小林雅一のレビュー一覧
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前半はゲノム編集がどんなものかや、発明者たちが特許についての裁判を行なっていることなんかが書かれている。
ゲノム編集の内容については、帯に「中学生にもわかる」とはあったけど、セントラルドグマの内容を理解していなきゃだから、高校生物レベルの知識は必要。一応、ザッと説明はしているのだけれど、知識のない人が読んでも分からないと思う。「DNAではチミンだったものが、RNAではウラシルになる」って言われても混乱するだけだし、その知識は今ここではそんな重要ではなくない?って思った。
後半はゲノム編集の歴史や、ゲノム編集によってもたらされるメリットやデメリット、倫理の問題などを挙げている。著者は生物学の -
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【由来】
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【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
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第1章 なぜ今、AIなのか?ー米IT列強の思惑
見慣れた製品に知性を吹き込む
アカデミズムから企業手動へ
AIはどんな目的に使われるのか
Siriとは何か?
モバイル情報処理に不可欠のAI
アップルはなぜ今、音声操作を導入したのか
エキセントリックな天才を雇ったグーグルの意図
言葉の「意味」を理解する検索エンジン
グーグルはなぜ検索エンジンをAI化したのか?
フェイスブックの弱みと強み
グラフ検索とは何か
米IT3強の長期ビジョンは一致している
マイクロソフトも次世代製品をAIで強化する
第2 -
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「ゲノム編集技術」について、かなり平易な言葉で説明されている。一般消費者や専門外の者でも、分かりやすいと思われる。
ゲノム編集技術(CRISPR/Cas9)というと、まず、遺伝子治療を思い起こすし、ヒト胚への応用(究極は、デザイナーベビー)について議論されるケースが多い。しかし、本書は「食」について詳しく説明しているのが特徴的だ。既存の技術である遺伝子組み換え食品(GMO)が消費者に受け入れられなかった歴史とともに、ゲノム編集食品の普及の可能性が詳しく説明されている。
食の分野の関係者(メーカー、消費者団体等)の他、特にGMOに懐疑的な消費者には、ぜひ読んで欲しい。
また、ノーベル賞の有力 -
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ネタバレ最近よく耳にするクリスパーCasについてよくまとまっている。
・ノーベル賞間違いなしと言われているが、この技術の特許を巡ってダウドナ、シャルパンティエというUSBの女性科学者たちとブロード研究所のフェン・チャンの間で熾烈な競争があるらしい(著者はダウドナーシャルパンティエ組の肩を持ちたいような書きぶりだが、実際の応用が早かったということや米国の先発見主義(論文発表は遅かったが実験ノートを提出して発見は早かったことを主張した)のからみもありフェン・チャンが今のところ基本的な特許を認められているらしい)
・クリスパーは回文構造になっている。すなわち、AGGに対するTCCのように、数十文字の回文 -
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「クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場」
しゃべるスマホ、自動運転車、ビッグデータの解析。共通するキーテクノロジーはAI。
アップル、グーグル、フェイスブック。世界を牛耳るIT企業である。彼らは今の世界の優秀なエンジニア、研究者、経営者をどんどん集めている。というか、彼らが狙う超がつく優秀な人材は、当然ほとんどいない為、アップルから引き抜くとかフェイスブックから引き抜くとかが主で、色々ぐるぐるまわっているんだけど。
本書は、AIの内容が分かりやすく整理されている本だと思います(唯一謎が残るのは著者の経歴であるけど、まあこれは個人的なものとしてw)。開発の -
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AIはこれまで研究主体だったが、ビッグデータの利用によって企業主体になった。Siriや自動運転車などのアップルやグーグルなどの戦略が描かれているが、自分が関心があるのは社会面への影響。
守口市の松下記念病院では、薬剤の運搬をバーチカルコンベアに代えて、自律搬送ロボットのホスピーを導入した。
米軍やCIAが導入した無人航空機プレデターは偵察用に開発されたが、2001年の同時多発テロを機にミサイルが装備され、オバマ政権下ではイエメンやパキスタンで活動するテロリストへの攻撃に多用された。韓国軍が北朝鮮との間の非武装地帯に配置した見張りロボットSGR-1Sは、マシンガンと手榴弾発射筒を装備し、自動モ