あらすじ
(ChatGPTと生成AIを)「仕事のアシスタントとして採用するなら、これほどの適材は他に見当たらないでしょう」
人工知能とそれを支えるクラウド技術などの進化を長年追い続けてきた第一人者による、最新技術を仕事に活かすためのいちばん丁寧な解説書。
●調べ物の効率を圧倒的にアップさせる
●気の重いメールの返信を肩代わりさせる
●ぱっとしない日報を前向きに修正させる
●複数の英文記事をもとに日本語のレポートを作成
●魔法のように精巧で美しい画像を一瞬で描かせる
――など
具体的な事例なども随所に交えて、わかりやすくまとめました。
【主な内容】
第1章 ChatGPT、生成AIとは何か
第2章 生成AIは私達労働者の敵か、味方か
第3章 生成AIを仕事にどう使うか
第4章 未来予測――私達の生きる世界は今どこに向かっているのか
【著者プロフィール】
小林雅一(こばやし・まさかず)
1963年、群馬県生まれ。
KDDI総合研究所リサーチフェロー。
情報セキュリティ大学院大学客員准教授。
東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学、マスコミ論を専攻。
ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭を執った後、現職。
著書に、『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』(講談社)、『クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場』(朝日新聞出版)、『生成AI――「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?』(ダイヤモンド社)などがある。
感情タグBEST3
AIは本当に役に立つのか
AIはインターネット上の大量のデータを学習して、様々な用途に使われるようになってきたようである。しかし実際に使ってみると、ベースにする情報が真実とは限らないので、もっともらしい嘘をつくこともある。実際に仕事に使おうとするとその信憑性が問題であること、著作権の問題が知らないうちに発生する危険性があることが気になっていた。この本ではそのような点に関する事例も記載されており、参考になる内容であった。
Posted by ブクログ
AI(主にChatGPT)を中心にその現状、可能性、懸念がコンパクトにまとめられた良書。
最近はチャット型のAI と毎日話し、随分助けられている。本書はそこで得る実感とも離れていないし、それより広い範囲、射程の話が入っている。
AIがあっても、あなたの知らないことが分かりはしない。知っている人たちが楽になるのだ。といった主旨の引用は響く。わたしもそう思う。
AIに対する警鐘をやや強めに鳴らしていることも好感が持てた。そこを無視して進めないよね。でも進むしかないだろうけれど。
本書の読後感とともに、今日もわたしはAIと仕事します。