土屋賢二のレビュー一覧

  • 論より譲歩
    時々著者に騙されそうになりながらも、へりくつやなぁ~(笑)とか思いながら、クスッと笑える本。

    生き甲斐について「生きているからこそ、趣味も…(略)できるのである。趣味などがなければ生きていられないというのは本末転倒である。…(略)生きること以上の特典があるだろうか」と言ったり、
    老人性白内障につい...続きを読む
  • 人間は考えるFになる
    全体の四分の三を占める対談部分は可もなく不可もなく。いつも通りの森博嗣と初めての土屋賢二(だっけ?)。土屋さんの印象はあまりよくなかった。なんだろ、自虐風冗談があまり好きではないからかな。

    しかし、残り四分の一の部分、土屋さんの書き下ろし推理小説がかなり面白かった。土屋さんが哲学ミステリィシリーズ...続きを読む
  • われ笑う、ゆえにわれあり
    哲学者の紳士の本って感じ。

    軽快なリズムとウィットとユーモアに富んだ文章。
    私は非常に楽しめました。
    哲学って、屁理屈よね〜そうよね〜。
    こんな教授がいたら、絶対授業取るのにな〜。

    あと、一話がもう少し短くしたらテンポ良かったかなと思うので一つ減点しました。
  • 人間は考えるFになる
    対談になると、この二人の面白さはどうだろうと思ったけど、意外とすんなり楽しめた。若干、森センセの方が引き気味だったかな?
  • ツチヤの口車
    お茶の水女子大学の教授であり、哲学者である土屋賢二が
    週刊文春に連載しているユーモアエッセイをまとめたもの。

    こういったジャンルの本を読むこと、
    しかも自分で購入してまで読むことは
    自分にとっては極めてまれなことであるが、
    最近読んだ森博嗣の日記本の中で土屋賢二の名が出てきたため
    たま...続きを読む
  • 幸・不幸の分かれ道
    ツチケン先生の少しマジメな哲学の本です。
    「幸せとは何か」。
    今まで私はそのことを理解してると思い込み、当たり前のように「自分は幸せじゃない」と思っていました。
    しかし、この本を読んで、思い込みによって左右されている部分がたくさんあることに気付きました。

    この本には幸せになるための具体的な方法は書...続きを読む
  • ツチヤの貧格
    「間違って写真集を買ってしまったのだろうか」と危惧したが、中身はいつも通りだった。新キャラ(?)ツチヤ師がいい味。
  • ツチヤ教授の哲学ゼミ もしもソクラテスに口説かれたら
    「私はお前の顔も性格も嫌いだが、私はお前を愛しているのだ。」かつて、ソクラテスはこう言ったらしい。こう言われて、納得できるだろうか。
    この教授、これまでの本はアホなことばっかり書いていた(特に「貧相ですが、何か?」かな。ぼくは好きだけど)。今回は、結構マジメに哲学しています。哲学者って毎日こんなこと...続きを読む
  • われ笑う、ゆえにわれあり
     呵々と大笑せずにはいられなかった。面白すぎる。土屋先生はユーモアのセンスが抜群で、エセーの一つ一つがツボだった。すべてを疑ったとしても、これを読んで笑っている「私」は確かに存在するのだと認識しないわけにはいかなかった。タイトル通り、われ笑う、ゆえにわれありである。
  • 幸・不幸の分かれ道
    はじめのうちは、土屋先生お得意のユーモアエッセイ風なのだが、
    読み進めるうちに、いつの間にやら哲学しています。
    ユーモアエッセイの読者ではあるけれど、哲学って難しそうだなぁ、
    と思っているような人にぴったりの本だと思います。
    土屋先生の本領発揮入門書であり、カチカチの頭がほぐされます。
  • 紅茶を注文する方法
    土屋先生のエッセイ。あー、やっぱり面白いなぁ。自虐的なギャグセンスが半端ないです。笑わせてもらいました。疲れたときの息抜きに最適な一冊です。
  • 幸・不幸の分かれ道
    哲学者である著者、タイトルで惹かれ手にした一冊であり、さぞ何やら型苦しいのでは?と読み始めたが、そうではなかった。
    著者は、昔、哲学的な本を2,3ページ読んでも嫌になる そんな哲学が嫌いと言われるだけあり、無知な自分でも 凄く解りやすい本でした。

    考え方で不幸になるのが『一面的なものの考え方』。
    ...続きを読む
  • われ笑う、ゆえにわれあり
    喰えない人だw
    相変わらず、思わず破顔してしまう文章です。何度「え、ちょww」って思ったことかw 何喰わぬ顔でこういうこと言ってみたいなー

    前に一回読んだ時よりも楽しめた。大学生になって、飲酒・喫煙も身近なことになり、悩み事もちょっぴり増えたからでしょう。
  • 幸・不幸の分かれ道
    これもじゃけよみ(表紙絵にひかれてよみました)のひとつ

    哲学なんてむずかしくって・・・
    とおもってましたが、
    よんでみると
    日々の生き方をもう一度見直すきっかけになりました。

    ちがう側面から見ること、
    ユーモアを失わないこと、
    笑いを失わないこと、

    そんなことをあらためてかんがえました。
  • 幸・不幸の分かれ道
    ついついものごとの一面だけをみて良いとか悪いとかを判断してしまいがちだし、当たり前のことも正しいものだと先入観を持ってしまうけど、そもそも人間とは考える力が貧弱な生き物で、頭の良いデカルトだって間違える。だから、真理を徹底的に追求しようじゃないか。なぜ?なぜ?本当?(あ~、疲れる!)でも、まずは、そ...続きを読む
  • ツチヤの口車
    相変わらずの土屋節。最高に面白いエッセイ。暇つぶしの本なので、星一つ減らす。
    読み終わったらツチヤと離れるのが寂しくなったので、また別の著書を手に入れようと思う。
  • ツチヤ教授の哲学ゼミ もしもソクラテスに口説かれたら
    久々の一般向け。
    哲学のゼミの実録的なもので、凄く読みやすかった。
    哲学の入門書的にも読めそうですが、
    非常に唸ったり、非常にイラっときたり(笑)、
    「正解」という「形」のないものについて論じるから、
    最後の数ページの部分を読んで、
    「これに1冊分(二日分の講義)をかけたのか!」て
    方には不向きと思...続きを読む
  • 幸・不幸の分かれ道
    推薦理由:
    思い違いで不幸にならない為に、「緻密な思考」で常識や先入観を見直すべきだという事と、不幸を乗り越える上で「ユーモア」が何より有効だという二つの事を中心に、哲学者である著者が、ユーモアを交えて語っている。
    常識のように思っていたことが、ただの先入観だった事に気付かされ、人生観が少し変わるか...続きを読む
  • 幸・不幸の分かれ道
    いろいろな角度からモノを見てみなさいということ。

    当たり前のように感じていたこと(でも私がなかなか周りから賛同を得られていなかった)が書かれていて、気持ちがすっとした。

    少なくとも一年は取り返せない失敗をした直後だったのでなおさらすっとした。
  • 幸・不幸の分かれ道
    先日読んだ「希望を運ぶ人」のテーマが、ものの見方、だった。
    いきづまったりした時に、ものの見方を変えると幸せへのヒントが見えるという。
    この「幸・不幸の分かれ道」も、切り口は違えど、似たようなテーマだった。

    著者の土屋賢二さんは、哲学者であるらしい。
    後ろの著者紹介は自分で書いたものだろうか。とて...続きを読む