラーニングを含めて比較的わかりやすく解説してくれる。ディープラーニングって何?と思っている人の良いとっかかりとなると思う。
    本書はそれだけにとどまらず、最新(2015/3現在)の機会学習を応用したAIの状況について知ることができ、その進歩の度合いに度肝を抜かれる。
    今度こそ、AIは人を越えるかもと思わせる状況であり、それはアシモフの描く、ロボットもの世界が現実になることを予想させるものである。
    AIは自ら進んで進化する段階に来ており、将棋のトッププロと対戦する電王戦でもAIが圧勝しており、将棋界はタイトルホルダーの登場を回避している状態とのこと。AIの学

    0
    2018年11月12日
  • AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

    Posted by ブクログ

    Deep learningなどの新しい理論でAIは再度持てはやされつつある。米国のIT企業がAIを搭載したロボットの開発に力を注いでいる。一時期日本こそロボット技術の先端と言われていたが、AI搭載ロボットでは米国に遅れを取っている。脳科学の最新知見を組み込んだニューラル・ネットワーク。神経細胞の動きを理論的に取り込んでいる。爆発的に発展する可能性を持ったAI。それは人類と共生できるのだろうか?

    0
    2018年10月20日
  • AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

    Posted by ブクログ

    AIが人間の仕事にどのように影響を与えるか不安及び興味を持ち購読。
    確かにAIに取って代わる職業があるのは現実的に不可避であるが、各IT企業が考えるようにAIにより、本来の人間がすべき仕事を把握するには良いチャンスであることも納得できる。また、単にAIの到来に不安を感じていたが、産業革命にあったように、当時も機械によって仕事を奪われたものが数多くいたことを考えると、AIの到来の歴史の中では当然起こりうる現象なのだと考えるようになった。
    また、スティーブジョブスの言うように、創造は、自らの過去の経験をつなぎ合わせることであることに、自分もcreativeになる可能性を持っていることに考えさせられ

    0
    2017年10月23日