土屋賢二のレビュー一覧

  • われ悩む、ゆえにわれあり ツチヤ教授の人生相談
    ツチヤ先生の受け答えを読んでいると,如何に自分が小さな存在なのかということに気付かされます。さすが,ツチヤ先生です。
  • 哲学者にならない方法
    哲学者・土屋先生は、こうやってできた!(?)

    箏の才能があって、箏だけをやっていればいいという条件で結婚したという母親は、本当に箏しかやらなかった。父親が一人で家族の選択・食事・育児・教育まで一人でこなし、家計も支えるという超人的な家庭に育ち、父親の「官僚が一番」という言葉に従い、官僚になるつもり...続きを読む
  • 哲学者にならない方法
    失敗から学ぶべし
    哲学?
    金にもならないし、実用的でもないし、当たり前のことをうだうだとこねくりまわすアレでしょ?
    いやいや、絶対ならないしwww
    と、思っているか、または「てつがくってなんですか?」となるか、そもそも自分の生きている中には入り込む余地などまるでないか。
    おっと、しばしお待ちを。
    ...続きを読む
  • 哲学者にならない方法
    洗濯はひんぱんではないが、ちゃんとやっていた。わたしが寮にいた二年間で洗濯したのは三、四回だった 英字新聞を読まないまま捨てる時の罪悪感と後悔の入り混じった気持ちがつらくて、それ以後、そういう予約をしたことは一度もない そもそも身も知らぬ学生を家に入れて一人にしておくのは、泥棒に金庫番をさせているの...続きを読む
  • ツチヤ学部長の弁明
    読書録「ツチヤ学部長の弁明」4

    著者 土屋賢二
    出版 講談社

    P278より引用
    “学部長の任期は、予定通り満了を迎えた。任期が終わるまで死
    なないように努力したのが実ったのである。”

     哲学者である著者による、務める大学のパンフレットや数々の
    雑誌に掲載されたエッセイなどをまとめた一冊。
     学...続きを読む
  • ツチヤの貧格
    読書録「ツチヤの貧格」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    P134より引用
    “かなりの数の中高年の女が離婚したほうがいいかどうか迷って
    いる。この記事を読めば、離婚しないと早死すると考えて、離婚
    に踏み切る女も出るのではないかと思う。”

     哲学者である著者による、日々の生活に対する著者の思考を...続きを読む
  • 不要家族
    土屋先生の自虐ネタの入ったユーモアたっぷりのエッセイ、思わす吹き出しながら読ませていただきました。身につまされるエピソードもあり、頷きながら楽しませていただきました。
  • ツチヤ学部長の弁明
    彼の本は、週刊誌への連載をまとめたよりも、こういう単発の文章をまとめたほうがはるかに面白いものになると思う。
  • ツチヤの口車
    「まえがき」から面白おかしく読み始められた。日常の些細な事が面白い話に作り上げられていて、綾小路きみまろの話に知性を加えた表現といえる。面白いので電車では読んではいけない分類に入る。屁理屈を磨きたい思春期の学生にはとくに読ませてはいけない。
    こんな文章を書いてみたいと思わせる一冊だった。短いエッセイ...続きを読む
  • われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う
    「われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    p60より引用
    “どんな人でも、身近であればあるほど事実が知られ、事実を知
    れば知るほど尊敬できなくなるのである。”

     哲学者である著者による、周囲の身近な事柄についてひたすら
    深くひねくれて考え抜いた一冊。
     無人島に持っ...続きを読む
  • われ笑う、ゆえにわれあり
    「われ笑う、ゆえにわれあり」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    p126より引用
    “ただこの方式の欠点は、「あっ」、「しまった」、「間違えた
    」、「もとへ」、「畜生」のような、入力時によく発する言葉が
    そのまま入力されてしまうことであろう。”

     哲学者である著者による、周囲の身近な事柄について...続きを読む
  • 人生気のせい人のせい
    面白かった。ちょっと三浦先生に対してひどすぎじゃないかしら?って感じた私はまだまだユーモアがわからないのだろう。
    ストレス解消のために何かをやろうと思ったら、その方がストレスになることが多いとの文章が一番心に残った。ストレスのことは何も考えないで、ただ自分の好きなことをやるほうがいい。ストレスを考え...続きを読む
  • 幸・不幸の分かれ道
    考え方をどうもって行くかで幸せにも不幸にもなれる。
    思い込み、思い込まされていることで、不幸になってしまうことも多いんだな、と気づかされたな。
  • ツチヤ教授の哲学ゼミ もしもソクラテスに口説かれたら
    釈然としない部分も出てくるかもしれないが、考え続けることが
    哲学だとすると、それもよいでしょう。
    ゼミの形で、わかりやすい哲学書なので、読み物として
    楽しめます。
  • 哲学者かく笑えり
    すっかり著者のエッセイのファンになってしまった。どれを読んでも自由で皮肉が効いていて面白い。たしかにライバルは筒井康隆というより、西原理恵子だと思う。
  • 幸・不幸の分かれ道
    なぜこの装丁なのか?
    いつもより少しおしゃれな鍋敷きで、
    文体もどことなく違う雰囲気だけれど、
    中身はいつもどおりでほっとしました。
  • 純粋ツチヤ批判
    やっぱり面白い。悪妻を持つ人の文章は面白いというのは、本当なのかもしれない。たまにくそ真面目な事を言うのでにくい。
  • 論より譲歩
    内容(「BOOK」データベースより)
    問答無用!論理も通用しない悪質な相手に立ち向かう武器は笑いと譲歩だけ。追いつめられたツチヤ教授が繰り出す奇策の数々。「妻は夫をどう思っているか」「被害を未然に防ぐ方法」「人生は無意味か」「女が発言するとき」など、譲歩につぐ譲歩、ゴマカシにつぐゴマカシの果てに達し...続きを読む
  • 純粋ツチヤ批判
    2012.08.17

    読み終えるのにずいぶん時間がかかってしまった。
    これは息抜きに最高だなぁ~なんて思っていると、ふと我に返る文章にぶつかったりする。

    一言で言ってしまうと、これまでに発表してきたものの寄せ集めにすぎないのだが、この集め方が素晴らしい。

    この人って本当に頭がいいな、と感じた。
  • 論より譲歩
    お馴染みツチヤ名誉教授のお笑いエッセイ第?弾。週刊文春で連載中のコラム「ツチヤの口車」からの再掲載です。
    自虐ネタを中心とした独特のユーモアを巧みな文章で操り、笑いの渦に陥れてくれるツチヤ名誉教授のエッセイは毎回楽しみにしているのですが、今回も期待を裏切らずニタニタのし通しでした。(笑)家庭や仕事や...続きを読む