土屋賢二のレビュー一覧
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伊藤理佐先生の【おんなの窓】の単行本が大好きで、何度も読んでます。
文春にどんな感じで載ってるんだろう?と思って初めて文春を購入!
伊藤理佐先生はもちろん、ほかの読み物もおもしろかった。
【おんなの窓】の単行本は2017年から出てないけど、いつ続きが出るのかな〜
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「読みたいものを、書けばいい」の権化を通り越して、「書きたいものを、書いただけ」くらい振り切った散文集。
一見だいぶふざけているが、実際しっかりふざけているが、得るものもないとはいえない。
哲学をひねくらかすとこうなるのか、と思う。それもまた、哲学の面白さなのかもしれない(本当かな)。
書かれて...続きを読むPosted by ブクログ -
通勤電車や休み時間の最高のおともです。だから電車だけ、昼休みだけにしようと思いつつもついつい家でも読んでしまってあー明日の電車の楽しみが…と悔やんでしまう。
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“抱腹絶倒”は伊達じゃない。
お堅いイメージのあった哲学者のエッセイが、こんなに面白いとは。
暴君のような妻や辛辣な大学関係者との応酬は特に痛快。
まさにアイロニーとユーモアの宝庫だった。
この世の真理といえる考えや心に刺さる言葉も飛び出してくるため、ハッとさせられる瞬間が多々ある。Posted by ブクログ -
週刊文春の連載「ツチヤの口車」から選んでまとめたそうです。土屋賢二「妻から哲学」、2021.9発行。妻に至る病、女の精神、ツチヤの弁明、幸福論序説、ツチヤ師かく語りき の5部構成です。何といっても「妻に至る病」が最高に面白かったです。抱腹絶倒! とても愉快な奥様。ところで、ここに紹介されている奥様...続きを読むPosted by ブクログ
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おっもしれえ・奥さんも土屋さんも~Ⅰ妻に至る病Ⅱ女の精神Ⅲツチヤの弁明Ⅳ幸福論序説Ⅴツチヤ師、かく語りき~強烈な個性を持つ人なんだろうね。多少の誇張はあっても彼の目から見た奥さんはこうなんだろう。土屋さんは1944年岡山の宇野市生まれ、東大卒でお茶の水女子大の教授を長く務め、教え子には柴門ふみがいた...続きを読むPosted by ブクログ
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「わたしはあなたの顔も性格も嫌いですが、あなた自身を愛しています」と言われたら、どう思うだろうか。
ソクラテスはこんな論を展開した。
「人間が道具を使う時を考えればわかるように、使われる物と使う主体は別々のものである」
「人間は身体を使う。だから、人間と身体は別々のものである」
「身体を使うのは魂...続きを読むPosted by ブクログ -
ウィトゲンシュタインが論理哲学論考、哲学探究で何を述べているか、非常に分かりやすい例え話で、腑におちる。ウィトゲンシュタインというと言語学というイメージでしたが、要するにこれまで本質的な問いと述べたもうて、深遠ぶってきた哲学者達に一石を投じた、超重要人物なんですね。
『あたらしい哲学入門』と並んで、...続きを読むPosted by ブクログ -
おもしろい。電車の中で読んでいて、笑いを堪えるのが大変だった。堪えきれてなかったかもしれない。
哲学とか論理学とか、小難しいイメージがあるけど、ここまでふざけた使い方が出来るんだなぁと思う。
私はこのユーモアのセンスが本当に好きだけど、面白くないと言う感想もよく目にするので、まぁ好みは分かれるんだと...続きを読むPosted by ブクログ -
ウィトゲンシュタインの論理哲学の核心に触れられます。そもそも、それは問題として間違っている、問いの立て方を間違えていることによる無用の悩みがスッキリしました。例えば、どうせ死ぬのに生きる意味があるのか、というような問い。Posted by ブクログ
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まったく新しいジャンル。天才的なへりく・・いや論理的思考。哲学の奥深さ。
土屋先生が聡明で思慮深いのはもちろんだが、読者もそれ相応の知的センスが求められるとは限らないかもしれないとは思わくもなくはないかもしれないかもとは思えないはずがないかは分からない。Posted by ブクログ -
「八方美人の対偶」よくもまあこんな面白い表現が思いつくなあと。森博嗣ファンとして買ったけど、土屋先生の本も読みたい。対談本をよんで声を出して笑ってしまうなど、初めての経験でした。Posted by ブクログ