土屋賢二のレビュー一覧
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対談している二人の話が微妙にかみ合っていないのは、対談としてはどうかと。
森先生は、孤高すぎて対談には向かない感じですね。(ほめ言葉にあらず)
それに引き替え土屋先生は良く最後まで我慢できたものだと。(^^;
おまけの短編の方が楽しめたかなぁ。
ちなみに、短編はやはり森先生に軍配が。(^^;Posted by ブクログ -
「わたしのギョーザをとって食べた人へ」など、著者のユーモア・エッセイを集めた本です。あいかわらずのひとを食ったような文章に加えて、今回は著者自身によるシュールなイラストが添えられていて、相乗効果を生んでいます。
また、「カモと宝くじとホーキング博士」「イギリス人との会話」の2編は、著者のイギリス留...続きを読むPosted by ブクログ -
御茶の水女子大学で哲学を教える著者のユーモア・エッセイ集。
哲学者というと、やくたいもない理屈をこねる変人というイメージがありますが、そのイメージを思いっきり増幅したような文章のエッセイです。まとめて読むとバカバカしくなってしまいますが、ちょっとした空き時間に少しずつ読むと楽しめます。Posted by ブクログ -
哲学者である著者が何で哲学なんかを…と茶化しながら自分の学生時代を振り返るエッセイです。
語り口が軽妙で楽しく読めました。
学生時代、誰しもが同じような経験をしたはず。
僕も程度の差はあれ、やはりあの時代があったから今の自分がいるのだと思い返しながら読みました。Posted by ブクログ -
問題そのものが成立しているかというところを丁寧に説明している本。
そもそもの言葉の使い方や基準(定義とも言うべきか)から議論する。
当たり前と思われることを説明する難しさを感じた。Posted by ブクログ -
哲学者の書いた面白いエッセイ。
日常生活を哲学的な目で見るとどうなるのか、そして哲学書のような文章でそれらを表現するとどうなるのか・・・非常にくだらなくて面白い。人によってはまわりくどい表現で読みにくく分かりづらいであろうが、また別の人にとってはのらりくらりと上手く逃げているように感じる文章は面白く...続きを読むPosted by ブクログ -
哲学者土屋先生と精神科医三浦先生のまったりゆるゆる対談第一段。一見いい加減な中にも真実があるような気がするが気のせいかもしれない。土屋先生の本はけっこう読みましたが、三浦先生の本はまだ読んだことないので俄然読みたくなりました。精神科医ってけっこうゆるめな方が多いですよね…大学時代の精神科医の教授も講...続きを読むPosted by ブクログ
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週刊文春で連載されていたエッセイ集。
独特のテンションで真面目に理路整然と飛躍して書いている文章が癖になる面白さでした。
一度授業を受けてみたいものです。Posted by ブクログ -
まだ連載しているんだ。もう終わったと思っていた。
<解説より>
“ツチヤさんのユーモアの魅力は,厳密な論理構成に見せかけた「詭弁」にある。”
なるほど。そうだな。Posted by ブクログ -
独特な切り口により、哲学的な思考とは?
ということを語っておられる
文調がやや口語的で繰り返しもあったりで
はじめは読みづらいかもしれないPosted by ブクログ -
こういう哲学的な問いを考えるのは面白いね.
「あなた自身を愛している」というソクラテスの問いのどこに問題があるか考えてみると,「あなた自身」が他人から観測し得ないことではなかろうか.
「あなたの容姿」も「あなたの性格」もすべて取り払った「あなた自身」とはいったいなんなのか.他人が観測し得ないものを...続きを読むPosted by ブクログ -
哲学書のフリをした女性嫌いの本、かなぁ。
もちろん、シニカルでユーモラスな書き方なので嫌味はないんだけど、環境が女性だらけとはいえ、あまりにもそれに類する内容が多いから食傷気味。
それだけ女性が優遇されてるってことなんでしょうね。Posted by ブクログ -
歴代の哲学者をざっくりと紹介しながら次々と否定。全ての哲学の問題は、言葉の仕組みによる罠という考え。11回にわたる講義方式で描かれている。
哲学を否定しているともとれる講義で、あまりスッキリとはしませんでした。でもユニークな考えだと思います。Posted by ブクログ