小林雅一のレビュー一覧
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ネタバレスマートフォン、タブレット端末、はたまたインターネットTVなど多様なディバイスでインターネットの閲覧ができる今、表現するものが統一されることはとても重要である。
特にHTML5は、ウェブの統一規格になりつつあり、今までそれぞれで表現に苦労していたが、これですべてのものがウェブにつながるきっかけになる。
近年、通信技術も向上し、ストレス無くいつでもどこでもインターネットに繋げられることが可能になった。
今まではインターネット=パソコンというイメージが強かったが、いろんな境目がなくなり、今後、飛躍的に世の中が変わって行く気がする。気づかないうちにインターネットを使っている、そんな時代がきっと来る。 -
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ネタバレ物理学の知識がない人にも分かりやすく、量子コンピュータの理論、課題、取り巻く世界の実情が説明されていた。
理論面は、高校で物理も化学も選択しておらず、数3も履修していない文系出身者には少し難しかった。
量子コンピュータと言うと、「シュレディンガーの猫」のイメージで実現不可能な夢の話のように思っていたが、自分が想像していたよりも現実的な技術であると分かって驚いた。
理論についての説明を読み進めるとともに数学的・論理的に正しいのは理解できるが、感覚としては理解できないという感想をもった。筆者も「自然科学と言うより『宗教の教義』に近い」と書いているが、なんとなくわかる気がする。
テッド・チャン『ゼ -
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量子コンピュータの原理が知りたかったが、中途半端な理解に終わった。量子コンピュータの応用例は、イメージできた。 以下備忘録。
量子状態を実現して、量子計算用の量子ゲート(論理回路)を通すと計算できるらしい。量子ゲートは行列で表すことができ、NOT(入力ベクトルを反転),アダマール(一回作用させると量子重ね合わせを表現でき、2回作用させると初期に戻る)、CNOT(量子もつれを表現できる)などが代表的なものである。超電導量子ビットの場合は、マイクロ波で量子ビットを操作することで量子ゲートによるオペレーションを行う。イオントラップ方式ではレンズやミラー、偏光板で光子の状態を変化させることが量子ゲート -
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脳を科学的に測定し、感情や思考を読み取る。そんな技術が今、現実のものになりつつある。IT企業などが開発を加速させる「ブレインテック(脳の技術)」の最前線に迫る書籍。
コンピュータなどの機械を脳と接続し、双方の間で直接情報をやり取りする技術を「BMI(ブレイン・マシン・インタフェース)」と呼ぶ。BMIは医療への応用を想定して基礎研究が進められてきたが、近年、半導体技術の発達を受け、IT産業が新たなビジネスチャンスとして取り組みを始めている。
テスラのCEOイーロン・マスクは、ニューラリンク社を創立しBMI分野に参入した。同社は、人間の脳に電極などを埋め込み、コンピュータなどを自在に操作する技 -
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これまで何冊か読んできたライフサイエンス系の書籍の集大成として、
最近話題の?クリスパーに関する本にチャレンジしてみました。
生物が苦手な自分にも結構分かりやすく書かれていて、
細かいところはあまりよく分からなくても、
全体感を見失わない程度に理解することができてとても助かりました。
クリスパーだけでなく、すでに実用化されているGMOについても言及されており、
GMOをなんとなくしか理解できていなかった自分には知識のアップデートになりました。
著者の主張には全てにおいて賛同する訳ではないですが、様々な関係者の思惑が整理されていて、
自分のスタンスを決める参考になるのではないかと思います。
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ネタバレゲノム編集は今に始まった技術ではなく、クリスパーという3代目のものが今注目されており、以前より安価、高度な技術が不要、正確という3つのポイントが高い。2万円程度でキットが利用できるが、一般人の利用は放置すると生態系に異常がでるなど問題となり、販売が禁止されている。
現在は食、医療分野で利用されている。
遺伝子組み換えでは様々な機関の承認・許可が必要だったが、ゲノム編集では省かれている。
ただ、食・生育に必要なものではなく、色が茶色にならないマッシュルームなど、一見無駄なように思えるものもある。
GMO自体は古来から利用されているが、近年での直接遺伝子に手をかける方法が問題視されている面から、 -
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AIと人間の関係について公正な視点で見たい人におすすめ。
【概要】
●AIにできることをすべてAIにさせるとしたら、どのような課題が浮き彫りになるか
●AIの技術と歴史。新しいものの情報では、スパイキング・ニューラルネット
●日本の企業が持つべき危機感
●人間は、どこに存在価値を持つべきか。
【感想】
●AIが発展するに伴う危機感、所謂「シンギュラリティ」到来のような内容もあれば、冷静に捉えた内容もある。
●人間を超越し人間に危機を及ぼすAIの存在が技術的に可能になったとしても、あえてそのようなAIを開発しないという選択肢もある。
すなわち、最終的には危機が起きるか否かは人間が判断できる