土屋賢二のレビュー一覧

  • 紅茶を注文する方法
    デタラメエッセイストのツチヤ氏によるエッセイなのか評論なのか。

    雑誌のコラムらしく、4ページ足らずに落書き付きというエッセイで、大概は最近あった話などを面白く、デタラメに記されている。「我笑うゆえに我あり」が論文のパロディーだったのに比べると、本当に気楽に読めるボリュームである。

    全体に、エッセ...続きを読む
  • 貧相ですが、何か?
    106p「どうしても間に合わない」
    遅刻→
    電車に乗る→
    相手から電話がくる「何をしているのか?」→
    「電話を耳にあてています」と答える→
    のを思いとどまり「電車を急がせています」と答える

    全編このような感じです。
  • ツチヤ教授の哲学ゼミ もしもソクラテスに口説かれたら
    哲学者とはこんなことを考えているらしい。
    誰もが納得する回答は得られないけれど、哲学の考え方が少し分かった気がします。
  • 純粋ツチヤ批判
    個人的には
    ・天使の辞典(悪魔の辞典ではない)
    ・良識とは何か
    ・ノーベル賞と助手の無理解
    が好きです。
  • ワラをつかむ男
    作者の自虐ネタが満載のエッセイ本。すごく人柄が出た作品であり、しかしただ愚痴を言うだけでなく物事の核心をついていると思う。
  • われ笑う、ゆえにわれあり
    くだらなさに独特の哲学的視点が見え隠れ(ほとんど隠れ)して面白かった。
    「すべて自然のせいにすれば無為自然の境地」に感動。
  • ツチヤ教授の哲学講義 哲学で何がわかるか?
    解りやすく解説して、それを解りやすくバッサリ斬るといった感じでした。
    後半少しこんがらがりましたが、入門書としても楽しめました。
  • われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う
    ウイットと諧謔に満ちた人間に対する鋭い洞察。
    とは言っても、お気軽に楽しめます。電車の中で何度忍笑いしたことか。

    イギリス滞在時の話題が個人的には好き。ほぼイメージ通りだけど、土屋さんは、かなりイギリス人に近いのではないかな。

    哲学の素養は自分にはないが、シリーズを読めばつくのかな?そんなお手軽...続きを読む
  • ワラをつかむ男
    哲学者土屋賢二のコメディエッセイ。本書はお茶の水女子大学を退職して神戸に移り住んでからの日々について綴られている。相変わらずの自虐ネタ満載のエッセイだが、その中に頭脳の明晰さがうかがえて面白い。
  • 論より譲歩
    読書録「論より譲歩」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    p68より引用
    “われわれは医者、パイロット、運転手、料
    理人などに、信頼できるかどうかも知らない
    まま命を託しているが、これは完全に運まか
    せだ(医者、パイロット、運転手、料理人の
    方々は運に頼らないでほしい)。”

    目次から抜粋引用
    ...続きを読む
  • 妻と罰
    トイレで読むためのエッセイ探しがテーマで選んだツチヤ教授のエッセイ。妻や学生とのやり取り、自虐的で偏屈な方向への考え方、そしてそれが真理をついているので、さすが哲学者かと思うと、またふざけたことを考えるし、ニヤニヤが止まらない。話の後の挿絵をみてさらに吹き出しそうになる。これは電車で読んではいけない...続きを読む
  • ツチヤ教授の哲学講義 哲学で何がわかるか?
    ウィトゲンシュタインの「哲学的問題は言葉の誤用から生じる」という立場から、過去の哲学者は真理を分かっていなかったことが分かった、ということを語った本。専門外の人にはしっくり来ないかも。でも分かりやすい。
  • 紅茶を注文する方法
    活字で人を笑わせるとは本当に難しいと思うが、大いに笑った。だれも傷つけない紳士な笑いで温度としてはサザエさんと同じくらい。特別面白い出来事があるわけでもないのに笑える話に仕上げる文章力に驚いた。
  • われ笑う、ゆえにわれあり
    この著者、哲学の教授なんだけど、ほんとにおもしろいです。笑えます。
    この本より『棚から哲学』のほうがおもしろかったのでおすすめです!!
  • 論より譲歩
    文庫オリジナル。
    いつもながらの土屋節には、人混みの中でもつい笑ってしまう。特に、奥様のことを書いているところ。
  • ツチヤの貧格
    走り過ぎて行く日常の繰り返し。そんな中での些細な出来事に対し、著者のように考え方一つ変えるだけで笑える出来事に変える事ができるのだと気づく本です。
    人は厳しくなる時も必要ですが、同じ分だけ緩くなる時も必要だと。
    そんな時にはこの本を取り出して読みたいです。
  • 哲学者かく笑えり
    どうなってるのや! この国は!
    あぁ ほんまに腹が立つ!
    もう ええ加減にせえよ!

    と 思うような時に 手に取りたくなる一冊です

    再読の時に
    どこからでも開けて読み始められるのも
    また この土屋先生の特徴でもありますね
  • ツチヤ学部長の弁明
    学部長になってしまった?ツチヤ教授の本。
    お気に入りは
    「神経の太い男」
    「哲学をオチョクる方法」
    「ことわざの正しい読み方」
    どれも電車で読むのは厳禁です。
  • 簡単に断れない。
    読書録「簡単に断れない。」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    P19より引用
    “実際に、店頭で二ギガヘルツのパソコンを使ってみると、今使
    っている〇.五ギガヘルツのパソコンと同じ速さでしか文章を書け
    ないことが判明した。”

     目次から抜粋引用
    “買い替えるべきか
     神とホットケーキ1
     花粉症...続きを読む
  • 貧相ですが、何か?
    ツチヤ先生の受け答えを読んでいると,如何に自分という人間が小さな存在なのか,ということに気付かされます。さすが,ツチヤ先生です。