土屋賢二のレビュー一覧
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大爆笑。ひたすら爆笑。
『助手』『妻』シリーズがおもしろいことはもうさんざん書いたが、『編集』シリーズもかなりよい!!本当にこういうやりとりがなされているのかは不明だが(笑)最高におもしろいテンポのよいかけあいには毎回腹をかかえてしまいます(笑)
今回も話の最後に描いてある挿絵が笑えたヾ(@°▽°@)ノ あははぁ
『親切な二枚舌』は、笑いはもちろんだが、ここに書かれている話はすごい納得した。私も常々思っていたことだし。
やっぱり作者は哲学者だけあって、みんなが当たり前と思っていることを疑ってかかり、あらたな理論を構築してしまうのがうまい。
疑うことって大事だよなぁ。巷間では冷静に考えればおかしいことでもまことしやかに言われて真実だと思っちゃってるもんね。
例えば、「少子化になると国が成り立たなくなる」とか。一見真理のように思えるけど、オーストラリアとかヨーロッパの国でも、人口が日本の半分くらいでも問題なく成り立ってるじゃんね?
物事を鵜呑みにせずに、疑う力って必要だよね。私も身につけたいものです。ハイ。 -
Posted by ブクログ
『わたしのプロフィール』は、「50LDKにはなるところを3LDKに区切って使っています」「いえ、たいしたことはありません。十億円はしませんでした」とか、高田純次ばりのテキトー炸裂で吹いたw
個人的には『汝みずからを笑え』がいちばんよかった。不幸や悩みを笑いに変えることについて書いたエッセイで、最終的には荘子の話にまで飛ぶ。手を打てることには人事を尽くし、どうにもならないことは笑ってすませるという考え方はけっこう好き。めっちゃむずいけど。
『何も考えないで楽しく生きる方法』も面白かったけど、自己責任論強いな〜〜〜と引っかかるところはあった。30年前のエッセイだしなー -
Posted by ブクログ
読書録「長生きは老化のもと」4
著者 土屋賢二
出版 文藝春秋
p31より引用
“ 人を動かすスピーチ力が必要だという
なら、演説巧みだったヒトラーが国民の心
を動かしてどれだけ悲惨な結果をもたらし
たか、考えてもらいたい。歴史上、国民を
戦争に駆り立てたのは政治家の優れた
スピーチ力だった。"
目次より抜粋引用
“時間が足りない
コロッケ入れ替え事件
従順のすすめ
協調性から逃げられない
模倣がすべて"
元大学教授である著者による、日々の
出来事を独自の視点で捉えて言語化した、
雑誌連載をまとめた一冊。
新型コロナ禍の様子についてからギャン
ブルとの付き合いについてまで、普段あま
り使わない軽妙洒脱の四文字を思い浮かべ
ざるを得ない文章で描かれています。
上記の引用は、菅義偉元首相に対する、
スピーチ批判について書かれた項での一節。
心を打たれる程口が上手い人には、ゆめゆめ
気を付けたいものです。
菅元首相だけでなく、政治家が原稿を読み
上げているのは、言葉の端々を揚げ足取り
されないためなのではないでしょうか。
あははと笑えて、少し考えさせられる。
イグ・ノーベル賞のようなエッセイではな
いかと思われます。
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哲学者にならない方法
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
哲学の問題の中には言語的誤解からうまれた問題がある。その問題は、問題として成立しておらず言語の誤解を解くと消滅してしまう。
そういった問題を取り上げて誤解を解き問題として成立していないから答えもないと解説する。
言葉の基準・2つの意味を混同して出てくる問題・個人的な態度の表明と客観的事実・心の中と外、などを使って問題として成立していない「ナンセンスな問題」の例を次々とあげていくのは痛快で曖昧なところがない。
しかし例に挙げられたものは細かいツッコミどころがたくさんあり、かなり割り切って分かりやすくしていると感じる。言葉の基準を明確にすることで問題が成り立っていないことを明らかにしていくのだが、その基準におかしいところがある。しかし著者はそのあたり全部「個人的にはそう思います」と「個人の感想」で突き通している。これじゃあエッセイじゃないか。ここが本書の一番引っかかる点。
具体的にいうと「鏡写りが悪い」は人は美醜の判断を鏡写りで判断しているので言えない、という例がある。これは、その対象の人物が鏡で自分の姿を判別している時だけ有効な基準である。他人の鏡に写った姿をみて「なんだか変だな」と思うことは多々ある。人間は聞き手・聞き耳が存在する以上左右が逆になる鏡に写った姿はもとの姿とは異なる印象を受ける。ペットの猫が鏡にうつると普段と模様が逆転してかなりブサイクに感じる。
「理解の基準は問題が解けること」は「理解の基準は問題の答えを説明できること」も付け足すべきだろう。ただし「解ける」に「説明できる」までの幅広い意味(基準)が含まれているという考え方もできるが本書の文中では「解ける」の用法にフォローはないためただのペーパーテストのような問題とその解答を想定しているようだ。「問題が解ける」だけでは答えを知っていることしかわからず「なぜそう答えたのか」は分からない。「説明できる」なら答えとその根拠の両方が分かる。
他にも「生きる意味はない」の解説で「いずれ死んでしまうと何もかも消えてしまうから無意味だ」に対して「小説や映画は終わりがあるからよい」と例を上げて反論し終わりの有無は意味のあるなしに関係ないと結論付けている。しかし、本人が体験している人生と本人が間接的に経験する小説・映画を「終わりがあること」だけで関連付けているのはむちゃくちゃな話だ。同じ条件にするなら小説を読み終えると死ぬことになってしまう。
上に上げた例は本書で挙げられている膨大な例や説明の一部分でしかなく、大部分は納得できるのでいい本だと思います。