土屋賢二のレビュー一覧

  • あたらしい哲学入門 なぜ人間は八本足か?

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    ウィトゲンシュタインの論理哲学の核心に触れられます。そもそも、それは問題として間違っている、問いの立て方を間違えていることによる無用の悩みがスッキリしました。例えば、どうせ死ぬのに生きる意味があるのか、というような問い。

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    2019年12月23日
  • われ笑う、ゆえにわれあり

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    まったく新しいジャンル。天才的なへりく・・いや論理的思考。哲学の奥深さ。
    土屋先生が聡明で思慮深いのはもちろんだが、読者もそれ相応の知的センスが求められるとは限らないかもしれないとは思わくもなくはないかもしれないかもとは思えないはずがないかは分からない。

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    2019年10月02日
  • われ笑う、ゆえにわれあり

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     論理学を最近学んだばかりだったので、非常に楽しく読めた。論理学をこんなにふざけて活用できるなんて。目からウロコ。

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    2018年03月20日
  • 人間は考えるFになる

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    「八方美人の対偶」よくもまあこんな面白い表現が思いつくなあと。森博嗣ファンとして買ったけど、土屋先生の本も読みたい。対談本をよんで声を出して笑ってしまうなど、初めての経験でした。

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    2018年01月07日
  • 人間は考えるFになる

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    文学部哲学科の教授と工学部建築学科の准教授の対談。人柄(キャラ)が出ていておもしろい。最後に対談を踏まえた小説が一作ずつ載っていて、それがとても面白かった。

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    2016年10月12日
  • われ悩む、ゆえにわれあり ツチヤ教授の人生相談

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    哲学者 土屋の 面目躍如。
    自分を 貶め、自分の妻を 貶め。
    そこから、相談事に のるのだが、
    答えになっているかと言えば
    答えになっていないけど、
    きちんと答えている。

    人生相談には 正解がない
    といわれるが、哲学者 土屋 には
    相談事の 視点をずらして
    とうとうと 述べる。
    あっぱれ。

    なぜか、人生 なんで そんなに悩むの。
    すべて 運のせいにすれば、
    人生 ラクになるのだ。
    と たからかに 笑う。

    ふーむ。こんなこともあり得るのだ。
    ブラックジョークのように見える。

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    2015年12月22日
  • 妻と罰

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    こういう人を野放しにしていていいのか。

    まさに前提を疑うという哲学へのアプローチの作法 を、英国風ジョークで割って繰出し続けるストロングスタイルが秀逸。

    (妻からの叱責、お弟子さんからのディスにも)決 して折れない魂はこんなにもしなやかなものか。見習っていきたいと思います。

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    2015年06月16日
  • ツチヤ教授の哲学ゼミ もしもソクラテスに口説かれたら

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    人を愛するとはどういう事か。その人の何処を愛するのか、と言い換える事も出来る。それは、愛する人を本能で愛する事を越え、愛してない人をも人間として愛せる法則を考える事になる。あなたの愛の審級が試されているのだ。答えは具体的に出て来るものではない。愛する部分を指摘してしまうと、客観的には愛する人の一部分を見て愛している自分の浅薄さが自ずと証明される事に繋がるからだ。男は理屈を組み合わせて自分の抱いてるエロスを女に語って聴かせる。女には言葉の綾で論破される危険がある為にどんな褒め言葉にも裏があると必然的に警戒する癖が身に付いてしまっている。しかし人間の根源を何処に置くか、について深く考えていくと、人

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    2014年11月20日
  • あたらしい哲学入門 なぜ人間は八本足か?

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    哲学って言葉遊びなんだ…!
    関連の「哲学講義」もおもしろいです。
    土屋先生って本当に哲学者だったんですね(笑)

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    2014年07月19日
  • 人間は考えるFになる

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    哲学者 土屋 賢二と小説家兼某国立大学工学部助教授 森 博嗣の対談本

    タイトルは、哲学の名言「人間は考える葦である」(パスカル)と、森博嗣の代表作(兼デビュー作)の「すべてがFになる」からきたものだろう。
    土屋 賢二の自虐と森博嗣の冴えた常識はずれの対談で、瞑想した対談。土屋 賢二の一貫したダメっぷりはいつものエッセイ通りなのだけども、森博嗣の饒舌ぶりはエッセイとは違って興味深かった。

    森博嗣が土屋 賢二に小説の書き方をレクチャして、ふたりでそれぞれ短編小説(ミステリィとミステリ)を描くという体になっている。

    土屋 賢二も小説は見事にダメで、おそらくこれはダメなものの集大成/具現化という

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    2013年12月27日
  • 紳士の言い逃れ

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    よくある矛盾をパラドキシカルに言い得て妙。小心者で生きにくいけど、考え方次第で幸せになれる、と思える。

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    2013年09月24日
  • 論より譲歩

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    哲学者の土屋賢治氏の日常の生活、奥さんとの関係、学生との関係を綴っている。やや自虐的すぎるところはあるが、とにかく面白い。本人的には面白ネタではないというかもしれないが・・。

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    2013年01月13日
  • 紅茶を注文する方法

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    すごく面白い。土屋先生にはまっている。ひとつひとつが面白くて笑え、さらさらっと読み進められ、とまらなくなる。そして読み終わっての感想は面白かったの一言。内容は不思議とあまり覚えてない。考え込まず、気楽に読書の時間を存分に楽しめているのだと思う。

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    2013年01月12日
  • 幸・不幸の分かれ道

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    面白すぎて続けて2回読んだ。きっとこの先この著者の本をむさぼる自分が想像つく。
    不幸を軽減する方法は、当たり前のことを疑うこと。
    1つの価値観を持つということは、それとは違う価値観を間違いだと考えること。自分とは違う価値観を排除すること。どんなものでも許容するなら、そういう人は、特定の価値観を持っているとは言えない。
    価値観同士が食い違っているときに、一方から見て他方が間違っている場合、どっちが正しいかに決着をつけるのは不可能。しかしだからといって、相手を間違っているとして非難してはいけないということにはならない。実際に対立しているのだから尊重しあう必要はない。
    人間は一面的になりやすい。ちょ

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    2013年01月05日
  • 論より譲歩

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    土屋賢二さんの本は文庫のほうがおもしろい解説&著者紹介付きなので、個人的には即文庫化のほうがありがたいです(印税は少ないでしょうが…)。

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    2012年08月17日
  • 幸・不幸の分かれ道

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    自分はなんて不幸なんだ・・・。と思い悩んでいる人向けの処方箋。

    内容としては、モノには様々な視点があるんだよ、ということを、面白おかしく、そして時にはまじめに説明している。

    ユーモアの部分と真面目な部分の緩急の付け方が見事で、笑いながら読んでいると気づかぬうちに真面目なお話になっていたりする。

    自分の思考ががんじがらめになっているな、と感じる人にはおすすめ。
    特に後半のユーモアについての話は秀逸。

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    2012年07月18日
  • ツチヤ教授の哲学講義 哲学で何がわかるか?

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    何度も繰り返される言葉に批判もありそうだが、
    理解するのに時間のかかる私にはとても分かりやすく面白かった。

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    2012年06月02日
  • 幸・不幸の分かれ道

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    ユーモアエッセイで有名な著者のまじめな語り。本自体は薄いけれどもいろいろと考えさせられ奥が深い。緻密な思考とユーモアの2本柱がキーポイント。1方向から眺めるのではなく視点を変えて多角的に見る。ユーモアを交えることで苦難や不幸を和らげる。考えて考えて考える。ちょっと見方を変えてみる。深刻になり過ぎないためのユーモア。みんないろいろなことを経験し、いろいろなことを考える。そんなとき、人生を楽しく生きられるか、幸せに生きられるか、少なくとも不幸だと感じずに生きられるか。まじめで考え込みやすい人にこそ読んでほしい。人生を楽しく生きるとは人生を楽に生きることにもつながるのではないか。もちろん軽い意味では

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    2012年01月21日
  • ツチヤ教授の哲学講義 哲学で何がわかるか?

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    予想外に真面目な哲学入門。そしてウィトゲンシュタインと土屋賢二の哲学の世界。

    イデア論?デカルト?我思う故に我あり?純粋持続?

    哲学の様々な論をわかりやすく説明しつつ、最終的にはウィトゲンシュタインの言語ゲームと哲学の存在意義についてまとめられた一冊。この講義が受けられる公開講座とかあったら、覗いてみたい。

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    2011年10月24日
  • 幸・不幸の分かれ道

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    国家の品格とだぶる。面白く読めた。やっぱり自己犠牲とユーモアでしょ。自分の人生に被るなあ。共感を持てた。

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    2011年09月19日