土屋賢二のレビュー一覧
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「あなたの顔も体もいらない私だけが、真にあなたを愛しているのだ」古代ギリシャの大哲学者・ソクラテスの口説き文句。哲学とは何かを考えながら学ぶ授業の書。
深くは分からないし、興味もそこそこしかないが、哲学の考え方の深さ、多様さに圧倒された。読んで損はない。
風呂本Posted by ブクログ -
お茶の水大哲学科の教授のエッセイ本です。とにかく、ここまで書いていいのかと思うくらい、自分の奥さんや職場の同僚、学生たちをこき下ろしています。冒頭にも書いてあるとおり、この本を読んでも全くプラスになりませんが、こんな先生や上司がいたら楽しいなと思わせるユーモア溢れる一冊です。Posted by ブクログ
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いつもの土屋節。だいたい6割方読むと進まなくなるのが常。
へりくつに脳が疲れてしまうのかな。
このまえ,文春を流し読みしたらまだ連載していた。
5年後も文庫で楽しめるということだ。Posted by ブクログ -
いつも通りの楽しくふざけたエッセイ。でもたまに真面目に良い話がある。
「感動的な行為の影響」知人夫婦の話だけど、本当に良い話で感動した。
「不満だったのか満足だったのか」妻の拙い英会話の和訳にセンスを感じる。
MVP:なしPosted by ブクログ -
考え違えとユーモア~一面的な考え方をやめましょう・・・重大視せずに自分で自分を笑えるぐらいのユーモアが必要です~あんまり格好つけても仕方ない。だって自分で気に入っている美点だって大したことない。欠点も同じ。最後の章だけ読めば事足りるけど,あちこちに自虐的な文章があって笑えるから時間潰しに良いPosted by ブクログ
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哲学を専攻していないので、詳しい技術は難解。でも言葉と言うマジックに技術が潜むんやね。それはよう分かった。
格言信者によーく読んでもらいたい一冊。Posted by ブクログ -
一度は思ったことあるなとか、誰にでも思いつきそうなことなんだけど、自分には絶対書けないなあというエッセイ。
頭が良い人のはずなのに、バカっぽいことを書いていて変なのと思いつつ、何となくためになってるような気がしないでもない、不思議な感じ。
久々にロマンス以外の本だったので新鮮だった。Posted by ブクログ -
いつもの軽妙洒脱なエッセイではなく、講義録形式の哲学入門。しかし、解説の野矢茂樹によれば「本書は哲学の入門書ではない。それは、(ウィトゲンシュタインの)『論理哲学論考』が入門書ではないのと同じ意味でそうである」。
全体的なトーンは、主にウィトンゲンシュタイン以降の現代的な分析哲学の立場に立ちながら...続きを読むPosted by ブクログ -
土屋賢二先生と森博嗣先生という大学教員でもある2人の対談。
森博嗣先生に売れる小説を書くコツを聞き出す。
土屋先生は、対談の中でも小説でも小ボケが多い。ある意味すごい。Posted by ブクログ -
哲学の入門書を探していたときに、本屋で見つけた本。
プラトン、アリストテレス、デカルト、ベルクソン、ウィトゲンシュタインなど様々な哲学者の考え方を引きながら、口語で分かりやすく説明してくれる。
「人は言葉を通して物を考える」というが、哲学の問題の多くは「言葉の使い方」に帰着するのではないか。
そして...続きを読むPosted by ブクログ -
「ツチヤ教授退官後の初文庫!」と帯にあったけど、在職中のお話。
教授独特の言い回しに慣れてきたので楽しめた。エッセイはその人の
言い回しとか味に慣れるのが、楽しむ道ぽいですね。装丁がかわいらしい。
MVP:なしPosted by ブクログ