土屋賢二のレビュー一覧

  • 急がば転ぶ日々

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    久々に、お会いしたツチヤ師、お変わりなく安心した!!

    だいぶ太っ腹になられたようで、
    思わず画像検索をしてしまった。

    ツチヤ節はだいぶ健在で、
    くすっと笑ったり、ゲラゲラしたり、
    チョッと哲学っぽかったり、
    とても楽しめた。

    チャットGPTとの会話は、抱腹絶倒!

    まだまだ、賢人ツチヤ師の本を読みたいので、
    これからも、苦いコーヒーと、真夜中のラーメンを食べて、お元気でいてほしい。

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    2025年10月16日
  • ツチヤの貧格

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    この本は個人的には土屋エッセイの中でも指折りの面白さだと思っています。何回も読んでいますが今回も笑えました。
    最高傑作は「犬よ」ですね。ほかには「手ばなしで喜べるか?」「生き残るもの」「書店に行くとなぜトイレに行きたくなるか」「解説は何のためにあるか」などが好きです。
    この本は聖者ツチヤ師の初登場巻だったでしょうか? これももちろん好きです。

    好きな部分の引用を少し
    “締め切りが日に日に近づいてくるというのはつらいものだが、締め切りが日ごとに遠ざかって行くのはもっとつらいものだ”
    “形あるものはすべて壊れる(とくにわたしは壊れやすい。)ただ一つの例外は、気に入らない食器である。(中略)遺跡の

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    2025年06月06日
  • 無理難題が多すぎる

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    「毒にも薬にもならない」と紹介されていた通り、特に高尚な内容はなかった。私生活がだらしなく、誰からも尊敬されていない年配の男性が書いたエッセイだった。妻はひどい悪者として描かれており、もしそれが本当なら、この男性が気の毒に思える。ただ、これまで読んだ本の中で一番笑った回数が多かった。

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    2025年02月23日
  • われ笑う、ゆえにわれあり

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    ネタバレ

    お茶の水女子大の哲学者、土屋教授のエッセイ集。めちゃくちゃ面白い。1994年に単行本が発売され、そのあと文庫化された本だが、「エッセイ おすすめ」などと検索すると今でも上位に出てくる名著。ちゃんと役に立たない。

    哲学的思考を駆使して難しいことを論じているのかと思いきや、屁理屈につぐ屁理屈。ユーモアエッセイとも言えるが、哲学的悪ふざけと言う方がしっくりくる。
    何事も疑うことから真理の探究が始まるというスタンスだけは崩さず、真理を探究しているかと思いきや、捻くれた考えをたくさん授けてくれる。その挙句、なんか真理っぽいものに到達しているから不思議。
    論理のすり替えや、相関関係・因果関係のすり替え、

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    2024年07月02日
  • そしてだれも信じなくなった

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    寝る前に読み、ニコニコしながら眠るための本。柔らかい感じや、そんなバカな、みたいなことを読み楽しむ本。

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    2024年05月18日
  • 不要不急の男

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    毎晩、寝る前に少しずつ読み、ニコニコしながら寝てました。p178の「死ぬまでに一度はラーメンの『全部のせ』を躊躇なく注文できるほどの大富豪になりたいという・・」のフレーズ。ニコニコしてしまう。

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    2024年03月06日
  • 長生きは老化のもと

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    面白い本。自分の生き方、そんなに意地を張らなくてもいいんじゃないか。流れるままに、そして冒険をしようとするときは、成果を求めるのではなく、実験的に自分の仮説を検証するイメージを持つ。、好きな本

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    2024年02月12日
  • 無理難題が多すぎる

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    哲学に興味がある方は、まず、
    この著者の本を読むのがお薦め。

    「生きるとはなんぞや?」
    「無理難題が多すぎる」
    それが、哲学そのものかも?

    ばかばかしくて、笑えて、ちょっとためになる本。

    今回は
    「聖人ツチヤ師」がだいぶ出てきた。
    何とも言えない展開とオチに、心わしづかみ。

    奥様特製、野菜たっぷりの焼きそばを食べて、
    これからも、どんどん書いてほしい!

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    2023年12月20日
  • 年はとるな

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    久々に、読んで、とっても楽しかった!

    「笑う哲学者」ともいわれ、
    立派な哲学者でありながら、
    ユーモアたっぷりの面白い作家さん。

    『われ笑う、ゆえにわれあり』を最初に読んで、
    それから、ドハマリ!

    イギリス人はユーモアが大好きだが、
    「ユーモアがないと人生の危機を乗り越えることができないから」
    ユーモアがないと苦難に押しつぶされてしまうという。

    自虐ネタ、奥様ネタがとっても多いが、
    ソクラテスの悪妻クサンティッペをイメージしてしまう。
    「良い結婚はあるが、楽しい結婚はない」という箴言のとおり。

    くすっと笑えて、ゲラゲラ腹を抱えて、
    哲学がチョッとわかって、面白い本!!

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    2023年12月16日
  • われ笑う、ゆえにわれあり

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    「読みたいものを、書けばいい」の権化を通り越して、「書きたいものを、書いただけ」くらい振り切った散文集。

    一見だいぶふざけているが、実際しっかりふざけているが、得るものもないとはいえない。
    哲学をひねくらかすとこうなるのか、と思う。それもまた、哲学の面白さなのかもしれない(本当かな)。

    書かれているのは、哲学的思考というよりは、哲学的屁理屈なのだが、それでもわかる部分がある気がするから恐ろしい。

    そして柴門ふみによるあとがきも秀逸。

    この著作を見本に、引き続き「読みたいものを、書けばいい」を貫こうと、決意を新たにした。

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    2023年07月24日
  • 長生きは老化のもと

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    本のタイトルからして身も蓋もない、あるいは煙に巻いたものとなっているこの本。

    頻繁に登場する土屋先生の奥方は、かなり話を盛っているのだと思うが、そんな猛妻がいるのかと思ってしまう描写だった。

    でも、読み進めていくうちに、土屋先生の奥方はかなりの才女で、先生はその掌の上で踊らされているだけだと確信するに至った。

    今回、この本で教訓を得たのは、「面白いと思う本から読まないと後悔する」という先生の警告だった。

    歳を取ると記憶力と理解力、集中力、根気、熱意がなくなり、読書が難しくなるというのだ。それは非常にまずい。老後の楽しみに取っておこうなどと考えずにどんどん読まなければ。

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    2023年01月08日
  • 日々是口実

    購入済み

    気軽に読書を楽しめる

    通勤電車や休み時間の最高のおともです。だから電車だけ、昼休みだけにしようと思いつつもついつい家でも読んでしまってあー明日の電車の楽しみが…と悔やんでしまう。

    #笑える #癒やされる

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    2022年07月05日
  • 妻から哲学 ツチヤのオールタイム・ベスト

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    “抱腹絶倒”は伊達じゃない。
    お堅いイメージのあった哲学者のエッセイが、こんなに面白いとは。
    暴君のような妻や辛辣な大学関係者との応酬は特に痛快。
    まさにアイロニーとユーモアの宝庫だった。
    この世の真理といえる考えや心に刺さる言葉も飛び出してくるため、ハッとさせられる瞬間が多々ある。

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    2022年02月19日
  • 妻から哲学 ツチヤのオールタイム・ベスト

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    ネタバレ

     週刊文春の連載「ツチヤの口車」から選んでまとめたそうです。土屋賢二「妻から哲学」、2021.9発行。妻に至る病、女の精神、ツチヤの弁明、幸福論序説、ツチヤ師かく語りき の5部構成です。何といっても「妻に至る病」が最高に面白かったです。抱腹絶倒! とても愉快な奥様。ところで、ここに紹介されている奥様の話は本当かっ! 嘘に違いない(^-^)

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    2022年01月19日
  • 妻から哲学 ツチヤのオールタイム・ベスト

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    おっもしれえ・奥さんも土屋さんも~Ⅰ妻に至る病Ⅱ女の精神Ⅲツチヤの弁明Ⅳ幸福論序説Ⅴツチヤ師、かく語りき~強烈な個性を持つ人なんだろうね。多少の誇張はあっても彼の目から見た奥さんはこうなんだろう。土屋さんは1944年岡山の宇野市生まれ、東大卒でお茶の水女子大の教授を長く務め、教え子には柴門ふみがいたが、退官後は神戸に住んでいる。これはオールタイムベストで、ヨシタケシンスケのイラストで売り上げを伸ばすだろう。週刊文集連載のツチヤの口車→文春文庫→本作

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    2021年11月09日
  • 不要不急の男

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    爆笑させられてしまえば、星5を付けざるを得ない。
    著者のエッセイは面白いと前々から聞いていたが、書店でこの本を手に取り2ページほど読んだだけでそれを実感することができた。

    この本の魅力はまえがきである。
    まえがきにおいて、「この本では何ら重要な提言も情報も提供しない」と明言しているのだ。
    つまりこの本を読むにあたって何か得ようとしないでください、と言っているのだ。
    欲があるから得られなかったときに落胆するのだ、最初から何も得ようとしなければ失敗しようがない、と。
    完全に心を掴まれてしまった。
    そしてこれはこの本に限らず、そして読書に限らず、人生のあらゆる場面で適用できる考え方なのではないか?

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    2021年07月15日
  • ツチヤ教授の哲学ゼミ もしもソクラテスに口説かれたら

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    「わたしはあなたの顔も性格も嫌いですが、あなた自身を愛しています」と言われたら、どう思うだろうか。

    ソクラテスはこんな論を展開した。
    「人間が道具を使う時を考えればわかるように、使われる物と使う主体は別々のものである」
    「人間は身体を使う。だから、人間と身体は別々のものである」
    「身体を使うのは魂であるともいえる。だから、人間と魂は同じものである」
    「したがって、人を真に愛するということは、魂を愛するということである」
    「他の男はあなたの身体に恋しているが、それはあなたの所有物に恋しているに過ぎない」
    「私はあなたの魂を愛している」
    「だから、あなたを愛しているのは私だけだ」

    この論理はお

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    2020年10月07日
  • 無理難題が多すぎる

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    今まで読んだ、ツチヤ節の中でも
    最高の笑いをうんだ、家庭に一冊必要な本になります‼️電車の中では読まないように‼️

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    2020年06月06日
  • ツチヤ教授の哲学講義 哲学で何がわかるか?

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    ウィトゲンシュタインが論理哲学論考、哲学探究で何を述べているか、非常に分かりやすい例え話で、腑におちる。ウィトゲンシュタインというと言語学というイメージでしたが、要するにこれまで本質的な問いと述べたもうて、深遠ぶってきた哲学者達に一石を投じた、超重要人物なんですね。
    『あたらしい哲学入門』と並んで、土屋氏の作品の中でも傑作だと思います。

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    2020年01月01日
  • われ笑う、ゆえにわれあり

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    おもしろい。電車の中で読んでいて、笑いを堪えるのが大変だった。堪えきれてなかったかもしれない。
    哲学とか論理学とか、小難しいイメージがあるけど、ここまでふざけた使い方が出来るんだなぁと思う。
    私はこのユーモアのセンスが本当に好きだけど、面白くないと言う感想もよく目にするので、まぁ好みは分かれるんだと思う。

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    2019年12月24日