土屋賢二のレビュー一覧

  • ワラをつかむ男
    気軽に読めるので、電車の乗り換えのちょっとした空き時間に少しずつ。
    …と読んでいたら、意外と時間がかかったという(笑)。
    最近の読書タイムは、通勤の電車内なので、「ふふっ」ってなる位ならいいけど、時々「(;・ж;・;)チョブ」ってなるのが困りますw
  • ワラをつかむ男
    デビュー作「われ笑う、ゆえにわれあり」から、心のよりどころとしているユーモア本。
    多忙、多筆のせいか、当初の痛快さ、マシンガンのような連打感はやや薄れたが、要所要所は期待通りに展開してくれ、人生の清涼剤となってくれる。
    定年後とのことなので、更なるダメ押しを待つ。
  • ワラをつかむ男
    いつもよりテンポ良く読めた。「画期的商品を開発するには」がドッグイヤー。何のために生きるのか,楽しく生きる,楽しさはどこから生じるのか,を考えさせられる。2010年にお茶の水女子大学を停年退官して神戸に在住のようだ。

    楽しさ追求の階層説はありうるな。マズローの欲求階層説に近似するだろうけど,知るこ...続きを読む
  • 教授の異常な弁解
    「教授の異常な弁解」3

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    p43より引用
    “以上のことから推測するに、胸踊るほど楽しい
    思いというのは、たぶん、何が待ち受けているか
    見当もつかないときに経験するものではなか
    ろうか。”

    目次から抜粋引用
    “理由いらない
     妻と罰
     芸術の理解度
     妻をホメちぎる...続きを読む
  • あたらしい哲学入門 なぜ人間は八本足か?
    これまで読んできた哲学に関する入門書は、ほとんどのものがチンプンカンプンな内容でした。入門書のくせにエラソーにして、難しすぎるのです。でも、本書はお茶の水女子大学の初心者向け講義を文書化したものなので、専門用語も一切使用されず、とても読みやすいものでした。また、これまで漠然と思い描いていた哲学という...続きを読む
  • 妻と罰
    世の中には、様々な「罰」がある。とりわけ妻のそれは恐ろしい―。「女は不純だ」「あなたも家なき子だ」「神経の太さ比べ」「あきらめる方法」など、真理を追究する哲学者として、虚構を排し事実のみを記してきたツチヤ教授が、日本の文化の成熟を願いつつ読者に贈る、珠玉のユーモアエッセイ集。
  • 哲学者にならない方法
    いつもの
    ツチヤ先生の語り口とは
    また 一風変わった
    土屋賢二さんの自叙伝

    いつもの(   )書き が
    登場しているのですが、
    あまりに ご自分の事ゆえに(?)
    かなり
    トーンダウンしておられるなぁ
    と 思いました

    それでも 最後まで
    引っ張っていってくださいました

    うーーーん
    次は やはり ...続きを読む
  • 貧相ですが、何か?
    読書録「貧相ですが、何か?」3

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    P48より引用
    “だが、わたしは「常に目標に向かって邁進しなくてはならない
    」という考えこそ閉塞感の原因ではないかと思う。”

    目次から抜粋引用
    “ぼくはこんなところで働いている
     わたしの大学に迷惑な男がいる
     どうしても間に合わ...続きを読む
  • 哲学者にならない方法
    土屋賢二の自伝書。
    どうして哲学者になってしまったのかを、幼少期からさかのぼり考察している。
    いつものふざけたエッセイにはない知的な文章も本人いわく魅力らしい。

    タイトルの「哲学者にならない方法」は著者だけにいえることであって、他の誰にも当てはまるものではないだろう。著者は哲学者になってしまった原...続きを読む
  • 妻と罰
    面白いです。
    内容は覚えていませんが。

    お気に入りは
    国民的関心事を徹底的に追求すると
    電球を取り替えるのに何人必要か
    わたしの体型の概要
  • 妻と罰
    「妻と罰」3

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    p34より引用
    “寮の規則はあるにはあったが、「土足厳禁」という張り紙を寮委員
    が下駄をはいたまま廊下に貼る程度の厳しさだった。”

     哲学者である著者による、雑誌「週刊文春」に連載された日々の出
    来事を綴ったエッセイ集。
     自己表現についてから紳士...続きを読む
  • ツチヤの貧格
    土屋さんの本は数年前までははまっていたのだけど、どうもマンネリ化した感じがしてしばらく遠ざかってたんだよね。
    久しぶりに読むと、面白い!さすが僕が勝手に名づけた「日本三大面白随筆家」だけある。

    こういう類の本は、時折、暇つぶしに読むのが最適と実感しました。
  • 紅茶を注文する方法
    ふっと笑ってしまいます。だけど、たぶんまとめた形でよむよりは
    それこそ月刊誌の連載でちょこちょこ読むほうが面白いのかも。
    ★3つですが、まとめて読まなかったら毎回★4つくらいかも?
  • 紅茶を注文する方法
    「紅茶を注文する方法」3

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    p58より引用
    “もし苦痛が一分続くのか一年続くのか分からなかったら、さぞ
    不安だろう。”

     哲学者である著者による、周囲の身近な事柄についてひたすら
    深くひねくれて考え抜いた一冊。
     文字を忘れる話から読者からの手紙についてまで、論理...続きを読む
  • 哲学者かく笑えり
    「哲学者かく笑えリ」3

    著者 土屋賢二
    出版 講談社

    p36より引用
    “所有のやっかいなところは、一度所有に取りつかれたら、どこ
    までも欲望が肥大して、そこから抜け出すのが容易でなくなると
    いうことである。”

     哲学者である著者による、周囲の身近な出来事や事柄について
    ひたすら深くひねくれて考...続きを読む
  • 論より譲歩
    この本は内容を楽しむと言うよりも言葉遊びや文章の流れを楽しむものだなと思う。流れるような文章が読んでいて心地よい。
    ここまで好き勝手書くのを許してくれる奥様は鬼嫁ではないと思う。
  • 人間は考えるFになる
    森博嗣氏と土屋賢二氏の対談を本した作品。

    読んでてこの二人が友人になることはないんじゃないのだろうかと思ってしまった。
    それくらい噛み合わない。

    まぁある意味ぶつかることもないだろうから、そういう意味では気楽な関係なのかな。
  • 論より譲歩
    今回は後半失速しなかった。

    文庫オリジナルということは,単行本としては出版しなかったということなのかな。

    読んでみてもほとんど思い出せない。
    ぱらぱらめくると「あー,そんな話もあったなぁ」と思える。

    暇つぶし,
    視点の固定化を予防する,
    などに効果的な本である。
  • 人生気のせい人のせい
    本当のところ何について話しているのかお馬鹿な私にはまだ理解できない...orz.... 表面面白いだけなハズないのに
  • 純粋ツチヤ批判
    文春のエッセイと同じように中盤から読み疲れてくる。不思議だ。ツチヤ流は一貫していて,それを面白いと思っているはずなのに。本当に,不思議だ。

    文春のエッセイとは異なり,いろいろな媒体に書いた作品?(新聞のコラムや講演内容,等)を集めた本。