土屋賢二のレビュー一覧
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哲学者にならない方法
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試し読み
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哲学者・土屋先生は、こうやってできた!(?)
箏の才能があって、箏だけをやっていればいいという条件で結婚したという母親は、本当に箏しかやらなかった。父親が一人で家族の選択・食事・育児・教育まで一人でこなし、家計も支えるという超人的な家庭に育ち、父親の「官僚が一番」という言葉に従い、官僚になるつもりで東大に入学。
それが、一転哲学の道を進むようになる。
そんな土屋先生の東大入学までの家庭と、入学後伝説の東大駒場寮での生活などから哲学を志すまで。
哲学と官僚、この対比がすごいけど、土屋先生はこんなバックがあって出来たのだと納得。でも、こんなバックボーンを持つ官僚がいたら、面白かったのにとも思う。 -
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試し読み
Posted by ブクログ
失敗から学ぶべし
哲学?
金にもならないし、実用的でもないし、当たり前のことをうだうだとこねくりまわすアレでしょ?
いやいや、絶対ならないしwww
と、思っているか、または「てつがくってなんですか?」となるか、そもそも自分の生きている中には入り込む余地などまるでないか。
おっと、しばしお待ちを。
落とし穴はどこにあるかわからない。
避けたつもりがパックンやクリボーの上に乗っかってしまうように、哲学というのはそこら中にあなたを引きずり込もうとしているのだ。
このツチヤセンセイ。
何とも不思議な先生で、くすくす笑っているうちに、ずるりと哲学の道に引き込まれそうになる。
カントに興味を持ってみたり、キルケゴールだ、ハイデガーだ、アリストテレスだ.....
いかんいかん。
このままでは私は哲学者になってしまう!!
めでたいことに東京大学に入る道を選ばず、土屋先生のいるお茶の水女子大学も忌避し、なんとか哲学とは無縁の生活を送ろうとしているのだが、たまに考えてしまうのだ。
存在とは何か?
麻雀もパチンコもやらず(宝くじはギャンブルか?)、寮生活もせず、綺麗な家で生活をしているのだが、たまに深く思い悩んでしまうのだ。
神とは何ぞや?
いかーん!
このように、哲学とは非常に恐ろしいものである。
友人には博士課程まで行って、今は外国に行ってしまったものがいる。
近くに餌食になった人物がいるのだ。
この恐ろしさ、わかって頂けるだろうか?
成功者の意見などちょいと耳に挟む程度でいいのだ。
どうせ自慢ばかりで役には立たない。
それよりも、失敗から学ぶことの方がずっと多いのだ。
哲学者にならないためにはどうすべきだったか。
土屋先生の偉大なる失敗からとくと学ぶことをお勧めする。 -
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読書録「ツチヤ学部長の弁明」4
著者 土屋賢二
出版 講談社
P278より引用
“学部長の任期は、予定通り満了を迎えた。任期が終わるまで死
なないように努力したのが実ったのである。”
哲学者である著者による、務める大学のパンフレットや数々の
雑誌に掲載されたエッセイなどをまとめた一冊。
学部長就任のメッセージから性格診断まで、理論的でウィット
に富んだ文章で書かれています。
いしいひさいち氏のマンガも一緒に楽しめます。
上記の引用は、あとがきの中の一文。長生きするための努力と
いうのが、何よりも難しいのかもしれません。体に悪そうなこと
ばかりしていても元気に生きている人もいるかと思えば、慎重に
毎日を過ごしていた人が、突然亡くなることもあります。
はっきりとした方法がわからないので、やはり難しいのではない
でしょうか。
これが答えだ!と断言するような情報には、ゆめゆめ注意したい
ものだと思いました。
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Posted by ブクログ
読書録「ツチヤの貧格」4
著者 土屋賢二
出版 文藝春秋
P134より引用
“かなりの数の中高年の女が離婚したほうがいいかどうか迷って
いる。この記事を読めば、離婚しないと早死すると考えて、離婚
に踏み切る女も出るのではないかと思う。”
哲学者である著者による、日々の生活に対する著者の思考を記
したエッセイ集。
著者の妻についてからつるかめ算についてまで、自筆のイラス
トを添えた面白おかしい皮肉とウィットに富んだ文章で書かれて
います。
上記の引用は、迷惑な情報について書かれた項での一文。
六十歳以上の夫婦が一緒に暮らすと、妻は死亡リスクが二倍に、
夫は半分になるとのこと。新聞の記事だったそうですが、その下
に保険会社か弁護士事務所の広告があったかどうか気になるとこ
ろです。
人の生き死にも、人生の大きな決断も、ビジネスプランの一つで
しか無いのでしょうか。
自筆のイラストはいつもながらの出来栄えです。大変味わい深
いので、慣れると見つけた時にホッとします。今回は点数が少な
めなので、少し寂しく感じてしまいます。どうやら私ははまりつ
つあるようです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「まえがき」から面白おかしく読み始められた。日常の些細な事が面白い話に作り上げられていて、綾小路きみまろの話に知性を加えた表現といえる。面白いので電車では読んではいけない分類に入る。屁理屈を磨きたい思春期の学生にはとくに読ませてはいけない。
こんな文章を書いてみたいと思わせる一冊だった。短いエッセイで何度も笑わせるのは高度な技術だが、笑いを生み出す「型」を作れているからそれが出来ている。内容は「面白い・笑える」といった軽いものであっても。構成・表現においては何度も読み返して検証して、その「型」を身に付けたいと思った。
抜粋させて頂くのは「打つ手はありません」の中の一つ。この質問に対する回答はとくに高度な構成力と感じた。
【問】好きな人がいるのですが打ち明けられません。どうしたらいいでしょうか。
【答】打ち明けてもどうにもなりません。あなたから見て魅力的な相手です。あなたを好きになるという可能性は無人島に二人きりで無い限り殆どありません。たとえ好きになってくれたとしても付き合えばいつか幻滅します。たとえあなたが幻滅しなくても相手が幻滅します。この流れを止めようとしても打つ手がありません。後悔するくらいなら最初から諦めた方が賢明です。このように打ち明けてもロクな結果にならないと思えば気軽に打ち明けられる筈です。
これを読んでこの人とお知り合いになりたいと思った。 -
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「われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う」4
著者 土屋賢二
出版 文藝春秋
p60より引用
“どんな人でも、身近であればあるほど事実が知られ、事実を知
れば知るほど尊敬できなくなるのである。”
哲学者である著者による、周囲の身近な事柄についてひたすら
深くひねくれて考え抜いた一冊。
無人島に持って行く物についてから料理の褒め方・断り方につ
いてまで、論理的でユーモア溢れる文章で書かれています。
上記の引用は、想像と現実について書かれた章での一文。
何事にも丁度いい距離というものがあるのではないでしょうか。
テレビは画面に近づきすぎると全体が見えず、なにが映っている
か分かりませんし、離れすぎても同様です。人との関係も、丁度
いい距離を維持できるように、普段から気を付けたいものです。
各章の最後に、多分著者の手によるイラストが描かれています。
なんとも味わい深いものなので、一見の価値があるのではないで
しょうか。私の感想としては、天は二物を与えず、といったとこ
ろです。
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Posted by ブクログ
「われ笑う、ゆえにわれあり」4
著者 土屋賢二
出版 文藝春秋
p126より引用
“ただこの方式の欠点は、「あっ」、「しまった」、「間違えた
」、「もとへ」、「畜生」のような、入力時によく発する言葉が
そのまま入力されてしまうことであろう。”
哲学者である著者による、周囲の身近な事柄についてひたすら
深くひねくれて考え抜いた一冊。
禁煙についてから人気教授になる方法についてまで、論理的で
ユーモア溢れる文章で書かれています。
上記の引用は、ワープロの入力方式における音声入力について
書かれた一文。私は持っていないのでわかりませんが、スマート
フォンのCMで、音声入力で検索している物がありました。この辺
の問題もどうやら解決されているようで、技術の進歩を感じます。
シッカリ味わいながら読んだほうが面白く読めると思うので、
時間がある時に読むか、一日一話ずつ読むといいかもしれません。
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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
問答無用!論理も通用しない悪質な相手に立ち向かう武器は笑いと譲歩だけ。追いつめられたツチヤ教授が繰り出す奇策の数々。「妻は夫をどう思っているか」「被害を未然に防ぐ方法」「人生は無意味か」「女が発言するとき」など、譲歩につぐ譲歩、ゴマカシにつぐゴマカシの果てに達した捨身のユーモア・エッセイ集。
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偉大なるツチヤ聖人のありがたいお話。
何度も吹きだして笑ってしまった。その話術はもはや芸の域。
いつかホンモノを見てみたいなぁ(笑) -
Posted by ブクログ
お馴染みツチヤ名誉教授のお笑いエッセイ第?弾。週刊文春で連載中のコラム「ツチヤの口車」からの再掲載です。
自虐ネタを中心とした独特のユーモアを巧みな文章で操り、笑いの渦に陥れてくれるツチヤ名誉教授のエッセイは毎回楽しみにしているのですが、今回も期待を裏切らずニタニタのし通しでした。(笑)家庭や仕事や趣味から当時の話題に始まり、哲学や論理や人生全てを笑い飛ばしてくれるそのひたむきさは、悟りの境地とも思われ、その憐れな境遇をより追求してもらいたいと思わせるのは、読者を爽快感へと誘う氏の深謀遠慮でもあるだろう。(って、なわけあるか!笑)
相変わらず絶好調な妻ネタや大学ネタに加え、新キャラ(かどうかは一発ギャグのどうでもいい文章!のため記憶にないですが(笑))のツチヤ師など、笑いにかける情熱には頭が下がる思いです。(笑)
本書名はこれほど氏の足跡(笑)を言い得て妙な言葉はなく、見ただけで、ぷっ!と噴き出して思わず購入してしまいました。(笑)