石黒正数のレビュー一覧

  • 木曜日のフルット(2)

    Posted by ブクログ

    石黒正数『木曜日のフルット』第2巻。

    こういうマンガに出会えることの幸せをどう表現したらいいんだろうな。
    これほど登場人物ひとりひとりに細やかな愛情を注ぐことのできる作者、
    物語の犠牲にしない作者って、たぶんそうそういないように思う。

    世界のあちこちで泡立つ小さな物語(わずか2ページ!)が、
    1冊に纏まるとまるで群像劇のように読めてくる不思議。
    欄外の細かな仕掛けが、リアルな世界にもその泡立ちが続いていることを予想させる。
    こういうの、たぶん小説にはできないし、
    あるいは長編マンガというスタイルでも無理だろう。

    このペースなら2年に1冊くらいかな。
    石黒せんせいには息長く描いてほしいず。

    0
    2012年04月21日
  • 木曜日のフルット(2)

    Posted by ブクログ

    半野良猫フルットと半飼い主鯨井先輩を中心とした2P漫画。
    2Pに込められた漫画は、11〜5コマで読みやすく、4コマよりも詳しく描写され普通の漫画より簡潔であり、ふとしたときに読みたくなる。
    毎回変わる題字や注釈も見所。

    0
    2012年04月18日
  • それでも町は廻っている 2巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やぁ、面白いですね。ほんわか。
    キャラクターが純粋でいいなぁ。よつばととかもそうだけど、イラッとさせる描写が殆ど無い。全くない・・・?こともないかとは思うけど、そこまでは意識して読んでないからなぁ。
    真田くんは良い立ち位置。彼はギャグっけを上げてくれる良い存在。程よいラブコメ感の演出(?)もグッドです。
    辰野さんは本来毒ッ気の強いキャラになるような設定だと思うんだけど、いい子だなぁ。

    3巻も早く買おう。

    0
    2012年04月14日
  • 木曜日のフルット(1)

    Posted by ブクログ

    続刊
    フルットのもってりしたフォルムがたまらない。
    全体的にダラダラ・のんびりしてて、一話ずつが短いので読みやすい。
    時々ブハッとくるシーンがあってツボにはまる作品。

    0
    2012年04月07日
  • 外天楼

    Posted by ブクログ

    ミステリーっぽい話とSFっぽい話の集まった短編集なんだけど、全体とおして話がつながっている。で、その構成が上手い。
    最初、明らかにコメディ調の謎解き話ではじまり、中盤すぎまでその調子でいくのだけど、途中から雲行きがあやしくなる。各話が舞台設定だけでなく、筋として繋がっているらしいことに気がついて「えっ・・・」となり、徐々に伏線が回収されていくにつれ、とんだシリアス展開に。「え」どころか、息を呑むようにして一気に結末へもっていかれます。

    まとめると、以下3点があり、エンターテイメントとして優れた作品だと思いました。
    ・短編集としての入口と出口での驚くべき(良い意味で)空気の違い.
    ・初〜中盤で

    0
    2013年05月16日
  • それでも町は廻っている 1巻

    Posted by ブクログ

    キャラの動作や台詞一つ一つへの力の込め様が凄まじい。
    ギャグという美への追求。
    こうなると笑うよりただただ感服して頭を下げるのみ。
    気軽に読めたものではありません。
    褒めてます。

    0
    2012年03月13日
  • ネムルバカ

    Posted by ブクログ

    大学時代のもやもや。これなんだよなぁ。
    入巣ちゃんかわいい。先輩かっこいいです。

    しかしラストシーンの後、先輩が債務不履行で損賠請求されてるんじゃないかと心配してしまう私は一応法学部生なんだな、と思った笑

    0
    2012年03月01日
  • それでも町は廻っている 6巻

    Posted by ブクログ

    時系列がはっきりして、順番に読んでみるとさほど面白くないかもしれない…

    完結するまでは、雰囲気を楽しむしかないか。

    0
    2012年02月20日
  • 響子と父さん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「それでも町は廻っている」の紺双葉=「ネムルバカ」の鯨井ルカ=「木曜日のフルット」の鯨井早菜=「響子と父さん」の岩崎春香。
    ひとつのキャラクターが名前と設定を少しずつ変えながら、いろいろな作品に併行的に登場するのは、歌舞伎の登場人物が同じ世界でいろいろな狂言に出ているようで楽しい。

    0
    2012年02月13日
  • 木曜日のフルット(1)

    Posted by ブクログ

    ちょっとヤンキーっぽくてギャンブラーの鯨井さんと、半分ノラネコ、半分鯨井さんの家にお世話になってるフルットの日常。
    1話2ページのゆるいお話しが満載。

    個人的には好きです。
    めちゃくちゃ面白い訳ではないですが、ちょっとした小話を読んでるだけで結構面白いです。

    トイレに置いて、ちょっとずつ読んでようやく読み終わりました。
    次巻が出たら是非また読みたいですね。

    0
    2012年02月09日
  • それでも町は廻っている 9巻

    Posted by ブクログ

    すごい良かった………それ町の独特の雰囲気がすごく良い。特に「歩く鳥」はちょっと泣きそうになった。「答砲恪気」もそうだったけどだんだんと行間を読ませるみたいな作風になってきていてそれがすごく好き。明確なオチはないんだけどジーンときてしまう。「燃えよ歩鳥」とかもそう。しかしこの小学生組特有のモヤモヤした感じの恋がなんとも言えず良いんだな。なんか懐かしい。

    0
    2012年02月06日
  • それでも町は廻っている 7巻

    Posted by ブクログ

    あぁー、面白かったわぁ。面白かったわぁ。笑えた笑えた。ていうか新品で買ったのにカバーに折れ目が付いてたんですけど!!どういうことだよ……釈然としないなぁ。

    0
    2012年01月26日
  • それでも町は廻っている 6巻

    Posted by ブクログ

    非常に面白かった。この漫画もよつばととかと同じで単なる日常系の枠には入らないこの作品独特の雰囲気を持っているのが良い。今回は恋の成分多めで甘酸っぱかったですねぇ。歩鳥のドジっぷりも健在。

    0
    2012年01月25日
  • それでも町は廻っている 1巻

    Posted by ブクログ

     舞台と主要な登場人物の紹介はこの巻で済ませました、といった雰囲気。

     タイトルにある通り、「町」で色々な事件が起きるはずなので、これからに期待。

    0
    2012年01月15日
  • ポジティブ先生 石黒正数短編集(2)

    Posted by ブクログ

    冒頭の作品のどっかで観た感に心配したけど、あとはテンポ良くて、捻ってて、明るくて楽しく面白い。良いエンタメの見本的。

    0
    2012年01月15日
  • それでも町は廻っている 9巻

    Posted by ブクログ

    久々に言葉遊びが復活してきた感じ。
    71話「歩く歩鳥」は銀河鉄道の夜ネタを随所に散りばめた良作だと思う

    0
    2011年12月01日
  • それでも町は廻っている 7巻

    Posted by ブクログ

    歩鳥と紺先輩がよく描かれた巻でした
    アニメ化決定と同時期だったからかな?

    お祭りの回はオチはないけどいい話だった

    0
    2011年11月25日
  • 木曜日のフルット(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    それ町アニメ→それ町 原作→フルット
    って流れで読みました。
    フルットは可愛いし鯨井先輩は
    まんま紺先輩だし(笑)。

    現時点では石黒作品で1番好きです。
    尤も未だ他の作品を
    余り読んでないんですがね(^^;ゞ。

    0
    2012年07月13日
  • 響子と父さん

    Posted by ブクログ

    響子さんが素晴らしい一冊。
    「父さん」もちょっと変人だけど、どこか愛嬌があってにくめない。
    というか、石黒正数の描く人物はみんな魅力的だ。

    0
    2011年10月04日
  • それでも町は廻っている 9巻

    Posted by ブクログ

    なにかが飛び抜けているわけでもなく、どちらかというと淡々と進むほうなのに、この面白さはどこから来るのだろうか。うん、まあ、面白いんですよ。

    0
    2011年10月02日