土屋賢二のレビュー一覧

  • われ笑う、ゆえにわれあり

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    土屋賢二の考え方と論のこねくり回し方がとても好き。

    絶対自分でも分かってあろうことをいかにして面白おかしく正当化、綺麗に主張できるか考えながら書かれており、各章ごとのオチもクスッと笑える要素で終わっているのも楽しい。

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    2024年02月15日
  • そしてだれも信じなくなった

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    読書録「そして誰も信じなくなった」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    p41より引用
    “ 人類は多くの難事を成し遂げたが、その
    原動力は、何事も簡単にできると勘違いする
    軽率さである。”

    目次より抜粋引用
    “ネジが可愛く思えた日
     ある謝罪会見
     年はとるな
     清らかさの極地
     旅行と想像力”

     経歴はいまいちはっきりしない哲学者によ
    る、ユーモアあふれるエッセイ集。雑誌連載
    をまとめた文庫オリジナル。
     パソコンのハード増設から病院に対する恐
    怖まで、口先で考えたような文章で綴られて
    います。

     上記の引用は、生きることと軽率さについ
    て書かれた項での一文。
    余計な苦労をしたくなけ

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    2023年11月07日
  • われ笑う、ゆえにわれあり

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    普段人が熟考しないことを掘り下げつつ、軽快にユーモアたくさんに進んでいく。日時会話で駆使したら嫌われそうだけど、笑ってしまう。挙げ足をとる感じ。
    もう一回詠んでもいいかも。

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    2023年04月03日
  • 貧相ですが、何か?

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    「簡単に断れない」単行本化時の、中井貴恵さんに解説を頼んだが…という話が気になり、どれ「簡単に〜」を手に取ってみよう、と思ったら我が家にある文庫版の解説は精神科医の三浦先生だった。
    なんと、そうなったら単行本を求めてネット注文するしかないのか…と思うと、なんだかまんまと、このシリーズの本の頭によく書いてある「本書を買うべき理由」(読んだらすぐ忘れるから連載を一度読んだ人でも時間が経つと読まなかったも同然なので買うべき、など)に誘導されたような気がしなくもない(苦笑

    お茶大関係者の先生方のエピソードが色々出てくるけれどここまで書かれていて色々大丈夫なんだろうか。

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    2022年12月01日
  • 純粋ツチヤ批判

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    久々に面白いエッセイストを見つけて嬉しい。少しずつ読むのにとても良いタイプの人。
    個人的に良いエッセイストとは言葉の切れ味(笑いのセンス)と話の中に専門性、もしくは独自の視点があることだと思っているので、全体的にヒットしている。

    面白いというか一番、刺さったのは「目標を立てても人生に意義が出るとは思えないし、どうせ目標を立てても達成できないし」アリストテレスの専門家がこれを言ってるのがとても面白い。

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    2022年11月23日
  • 紅茶を注文する方法

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    クスリと笑わせてくれる一冊。
    日本語を巧みに操り、バカバカしいを突き抜けた発想はもはや清々しかった。

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    2022年10月22日
  • 妻と罰

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    「妻を出すぞ」w

    改めて読むとああ哲学やってる人の文章だな、と思う。ブラックユーモアとかアメリカンジョーク風のノリで面白いんだけど一気に一冊読もうとしたら案外疲れた。

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    2022年09月01日
  • 妻から哲学 ツチヤのオールタイム・ベスト

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    妻から哲学ということで哲学的な難しさがあるのかなと思ったのですが、楽しく読むことが出来る一冊

    妻から学ぶべきこと、ツチヤ先生の思考が理解できるということと、あるあると思うことのオンパレード

    私自身も妻から修行的なものを感じているので、めっちゃ本に入ってしまいました

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    2022年05月24日
  • 人生気のせい人のせい

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    ネタバレ

     本書を読んで「この本も著者も軽薄だ」と思う人がいたら、その人に言いたい。「あなたの読み方は正しい」と。w「人生気のせい人のせい」、2007.6発行、哲学の先生と精神科の先生の対談です。貴重なお話でした(^-^) ①心の健康を保つ秘訣は、何でも人のせいにすること ②今は「身体を鍛えたり」「脳を鍛えたり」しているが、「人間性を鍛える」というのがない ③患者とケンカできるようになったら医者としてホンモノ ④今は、日本中、年寄りまで我慢というのがなくなった ⑤自分の好きなことをやってれば、ストレスになりえない。

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    2022年02月25日
  • 日々是口実

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    ネタバレ

    スーパーボランティア尾畠さんの話が懐かしい。神戸に移住されてから、神戸および関西ネタが増えた。当然といえば当然か。神戸にケーキとパンの店が多く、病院も多いというのは確かにその通り。パン屋と病院にはたぶん困らない街。文章は相変わらず独特のロジックで成り立っているが、奥様だけでなく弟さんも一緒に旅行しているあたり、仲良くて結構なことだと思う。おまけに解説まで弟さんが。洒落のわかるご家族だ。

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    2022年02月02日
  • 年はとるな

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    いつも思うが、はまると中毒性の高いエッセイ。捧腹絶倒するほど面白いわけではなく、何かが心に残るわけでもないのに、しばらくすると読みたくなる。抜けがあると買ってしまう。痩・骨・窮・骸の章立てからして、たぶん碌なものじゃないだろうと思い、そして期待を裏切らない。奥様の話、弟子とのやり取り、ツチヤ師が定番で、この本にも入っている。ないと物足りない感じさえする。いつまでも書き続けて欲しい。

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    2022年01月13日
  • 不良妻権

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    ネタバレ

     残された時間を大切に過ごすにはどうすればいいのか。あと何歩歩けるかを考えると、歩けるだけ歩く。あと何分電車に乗れるかを考えると、電車に乗る。テレビを見るか見ないか。何かに全力で取り組むか、のんびりするか・・・。考えれば考えるほど分からなくなってくる。 私は何も考えないで(哲学しないで)歩いたり草むしりしたりしていますが(^-^) 土屋賢二「不良妻権」、2015.9発行。ユーモア・エッセイです。

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    2021年10月25日
  • 無理難題が多すぎる

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    久々の土屋本。おおむね気楽に「しょうもない」と笑い飛ばしていいような話の中に、人として後ろめたさを覚える箇所がある。じわじわと弱い毒が回る。ときどき混じる「聖人ツチヤ師」が、実はけっこう気に入っている自分に今更ながら気づいた。そして先生が離婚されないのは、よほど奥様を好きか、奥様の度量が広いか、あるいはその両方だろうと改めて思う。笑えるけど笑えない人物描写。解説も共犯と思えるほどネタ的である。

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    2021年04月20日
  • 人生気のせい人のせい

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    再読です。土屋先生の本は読むと肩の力が抜けるので、すごく好きです。この対談本に関して言えば、たぶん「まえがき(土屋先生担当)」と「あとがき(三浦先生担当)」に、一番まじめなことが書かれてあると思います。残りのほとんど(対談部分すべて)は、適当に笑って楽しんだもの勝ちです。久々に、先生のエッセイシリーズも読み返したくなりました。

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    2020年12月19日
  • われ笑う、ゆえにわれあり

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    「献辞」「はじめに」で既にふざけている。
    面白い。最初の「今日からタバコをやめられる…」が馬鹿馬鹿しくて引き込まれた。
    全体を通して基本屁理屈。頭が良くて捻くれていると、普段からこんなこと考えてるんだろうなーと思い、笑える。
    後半は哲学的。 『結婚前の男女は楽しくつきあってさえいればよいが、家庭に入ると義務と強制しかなくなるのが普通である』 『日本の教育は…主体性や個性を重視する教育が叫ばれているが…本当に…いたら「自分勝手な人間」とか「協調性のない人間」として排斥されるだろう』はごもっとも。

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    2020年11月03日
  • 不良妻権

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    大好きな噺家さんの一人に
    桂南光さんがいらっしゃる
    もう ずいぶん前の口座ですが
    南光さんが 入院されたときのことを
    「枕」で話されていた。
    病名は失念してしまいましたが
    かなり深刻なものであった印象だけは残っている
    その時の闘病のお話を
    微に入り細に渡り抱腹絶倒のお話で
    あったことが強烈に残っている

    土屋賢二さんのエッセイを
    読ませてもらっていると
    深刻な話であればあるほど
    まことに面白おかしく綴らておられる
    そこに「芸」を感じてしまうのです

    はい、桂南光さんの時に感じた
    同じ「おかしみ」を
    土屋さんの「エッセイ」にも
    感じてしまうのです

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    2020年06月14日
  • われ悩む、ゆえにわれあり ツチヤ教授の人生相談

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    なかなか面白かった。どんな悩みも角度を変えて見れば大した事無くみえるんだなぁ、と思った。マザーテレサ亡き今、自分の不幸を親身になって聞いてくれる人は居なくなってしまった。と言う事を覚えておこうと思った。

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    2020年03月07日
  • あたらしい哲学入門 なぜ人間は八本足か?

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    あとがきで、哲学の問題は問題としては間違っている、と書いてある。こうした方略でかかれた本であり、さらに大学生に教えたということからほんにしているのでとても分かりやすい本になっていると思われる。

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    2019年05月18日
  • ツチヤ教授の哲学講義 哲学で何がわかるか?

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    解説で哲学の入門書ではない、と書いてあるがわかりやすい解説書として読んでいけないわけがない。
     原書を日本人向けにわかりやすく解説するだけでなく、どこがおかしいのかを説明している部分で理解が進むと思われる。

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    2019年04月27日
  • そしてだれも信じなくなった

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    著書初読み。
    こんな思考、発想を持ち続けておきたい(笑)
    読後うっかり一晩おいてしまったので、内容は思い出せないけど。

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    2019年04月08日