土屋賢二のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
お茶の水女子大学の教授であり、哲学者である土屋賢二が
週刊文春に連載しているユーモアエッセイをまとめたもの。
こういったジャンルの本を読むこと、
しかも自分で購入してまで読むことは
自分にとっては極めてまれなことであるが、
最近読んだ森博嗣の日記本の中で土屋賢二の名が出てきたため
たまたま土屋賢二に対して比較的関心が高い状態だったことと、
そんな状態のときに、伊坂幸太郎の新刊を探しに行って
たまたま土屋賢二の新刊が出ていることを知ったこと、
などの偶然が重なって手にとることになった次第。
森博嗣との共著である「人間は考えるFになる」以外には
土屋賢二の文章を読んだこと -
Posted by ブクログ
哲学者である著者、タイトルで惹かれ手にした一冊であり、さぞ何やら型苦しいのでは?と読み始めたが、そうではなかった。
著者は、昔、哲学的な本を2,3ページ読んでも嫌になる そんな哲学が嫌いと言われるだけあり、無知な自分でも 凄く解りやすい本でした。
考え方で不幸になるのが『一面的なものの考え方』。
偏った先入観、誤った推論、能力や欲望の重大視とかが一面的な見ないという誤りに。
確かに、日常的に思う数々の事例が、フムフムと可笑しく納得させられました。
重大だと思ってることを、「大したことではない」と視点を変えて見るのは難しいけど、そんな時非常に大切なのは『ユーモア』だと。
難病を患っているから -
Posted by ブクログ
ついついものごとの一面だけをみて良いとか悪いとかを判断してしまいがちだし、当たり前のことも正しいものだと先入観を持ってしまうけど、そもそも人間とは考える力が貧弱な生き物で、頭の良いデカルトだって間違える。だから、真理を徹底的に追求しようじゃないか。なぜ?なぜ?本当?(あ~、疲れる!)でも、まずは、そういう「綿密な思考力」が幸・不幸の分かれ道なのだと著者は言います(さすが哲学者)。
次に大切なのは、「ユーモア」だそうです。イギリス人は、非常にユーモアのセンスを大事にするけど、これはただ単に人を笑わせることだけではないんですね。つらいことに直面したり、深刻な事態に陥っても、つらいその一面ばかりを -
Posted by ブクログ
推薦理由:
思い違いで不幸にならない為に、「緻密な思考」で常識や先入観を見直すべきだという事と、不幸を乗り越える上で「ユーモア」が何より有効だという二つの事を中心に、哲学者である著者が、ユーモアを交えて語っている。
常識のように思っていたことが、ただの先入観だった事に気付かされ、人生観が少し変わるかもしれない。
内容の紹介、感想など:
哲学では、どんなに当たり前に見える事でも、本当にそれが正しいのかどうかを疑い、緻密に考える事で真理の探究をする学問であると述べ、我々が当たり前だと思っている多くの事の中には不幸の原因になっているものもあるので、「当たり前のことを疑う」という方法で不幸を軽減する -
Posted by ブクログ
先日読んだ「希望を運ぶ人」のテーマが、ものの見方、だった。
いきづまったりした時に、ものの見方を変えると幸せへのヒントが見えるという。
この「幸・不幸の分かれ道」も、切り口は違えど、似たようなテーマだった。
著者の土屋賢二さんは、哲学者であるらしい。
後ろの著者紹介は自分で書いたものだろうか。とてもまじめにふざけている。(笑)
哲学と言えば、なんとなくロダンの考える人的なイメージがあるんだけど
(実際、学生のころの哲学の先生はクソまじめな先生だった)
この著者の本なら面白いに違いないと、手に取った。
哲学という「考えること」を研究対象としているだけあって、
本の構成とかがよく考えられている