小林雅一のレビュー一覧

  • ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃

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    人類は“神の領域”に足を踏み入れつつある?人間や動植物のDNAを思うままに操作できる「ゲノム編集」。その技術の実態を、最新鋭の「クリスパー」に焦点を当て、解説する書籍。

    ゲノム編集とは、ワープロで文章を編集するように、DNAを自由自在に書き換える技術のこと。中でも、クリスパーと呼ばれる最新鋭のゲノム編集技術は、汎用性に富んでいる。

    ・漁業、農業:クリスパーを使い、肉量が従来の1.5倍の真鯛が作られた。収穫量の多い小麦などの開発も進んでいる。
    ・医療:従来の医療は対症療法だが、クリスパーには根本的な原因、「遺伝子の変異」を直接治療できる可能性がある。

    現在、科学者らは、皮膚や臓器などの「体

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    2021年11月18日
  • ゲノム編集からはじまる新世界 超先端バイオ技術がヒトとビジネスを変える

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    以前からクリスパーに興味があり、読んでみた一冊。

    難しい事象に関し、わかりやすく図などを用いて、
    説明してくれているため非常にわかりやすかった。

    これからゲノム編集によって、我々の生活はガラッと変わるかもしれない。

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    2021年10月15日
  • AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

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    よく耳にはする「AI」。
    歴史的に、単なる数字システムだったのが、脳科学の知見の導入(パターン認識能力)という動きが、長い時間かかって進んでいると理解。

    つまり初めは、線形回帰や重回帰程度の統計技術だったところ、次第に写真認識ぐらいまでできるようになってきただけでなく、「フィードバックすることで学ばせる」ことで「人間の操作なしで判断できる」状態に導くという、いわば子を育てるような感覚に近づいてきたということ。
    従って将来的には一定の仕事(非創造的or定型的なもの)は人から奪うだろうし、倫理観の導入も必要となる。なんなら自律的な兵器だってできてしまうだろうから。

    兵器に限らず、たとえば自動運

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    2021年09月19日
  • AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

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    異なる要素同士を繋げて新たな知見を生み出す。人口論とガラパゴス諸島の動植物からダーウィンが提唱した種の起源など。人工知能に取って代わられない人間のアイデンティティとは。

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    2021年07月18日
  • 「スパコン富岳」後の日本 科学技術立国は復活できるか

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    ネタバレ

    理研と富士通が開発したスパコン富岳が世界一位の性能を叩き出した。数年ぶりの快挙だ。理由は独自プロセッサの開発。これまでインテル等の汎用プロセッサを数多く組み合わせて性能をあげることが主流であったが、汎用である故に性能が出しづらいという問題点があった。これをスパコンにアジャストしたプロセッサを作ることで性能改善を可能にした。また、計算性能が高い、だけでなく、産業用として利用しやすい、という目的のもと作成されている点も評価されている。インテルが使っているx86でなく、ARMと呼ばれる規格を使っている。実際にコロナウィルスのシミュレーションで活躍している。今後はゲノム解析や天文学等で活躍することが見

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    2021年06月13日
  • ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃

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    crispr cas9によるゲノム編集と、
    従来の遺伝子組換えの違いがよく分かった。

    ノーベル賞を受賞するのも良く分かるし、
    『衝撃』という言葉にも納得。

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    2021年06月09日
  • 「スパコン富岳」後の日本 科学技術立国は復活できるか

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    モバイル機器を中心に広く使用されているARMベースで汎用性、使いやすさ、省電力を担保した上で、ベクトル演算を復活させた構造に特色がある。これはかつての日本製スパコンのレガシーを活かす形になって興味深い。また、次世代エクサスケールのスパコンの開発が、米中対立の余波を受け遅れを生じているものと見られ、しばらく富岳がトップの座を維持しそうな見込みであるとし、凋落気味だった日本の技術力の復活に希望を持てた。

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    2021年05月07日
  • ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃

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    「CRISPR-Cas9」を用いたゲノム編集技術誕生の歴史と社会にもたらす影響について解説した本。

    分子生物学の基礎的な知識や遺伝子組み換えとの違いを踏まえて、ゲノム編集の凄さが解説されていて分かりやすかったですが、ゲノム編集の原理についての解説が少ない点が気になりました。

    ゲノム編集技術は誰でも簡単に遺伝子操作ができるため、基礎研究に革命をもたらし、今後の医療分野への応用や食料問題の解決が期待されますが、人類の遺伝子操作がどこまで許されるのかを早急に考える必要があることを理解しました。

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    2021年03月15日
  • ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃

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    「クリスパー・キャス9」を中心にゲノム編集技術とその歴史、この技術が社会と未来に与える影響力を説明する。やっぱりブルーバックスより分かりやすい。やっと遺伝子組換えと遺伝子編集の違いが分かったよ。
    技術の進歩には驚くばかりだけど、それ以上にこの技術の使い方にはもっと慎重であって欲しい。そのためには多くの人間が関心を寄せることが必要だし、できれば経済のシステムから切り離したところで開発を進められないかな。

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    2020年11月29日
  • 仕事の未来 「ジョブ・オートメーション」の罠と「ギグ・エコノミー」の現実

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    前作から5年経ち、この間の世の動きを概観した書。
    大括りで理解するにはとても有用な本かと思います。
    もっとページ数が多くてもよいので、個々のターム、事案についてもう少し深掘りしてあると、もっと説得力があるように思います。

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    2020年11月21日
  • 仕事の未来 「ジョブ・オートメーション」の罠と「ギグ・エコノミー」の現実

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    ・ジョブオートメーションやギグワークに関してやや否定的な論調であるだけに、入念なファクトに基づいている内容である
    ・自動運転、ワトソンのヘルスケア診断、従業員のリスキル等々、根拠なく期待を煽るのではなく、現実的にできること、できないことを解説している

    Author little negatively says about job-automation, gig-work, but its content based on a lot of facts.
    Self-driving, AI diagnosis by Watson, Reskilling employee etc... are e

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    2020年06月22日
  • 仕事の未来 「ジョブ・オートメーション」の罠と「ギグ・エコノミー」の現実

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    かなりリアルタイムな時事ネタが載っていた。
    働くとは何かということを問うてくる本。
    つくづくAIって哲学チックだなぁと思う。
    以下、印象的なシーン
    ・世界に行き交う大量のデータにより、そこにいる私たち自身を映し出すデータの鏡である。
    →良くも悪くもデータは嘘をつかない。

    ・宣言的知識と手続き的知識
    →演繹的か帰納的か。ルールを与えるのかルールを見つけ出させるのか。いずれにせよAIを作るのは人間なのだ。

    ・心理的安全性が高いほど生産性は上がる⁈
    →確かに仲良い人たちで話してる方が話は盛り上がるよね。そういうことだよね?

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    2020年05月25日
  • AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

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    AIの基本的理論、AI開発の歴史や現状などをわかりやすく紹介した本。

    脳科学の研究成果がAI開発に応用されたことで、AIの能力は飛躍的に高まりました。テクノロジーが進化する中で、AIはどのようなものになるのか。そして、人間はAIとどう向き合うべきか。そのことを本書を通して考えることができます。

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    2020年01月25日
  • AIが人間を殺す日 車、医療、兵器に組み込まれる人工知能

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    【読後感想】#AIの裏側
    AIが人にもらたすモノは、全てが受け入れられるものばかりではない。自律的兵器と文中では表されている「殺人ロボット」が筆頭である。すでに実証の段階にある兵器をあると聞く。今後の戦闘の様相が間違いなく変わっていく。その時に攻撃対象を決めて、攻撃を許可するのは果たして…
    ※最終判断はAIにはならないと個人的には思います。

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    2020年01月23日
  • AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

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    現在、AIと言われているものの本質?が朧げと理解した気になれる。
    とりあえず、日本がいかに出遅れているかを再認識。
    あと、偉人たちの言葉は端的かつ本質を捉えていて、刺さりました。

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    2019年10月28日
  • AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

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    ネタバレ

    AI、聞いたことはあるしニュースでもたまに記事を読むが、よくわからないもの。
    とある役員に薦めてもらって読んだ一冊。

    これからのAIと日本が遅れていることなど知れたと同時に、
    人間の存在価値を考えさせられるきっかけになった。
    創造性について触れている箇所は納得感ありだった。

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    2019年10月12日
  • AIが人間を殺す日 車、医療、兵器に組み込まれる人工知能

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    人工知能(AI)がこの数年で飛躍的に進歩したと聞いたことがあります。インターネット(スマホ等)の発達による大量データの取得可能、それを保存する記憶容量の拡大等、それを下支えする技術の発展もそれに起因していると思います。

    映画のターミネータのワンシーンをいまでも覚えていますが、ある時点(あの時はターミネータロボットの一部が送られてくる、でしたが)から急激に技術が進歩するようですね。これは人工知能が暴走して、人間に反乱を起こした例でしたね。

    この本では、人工知能が組み込まれて、それが暴走することで人間を脅かす可能性のある例として、車・医療・兵器、にとりあげて解説しています。自動運転車が普及する

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    2019年04月07日
  • クラウドからAIへ

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    展示会でディープラーニングという言葉には触れていたが、AIとつながりがあり、またこれが今、Siriをはじめとするロボット技術と非常に深い関係があることに驚かされた。自動翻訳が非常に有用になってきたと思っていたのだが、その背景がよくわかった。アシモフのロボット三原則の必要性がもうすぐそこまで必要になっていると思わされる本であった。

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    2018年11月12日
  • AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

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    ●ロボットが雇用を奪うといっても、それなら人間は独自の創造性を活かす分野にシフトすればよいのでは? と思ったら、AIは創造性をも発揮していくことになるらしい。AI開発の歴史やAIの現状など、ポイントをおさえた解説でわかりやすい。

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    2018年10月21日
  • AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

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    AIの歴史よりも、今後の付き合い方が知りたかったのですが、ヒントはもらえたようです。主観と創造性、、。

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    2018年08月08日