橋下徹のレビュー一覧
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ネタバレ●野党のあり方について
単に与党の批判者だけにならない。
良いことは良い、悪いはどう悪いのかどこが論理破綻なのか事実と食い違ってるのかを、上手く糾弾する必要がある。
問い詰めるには、最初からストレートに聞いてもはぐらかされるだけ。
●自民党の強さ
意見バラバラ、方針も個人によって実はバラバラ。
だか、少しでも似ていたら取り込んで、人間関係力とリーダーシップ(器量・器)でトップが取りまとめることで、安定している。
少しでも違うと排除する野党と別もの。
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政治家は人間関係力が大切。モノを言うとあるが、一般社会でもそうなのではないかと思った。
自分にはない力。例えば部長,課長に -
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二大政党制のもとでは、保守とリベラルという対の比較がよくなされてきた。自民党はもともと保守政党だが、今の世論調査によるとリベラル(新しいことを取り入れて前進する)の感覚の方が強い。今の時代、リベラルか保守かという考え方はもう古い!一般市民にとっては、いい政策を出してくれる政党が大事。ポピュリズムはもともとエスタブに対する労働者、農民などの立ち上がり運動なので悪い意味で使われることが違和感ある。
あえて区分けするのであれば、日本は既得権益層を味方につけた自民党と、それ以外の野党だ。
イタリア‥腐敗したベルルスコーニ政権からの、五つ星運動の立ち上がり。
自民党は、違った意見の人でも、10のうち1 -
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政治家としてのトランプ氏について取り上げた本。トランプ大統領は強硬政策や差別的ともとれる発言で、メディアを連日賑わしており、このような右派的考えはしばしば批判の的となっている。しかし著者橋本氏は戦略性と実行力を高く評価している。多くの政治問題に対し優先順位をつけ、合理的に正しい手法で実行する点を称賛していた。同氏はビジネスマンとしての交渉力を最大限に発揮しており、歴代米大統領には絶対成し遂げ得なったことを実現していると分析している。
人権を踏みにじるような行為が許されるのかという疑問も残るが、おおむね全体的に興味深い考え方であった。政策実行、現実路線という立場にとればトランプの手法は正しいも -
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実際に政治をしてきた人なので、現実的な方法論が書かれており説得力がある。国と地方の役割が被っていて無駄な税金がかかっている➡︎地方に任せる、という点は、地方自治体がやれることの可能性を感じて興味深かった。また、最後の「クビ推奨」は、働く身としては納得感があり、経済進展にも効果的だと感じた。
現役時代によほど批判が多かったからか、学者やコメンテーターへの文句が多すぎて、読んでてやや面倒臭くなる点がマイナス(笑)。
野党が野党のまま甘んじているのは、結局その方が居心地が良いからだと思う。個人が権力欲を持つことに期待するよりも、システムそのものを変えたり、政治家を目指したくなるような教育をしたりす -
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カテゴリを「HOWTO」にしてみた(笑)
「このような大阪での先行的な教育無償化政策は、増税など一切やらずに、借金を減らしながら実現できました。国は消費税の増税をし、さらに借金を増やして教育無償化政策をやろうとしています。国会議員は甘えすぎ! もっと厳しく頑張ってもらわなければなりませんね。」
というのに共感しました。
結局、国民がそれを許しているということだと思いますがね。
著者のことは、私はあまり好きではなく、書いてある内容も全面的に支持するということでもないのですが、それでも、大阪での実績と政治的実行力はあるのかも、と感じさせる内容ではありました。
沖縄の行政マン、全国の政治家に -
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非常に面白かった。
政治の世界に疎い理由の一つとして、よく分からないから、ってのがあると思うが、この本はまさに題名通り、政治を選ぶ上での着眼点をつけてくれる。
そうか、この点を物差しにすればいいのか!
と気づかせてくれる良著。
橋下さんは元から嫌いではないけど、この本を読んでますます好きになった。ものの見方が冷静で客観的なので、全体的に凄く説得力があるとおもう。
後、外国人による日本の土地の購入や、中韓との付き合い方の下りは目から鱗がおりた。
相手に敬意を示しつつ、主張すべき点は主張する。
これは政治を超えて、生きる上で気をつけるべき点だよね。 -
購入済み
橋下さんの声が聞こえてきました
一人で仕事をしています。本社には上席、部下がおりますが遠方のため電話でのやり取りが主です。そんな状況なので、何が正しくて何が間違っているのかフラフラすることがあります。読み進めていくうちに、正しかったんだ!もっといいやり方あったんだ。。など気が付きを教えてくださいました。持ち歩けるダウンロード版なので、迷ったときに読み返したいと思います。橋下さん政界にもどらないかなぁ。日本を変えてほしい。
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集団的自衛権を容認する安保法の改正がなされたとき,立憲主義に反するとの主張をよく聞きましたが,この本は立憲主義とは何かの理解に役立ちました。
もちろん,立憲主義と言っても,色々な見解があるとは思いますが,1つの見方として,お二人の対談は大変興味深かったです。
憲法改正をめぐっては色々な考え方がありますが,その時代時代の立法事実を検討しなければならないという点については,深く同意します。
権力を行使するにあたり,何が正解かは誰にも分かりません。そこを,適正手続を踏むことによって,一応の正当性を担保するという視点も,強く印象に残りました。
あと,日本の民主主義が成熟していくためには,知って -
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何かと世間を騒がす元大阪府知事・大阪市長で弁護士の橋下徹氏と、気鋭の若手憲法学者の木村草太氏の憲法を巡る対談。
本人達も言及しているように、意外にもこの二人の対話が噛み合っていて驚いた。まさに法と論理という共通の基盤に基づくインタレスティングな議論だと感じ、憲法を考えるのに一読の価値があると思った。
「何を憲法に書くべきじゃないか」という問題設定による議論や、集団的自衛権を巡る憲法9条解釈についての議論、憲法改正国民投票の意義付け(国民意思の発露の機会としての憲法改正手続き)についての議論などが、特に興味深かった。また、二人いずれも「適正手続き」という考え方を非常に重視しているのが印象的だった -
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正直、東京に住んでいると、大阪都構想が実現すると何がよくなるのかピンとこなかったんですけど、これを読んで非常によく理解できた。
主張されていることはごくごくシンプルなんですよね。
中央が号令かけて地方を画一的に統制し、恣意的に分配するやり方はもう時代に合わない。
地域地域で、最適な形を自ら選択できるようにすることで活力を生む。
シンプルかつ真っ当な考え方です。
それと、政治と行政の役割分担について。
政治家はビジョンと方針を示し、行政は実務が回るよう細部を組み上げる。
お互いが衝突する際は、とことん議論を尽くす。
これもまたシンプルかつ真っ当。
そして、組織マネジメントの大切さ。
政治家は -
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大阪都構想のことがよくわかります。
堺屋氏が書いている 一章「大阪の衰退、日本の衰退」で大阪都構想の必要性が明快に書かれています。ここだけ読めば本質はわかると思います。
対談部分は同じことの繰り返しな感じがしたので読み飛ばしてもよいでしょう。
橋下氏の執筆部分は具体例、府知事時代の体験話もあり面白かったですが、あらゆる反対意見に反論・論破しようとしているので、本として冗長な部分が多いかと思います。
政治と行政の役割分担についてよくわかり勉強になりました。
大阪都構想は日本全体の構造的問題を指摘しているので大阪府民以外も読んで役に立つと思います。