土屋賢二のレビュー一覧
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土屋さんの爆笑エッセイ第二弾。
またまた大爆笑!!今回も「はじめに」で早速やられた(笑)
毎回×2よくこんなおもしろいネタ?が思いつくなと、読むたびに平伏しておりますm(≧Д≦)m
今回特に大好きなのは、『わたしのギョーザをとって食べた人へ』と『わたしのボールペンをとった人へ』。
前者に書かれている先生の心の葛藤には、笑いと共に、共感もあります(’▽’*)「あ〜わかるわかる!!」みたいな(笑)
今回読んで決意しました。土屋さんの本は自宅でひっそり読もうと(笑)
あと、本文とは別に興味深かったのが、『ロバなのか暴力団なのか』に書かれていた、ソクラテスと妻クサンチッペの逸話。
余談ですが -
Posted by ブクログ
大爆笑。ひたすら爆笑。
『助手』『妻』シリーズがおもしろいことはもうさんざん書いたが、『編集』シリーズもかなりよい!!本当にこういうやりとりがなされているのかは不明だが(笑)最高におもしろいテンポのよいかけあいには毎回腹をかかえてしまいます(笑)
今回も話の最後に描いてある挿絵が笑えたヾ(@°▽°@)ノ あははぁ
『親切な二枚舌』は、笑いはもちろんだが、ここに書かれている話はすごい納得した。私も常々思っていたことだし。
やっぱり作者は哲学者だけあって、みんなが当たり前と思っていることを疑ってかかり、あらたな理論を構築してしまうのがうまい。
疑うことって大事だよなぁ。巷間では冷静に考え -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
哲学の問題の中には言語的誤解からうまれた問題がある。その問題は、問題として成立しておらず言語の誤解を解くと消滅してしまう。
そういった問題を取り上げて誤解を解き問題として成立していないから答えもないと解説する。
言葉の基準・2つの意味を混同して出てくる問題・個人的な態度の表明と客観的事実・心の中と外、などを使って問題として成立していない「ナンセンスな問題」の例を次々とあげていくのは痛快で曖昧なところがない。
しかし例に挙げられたものは細かいツッコミどころがたくさんあり、かなり割り切って分かりやすくしていると感じる。言葉の基準を明確にすることで問題が成り立っていないことを明らかにしていくのだが、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ彼のエッセイ集にはまったのは、10年以上前。
ハタと追いかけるのをやめたのは、一度に読むものではないと気づいたから。
彼のエッセイは週刊誌のなかの連載記事だから面白いのであって、一冊丸々がこの調子だと、結構疲れるな、と。
久しぶりに読んだエッセイは、やはりそのテイストは全然変わっていなくて、ただ、以前より少し大人しくなったような…。
特に、くだらない会話で進む一連のエッセイは、ちゃんと哲学になっていて、もしかするとソクラテスの昔から、哲学は会話と相性がいいのかもしれない。
そのほか、SF風な展開のものがあったり、落語的な落ちがあったり。
あら、意外にもバラエティ豊かじゃないの。
でもまあ -
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
文でボケまくってるので一見適当に生きてるように見えるけど、そんなことない(少しはある)(作者風)。哲学と言っていいのかわからないが、作者自身の哲学を感じられた。
以下好きな所
「楽しいことしかない生活なら、だれでもしたがるはずだと思われるかもしれないが、それは一見するほど簡単なことではない。世の中には苦しいことも楽しいこともあり、どれを選ぶかは本人の考え方次第だという状況が多いが、意外なことに、苦しい面ばかり選び取って苦しい思いをする人が非常に多いのだ。実際、多くの人は自分の長所には一顧だにせず、欠点を気にして苦しんでいるではないか。結婚後10年もたつと、妻は夫の欠点しか見なくなるではない