石黒正数のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うーん、最高。
キャラクター設定と世界観がいいんだなぁ。今の時代に読むのに適してると思う。
ミシンそばの話が一番良かったかな。印象深いのは地図の話だったかも。
地図に二重の意味があるのは一瞬で気づけたからな、実際は三重の意味だったんだけれど。こういった快感を与えてくれるから、推理小説ってハマる人はハマるんだと思う。
あとがきで作者さんが書かれてたのだけれど、「日常」を守るのは大変なことという表現。「健康」と置き換えてもさほど違いはないかもしれませんが、大局を見据えてる表現のようで好きだなぁ。
次は5巻か。次第と各話の幅(登場人物への焦点・行動範囲)が広がってきてる気がするので、楽しみです -
Posted by ブクログ
冒頭のカラーだったものがモノクロになっている模様。カラーを無理にモノクロにすると色彩おかしくなるから好きじゃないんだよなー。
と、話は今までどおり、主人公中心の商店街。この各話の質のまま最新刊まで行ってるとしたら作者は天才に限りなく近いのではなかろうか。難しいと思うんだけどな、こういった理想のありふれた日常を描き続けるのは。
亀井堂の話とじーさんの話がお気に入りになりそうかな。
どちらもほっこりする良い話。
ということで、来週4巻買いますか。
電子書籍はとりあえず手持ちにないものから集めていくのに躊躇しなくなったな。手持ちのを買い換えるのはまだ抵抗があるけど・・・ -
Posted by ブクログ
石黒正数『木曜日のフルット』第2巻。
こういうマンガに出会えることの幸せをどう表現したらいいんだろうな。
これほど登場人物ひとりひとりに細やかな愛情を注ぐことのできる作者、
物語の犠牲にしない作者って、たぶんそうそういないように思う。
世界のあちこちで泡立つ小さな物語(わずか2ページ!)が、
1冊に纏まるとまるで群像劇のように読めてくる不思議。
欄外の細かな仕掛けが、リアルな世界にもその泡立ちが続いていることを予想させる。
こういうの、たぶん小説にはできないし、
あるいは長編マンガというスタイルでも無理だろう。
このペースなら2年に1冊くらいかな。
石黒せんせいには息長く描いてほしいず。 -
Posted by ブクログ
ミステリーっぽい話とSFっぽい話の集まった短編集なんだけど、全体とおして話がつながっている。で、その構成が上手い。
最初、明らかにコメディ調の謎解き話ではじまり、中盤すぎまでその調子でいくのだけど、途中から雲行きがあやしくなる。各話が舞台設定だけでなく、筋として繋がっているらしいことに気がついて「えっ・・・」となり、徐々に伏線が回収されていくにつれ、とんだシリアス展開に。「え」どころか、息を呑むようにして一気に結末へもっていかれます。
まとめると、以下3点があり、エンターテイメントとして優れた作品だと思いました。
・短編集としての入口と出口での驚くべき(良い意味で)空気の違い.
・初〜中盤で