小林雅一のレビュー一覧

  • 生成AI―――「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?

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    SiriでもAlexaでも、音声認識してテキスト化するところまではディープラーニングが使われているが、その先の処理では、あらかじめ人間が想定して用意した複数の質問やリクエストに対応して各種の回答やアクションを返す仕様になっている。

    OpenAIは、2020年にGPT-3を公開した後、GPT-4の開発に取り掛かっていたが、2022年11月にGPT-3.5をベースにチャットボットを開発して公開することにより、GPT-4が世間から受け入れられるための地ならしをして、新規投資を呼び込もうとした。その結果、マイクロソフトから推定100億ドルの新規投資を呼び込むことに成功した。

    Googleは、202

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    2024年11月06日
  • イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマン なぜ、わずか7年で奇跡の対話型AIを開発できたのか

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    ネタバレ

    この手の本で日本人の書いたものって、どうしても伝聞が中心になるせいか、読後感がスッキリしないものが多い印象だったのだけど、本書はテンポも歯切れも良かった。

    よくあるAI脅威論について、ラリー・ペイジはAIが人類に取って代わるとしても、それは生物から人工物へと進化が次の段階に移行するに過ぎないと捉えているんだとか。なるほど。

    また、今後世界中のテキストを読んでしまえばもう、学習することがなくなるのでは、という指摘に対して。AI同士でテキストを作り合い、それを学習材料にすることで発展を続けていく、とアルトマンらは考えているらしい。AI同士で競い合って学習を深めていくという手法は囲碁の学習などで

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    2024年10月27日
  • AIと共に働く - ChatGPT、生成AIは私たちの仕事をどう変えるか -

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    AI(主にChatGPT)を中心にその現状、可能性、懸念がコンパクトにまとめられた良書。
    最近はチャット型のAI と毎日話し、随分助けられている。本書はそこで得る実感とも離れていないし、それより広い範囲、射程の話が入っている。
    AIがあっても、あなたの知らないことが分かりはしない。知っている人たちが楽になるのだ。といった主旨の引用は響く。わたしもそう思う。

    AIに対する警鐘をやや強めに鳴らしていることも好感が持てた。そこを無視して進めないよね。でも進むしかないだろうけれど。

    本書の読後感とともに、今日もわたしはAIと仕事します。

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    2024年08月08日
  • ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃

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    DNA そのものを作り変えるゲノム編集。その技術概要と生命、社会に与える影響を概説。
    特定の特徴を持つ人間を優先的に作り出すことにならないか、寿命を延ばすことはどこまで許されるかなど、倫理的な課題が大きいと感じた。既存の宗教や哲学では対応できない課題。神の領域ともいえる技術だけに、早い義論が必要だろう。

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    2024年07月20日
  • AIが人間を殺す日 車、医療、兵器に組み込まれる人工知能

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    AIの可能性と脅威について語った一冊。

    2017年出版と今となっては若干古いが、勉強にはなった。

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    2024年07月15日
  • ゲノム革命がはじまる DNA全解析とクリスパーの衝撃

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    DNA分析とそれによって起こる影響を描いた一冊。

    2019年出版で今となってはちょっと古いこともあり、特筆すべき内容はなかったものの、面白かった。

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    2024年06月27日
  • 生成AI―――「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?

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    読みやすい
    スペース歌劇団はミッドジャーニーで作成した絵画で物議を醸していたのは知らなかった。
    AIの活用の特にクリエイティブな部分にフォーカスされていて自分のきょうみかんしんとマッチ

    生成AIの面白さは上の作品を作り出したプロンプトは明らかにされていない点と同じプロンプトを入力しても同じ作品が出力されるかは確かではないことだと思った。

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    2024年04月25日
  • ゼロからわかる量子コンピュータ

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    量子コンピュータは汎用性のあるものではなく、組み合わせ問題など大量の計算を必要とする課題を解決することに特化している。新薬の開発に活かせるのは、人類全体にとって良い点だ。ただ、リスクを恐れず純粋に興味を持ち続けるマニアが求められる狭い分野なので、人材が集まり開発が加速するかは疑問だ。

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    2024年02月15日
  • 生成AI―――「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?

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    【星:4.5】
    タイトルのとおり、ChatGPTを始めとする生成AIについて、これまでの歴史、現状、課題点などについて書かれている。

    まず良かったのが、私のように生成AIに詳しくない人にもわかりやすい内容となっていることである。
    かといってとおり一辺倒のことしか書いていないかというとそんなことはなく、生成AIの仕組みなども結構詳しく説明してくれている。

    正直読んでいて、AIの急激な進歩は「末恐ろしいな」と強く感じた。

    なかなかおすすめの1冊。

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    2024年02月03日
  • 生成AI―――「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?

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    ちきりんさんのVoicyで筆者との対談が組まれていたことをきっかけに購読。これからさらに世の中を席巻していくことは間違いない生成AI、これから使いこなせるようになりたい生成AI、まずは周辺環境を学ぶために。少し小難しいけど、網羅的に書かれていて勉強になりました。

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    2024年01月02日
  • 生成AI―――「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?

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    ちきりんさんのvoicyで紹介で紹介されてたので、読んでみました。
    想像以上に面白かったです。
    AIに関して知ってるようで、知らないことを丁寧に説明してあるので、生成 AIに関する理解度が上がりました。

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    2023年11月28日
  • AIと共に働く - ChatGPT、生成AIは私たちの仕事をどう変えるか -

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    生成AIを利用する上での注意点が分かりやすくまとめられている。また技能を育むことは人類の「第二の性質」であり、あまり必要とは思えないプロンプト・エンジニアリングのような新たな技能を開拓し、追求しようとするという着眼点も面白いと感じた。私達人間はより創造性を求められるタスクをこなして行くべきという観点もあるが、一方でプライベートの充実を図り、人生を豊かにするという考えも大事になると思う。

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    2023年11月20日
  • 生成AI―――「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?

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    300ページ以上あり、見た目は分厚そうだが意外とサクサク読める。
    テクニカルなものというより本質論の本。
    ちきりんさんがVoicyで推薦し、対談した著者。


    ・これからは、ユーザインターフェース、つまり、コンピューターの使い勝手が重要


    ・GoogleもChatGPTも多くの人が使い、
    多少の間違いを含んでいるが、
    両者の違いは、ChatGPTの場合、一般利用者がメインで多少の間違いは気にならない。
    しかし、Googleの場合は、科学者や専門家などが使い、間違いがあると非難されるという違いが面白かった。

    ・生成AI以前は2度の冬の時代があった。
    特に苦労したのは言語モデル。
    多様な言葉

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    2023年10月06日
  • ゼロからわかる量子コンピュータ

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    量子コンピュータの開発に取り組む主要国や世界的大企業とベンチャー企業の動向などを幅広く解説。量子コンピュータの研究動向はここ数年で目まぐるしく変わったが、その中でも有名な論文発表などにも触れられ、歴史の動きを振り返ることができる。量子人材の育成が急務と言われているが、それで本当に一生食っていけるのか。。実用までは遠そうだけど、投資し続けなければならない難しい分野だなと思う。

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    2023年05月24日
  • ゼロからわかる量子コンピュータ

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    2021年の自民党の政策パンフレットに「国産量子コンピュータの開発に取り組む」と書いてあったが、現在はどうなっているのだろう。2023年のパンフレットには「最先端技術への投資を拡大する」とある。是非とも技術をものにしてほしい。

    本書は、量子コンピュータとは何か、量子コンピュータの仕組み、量子コンピュータで何ができるのかをテーマに、できるだけ数式を使わず、わかりやすく説明されている。とはいうものの、量子力学は難しい。

    勘違いしていたのだが、量子コンピュータはなんでもできるわけではなく、計算のためのアルゴリズムがあるものにだけ使用できるそうだ。量子コンピュータを使うことで、身近なところでは、新

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    2023年04月02日
  • 「スパコン富岳」後の日本 科学技術立国は復活できるか

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    日本の衰退が叫ばれて久しいが、スパコン分野では世界と戦える位置にいるらしいことがわかって、なんだか嬉しい。
    汎用性や消費電力など使いやすさを意識した開発が進められているようなので、AIやゲノム解析など日本の科学技術を支えるものになってほしい。

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    2023年01月21日
  • ゼロからわかる量子コンピュータ

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    量子コンピュータとは何のか?どのような原理で動き、また人類をどのように発展させうるのかが書かれた一冊。内容は100%理解できなかったが、なんとなく量子コンピュータについて知ることができた一冊。副次的な知識も必要。

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    2022年12月01日
  • ゲノム編集からはじまる新世界 超先端バイオ技術がヒトとビジネスを変える

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    【メタバースがかわいく思える】
    遺伝子組換えとゲノム編集は異なるもので、リスクも異なること、自然・天然は危険が少なく、人工物は危険であるという盲目的な理解を打ち破ってくれました。
    マイナスリスクの限りなく少ない植物工場で、色・形・品質のそろったさまざまな野菜がつくられることもまじかに迫っていると感じます。

    クリスパーというはさみを使用することにより、狙った箇所を切断できるようになったとはいえまだまだ確率が低い状態です。しかし、今後はどんどんよくなることは明白です。

    受精卵で単細胞の状況でゲノム編集を実施することは容易と言いますが、遺伝要因の疾患があり、人として成長する前にその疾患を取り除く

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    2022年08月14日
  • ゼロからわかる量子コンピュータ

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    小林雅一(1963年~)氏は、東大理学部物理学科卒、同大学院理学研究科修士課程修了、東芝、日経BP勤務、ボストン大学留学、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所勤務等を経て、KDDI総合研究所リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学・客員准教授。ITやライフサイエンス等に関する一般向け著書多数。
    本書は、近年急速に注目度が高まっている「量子コンピュータ」について、一般向けにわかりやすく解説したものである。
    私は文系出身の会社員だが、量子コンピュータについては、これまで新聞等で目にしたレベルで、「シュレディンガーの猫」の呼ばれるパラドックスが象徴する量子力学をベースにしていること、現

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    2022年06月30日
  • 「スパコン富岳」後の日本 科学技術立国は復活できるか

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    富岳のようなスパコンの中核をなす「半導体」、そしてその活用対象として今、最も期待されている「AI」という2つの分野に焦点を当て、日本が再び科学技術立国として歩み出すための道を探る本になっています。

    多くの第一線の研究者への取材や豊富な文献に裏付けられた確かな情報から、世界の覇権争いの狭間における日本の立ち位置が浮かび上がらせてる点に好感が持てました。

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    2022年02月23日