土屋賢二のレビュー一覧

  • 長生きは老化のもと
    タイトルがユニークさに釣られて読みました。
    とにかく個性的でブラックユーモア的な毒気があってびっくり。 無茶苦茶な事を書かれているようで結構的を得ていると思え、笑えたりします。人気コラムであるのも頷けます。
  • 不良妻権
    退官されているので、数は少なくなったものの、やはり教え子との絡みは好きだ。『自分の残りの年数』を意識する場面が何回かあるが、暗くなりそうなテーマも楽しく読ませてくれる。もう本棚は作らなくてもいいのかな。
  • 貧相ですが、何か?
    まぁ、何と言うか清清しいまでの「馬鹿馬鹿しさ」

    かくいう私も家庭内の地位を猫に奪われ、いかにして奴の地位を脅かすか模索している馬鹿者である。
  • 不良妻権
    どこにでもあるかも知れない、家庭のグチから
    知り合い(?)の話まで。

    エッセイというべきか、日常というべきか。
    すごいのは、何を話していても妻が出てくる事。
    どこかしら妻に繋がり、たとえ話のように語られていく。
    頭の中が妻でいっぱい、という
    別の方向で危険な家庭w
    すごく笑えるわけではなかったです...続きを読む
  • われ笑う、ゆえにわれあり
    1994年の作品だけど、今でも全然面白くて笑えた。
    作者のセンスを感じた。ただ今だったら問題になってるような過激な表現も多々あって時代の変化を感じた、、
  • 紅茶を注文する方法
    さくらももこから色紙を貰った話が出てくる。そういえばツチケンモモコラーゲンなる共著もあったな、とふと懐かしくなった。
  • 日々是口実
     日本口実検定1級W、土屋賢二さん「日々是口実」、2020.2発行。①70代には経験と実行力がある。例えば、78歳のスーパーボランティア、行方不明の2歳児を単独で救出 ②犬になるな。ネコになれ。期待されない人間になれW ③「文は人なり」文章を見れば書いた人のことが分かる。おそろしいことです! ④子供...続きを読む
  • 無理難題が多すぎる
    ■読んだ動機
    近くの本屋さんで「書店員さんイチオシ」と書かれており、気になって読んでみました

    ■感想
    小心者のクスッと笑える自虐がたくさん、自虐、皮肉の表現が大変面白かったです。
    例えば、「うちの妻は義理堅い。一度受けた恩を絶対は忘れずに恩返しする。まるでツルだ。たまに恩を受けた覚えのない私にも恩...続きを読む
  • 不要家族
     ストレスがたまったときは、論理学を勉強して心を休ませる。たまに、早起きしてすがすがしさを味わうそうです。土屋賢二さん「不要家族」、2013.3発行。扶養家族が定年を前にした著者を不要家族にしたそうです(^-^)
  • 不要不急の男
    軽い文体で書かれているが深いことが書かれていると思ったり、いや頭のいい人の言葉遊びだと思ったりと、気持ちを行ったり来たりさせ、感心したりフフッとしたりしながら読んだ。
    解説の方が、「読者の「常識」を脱臼させてくれるような発想と展開」と書いていたが、その通りだと思った。
    自分も電車の中で何度か脱臼した...続きを読む
  • 日々是口実
    土屋先生のエッセイ。
    高校生ぶりくらいに読んだかも。懐かしい。

    クドすぎるくらいクドい、そしてひねくれまくった文章たち。
    でもこれくらい言い訳しながらのんびり生きるのが本当はいいのかもしれないな。

    読む時の精神状態もあるのかもしれないけど、昔ほど刺さらなくてちょっと寂しい。
    なんと言うか時代的に...続きを読む
  • 日々是口実
    くだらなさがとてもいい。
    授業もこんなだったら楽しいでしょう。
    奥さんのことは、哲学の先生だけに、ソクラテスを意識しているのかな?
  • 人間は考えるFになる
    理系と文系の対談だった。私は文系なので土屋氏への共感が大きく、森氏に対しては「このように考えられたら楽であろうな」と思わされるばかりだった。

    だがひとつ。ジェンダーなどに対して考えが進んでいる文系である土屋氏の方が女性蔑視的な発言が多かった点がいただけない。森氏に関しては性別を考えていないようだっ...続きを読む
  • そしてだれも信じなくなった
    久々の土屋先生エッセイ。あいかわらず、事実・誇張・虚構の境目がよくわからない。ふとした瞬間に深遠なことを述べているようで、次の瞬間にはおちょくられている気がする。いつどのエッセイを読んでも翻弄される。それがいいのだけど。
  • 日々是口実
    久しぶりのツチヤ本。いつもなら3分の2くらいで飽きてくるが,最後まで読めた。でも数時間かかった。昔なら2時間もあれば読めたと思う。これが加齢か。読んでいると寝てしまい,本を落として目覚めることを3回体験した。本よりも寝てみている夢の方が面白かった。という記憶も曖昧だ。

    ツチヤ本に代わるエッセイ本を...続きを読む
  • 日々是口実
    代表作、『我笑うゆえに我あり』の土屋先生、すでに退官されたようだが、相変わらず適当、
    もとい、ユニークさ、切れ味は鈍、いえいえ、鋭い。
    どのエッセイも3ページほどで読みやすい。

    「圧迫面接を受けたら」は実践できたらなんていいだろう!
    大人になって就職してだいぶたった今でも、面接はつきもの。
    あまり...続きを読む
  • 無理難題が多すぎる
    Mっ気が多くて、恐妻家?の筆者が語る北杜夫的エッセイ。

    「焼きそばのいろいろ」は思わず笑った。
  • 無理難題が多すぎる
    奥様への(おそらく)愛ある悪口、(自虐的な)比喩、(遠回しの愛情)表現がこれでもかというほど出てくる

    夫に勧めたら、読み終えた後
    「僕はこんなふうに思ったことないからね!!」
    と彼には珍しく強めに一言
  • 無理難題が多すぎる
    2020年本屋大賞「超発掘本!」、著者はエッセイストの土屋賢二さんで、土屋さんが週刊文集に連載したエッセイを収録した作品。ツチヤさんの作品は初読みだが、最初30歳くらいの方が書いているのかと思って調べたら70歳でした(笑)、感性が若く独特のユーモアに彩られた自虐満載のエッセイは癖になる人は癖になるは...続きを読む
  • われ悩む、ゆえにわれあり ツチヤ教授の人生相談
    予想通りというか予想の斜め上をいく視点でいつも通りの自虐ネタに笑わせてもらいました。普段のエッセイよりも少し深みを感じた。天才だと思う。