土屋賢二のレビュー一覧

  • ツチヤ教授の哲学講義 哲学で何がわかるか?

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    解りやすく解説して、それを解りやすくバッサリ斬るといった感じでした。
    後半少しこんがらがりましたが、入門書としても楽しめました。

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    2015年05月10日
  • われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う

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    ウイットと諧謔に満ちた人間に対する鋭い洞察。
    とは言っても、お気軽に楽しめます。電車の中で何度忍笑いしたことか。

    イギリス滞在時の話題が個人的には好き。ほぼイメージ通りだけど、土屋さんは、かなりイギリス人に近いのではないかな。

    哲学の素養は自分にはないが、シリーズを読めばつくのかな?そんなお手軽なわけないな。

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    2015年04月26日
  • ワラをつかむ男

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    哲学者土屋賢二のコメディエッセイ。本書はお茶の水女子大学を退職して神戸に移り住んでからの日々について綴られている。相変わらずの自虐ネタ満載のエッセイだが、その中に頭脳の明晰さがうかがえて面白い。

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    2015年04月13日
  • 論より譲歩

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    読書録「論より譲歩」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    p68より引用
    “われわれは医者、パイロット、運転手、料
    理人などに、信頼できるかどうかも知らない
    まま命を託しているが、これは完全に運まか
    せだ(医者、パイロット、運転手、料理人の
    方々は運に頼らないでほしい)。”

    目次から抜粋引用
    “最善の悩み方
     教育者の宿命
     理解できない女
     付属品とは何か
     教授の異常な弁解”

     哲学者である著者による、日常の些細な出
    来事について深く考察したエッセイ集。
     悩み方についてから弁解についてまで、
    ウィットに富んだ文章で描かれています。

     上記の引用は、運についてかかれた話での
    一節。

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    2015年04月04日
  • 妻と罰

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    トイレで読むためのエッセイ探しがテーマで選んだツチヤ教授のエッセイ。妻や学生とのやり取り、自虐的で偏屈な方向への考え方、そしてそれが真理をついているので、さすが哲学者かと思うと、またふざけたことを考えるし、ニヤニヤが止まらない。話の後の挿絵をみてさらに吹き出しそうになる。これは電車で読んではいけない。今回初めてツチヤ教授のエッセイを読んだが、ハマりそうだ。

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    2015年02月18日
  • ツチヤ教授の哲学講義 哲学で何がわかるか?

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    ウィトゲンシュタインの「哲学的問題は言葉の誤用から生じる」という立場から、過去の哲学者は真理を分かっていなかったことが分かった、ということを語った本。専門外の人にはしっくり来ないかも。でも分かりやすい。

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    2015年02月18日
  • 紅茶を注文する方法

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    活字で人を笑わせるとは本当に難しいと思うが、大いに笑った。だれも傷つけない紳士な笑いで温度としてはサザエさんと同じくらい。特別面白い出来事があるわけでもないのに笑える話に仕上げる文章力に驚いた。

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    2016年02月06日
  • われ笑う、ゆえにわれあり

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    この著者、哲学の教授なんだけど、ほんとにおもしろいです。笑えます。
    この本より『棚から哲学』のほうがおもしろかったのでおすすめです!!

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    2014年09月04日
  • 論より譲歩

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    文庫オリジナル。
    いつもながらの土屋節には、人混みの中でもつい笑ってしまう。特に、奥様のことを書いているところ。

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    2014年04月15日
  • ツチヤの貧格

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    走り過ぎて行く日常の繰り返し。そんな中での些細な出来事に対し、著者のように考え方一つ変えるだけで笑える出来事に変える事ができるのだと気づく本です。
    人は厳しくなる時も必要ですが、同じ分だけ緩くなる時も必要だと。
    そんな時にはこの本を取り出して読みたいです。

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    2014年09月02日
  • 哲学者かく笑えり

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    どうなってるのや! この国は!
    あぁ ほんまに腹が立つ!
    もう ええ加減にせえよ!

    と 思うような時に 手に取りたくなる一冊です

    再読の時に
    どこからでも開けて読み始められるのも
    また この土屋先生の特徴でもありますね

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    2013年12月14日
  • ツチヤ学部長の弁明

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    学部長になってしまった?ツチヤ教授の本。
    お気に入りは
    「神経の太い男」
    「哲学をオチョクる方法」
    「ことわざの正しい読み方」
    どれも電車で読むのは厳禁です。

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    2013年11月23日
  • 簡単に断れない。

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    読書録「簡単に断れない。」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    P19より引用
    “実際に、店頭で二ギガヘルツのパソコンを使ってみると、今使
    っている〇.五ギガヘルツのパソコンと同じ速さでしか文章を書け
    ないことが判明した。”

     目次から抜粋引用
    “買い替えるべきか
     神とホットケーキ1
     花粉症の謎
     理論で幸福になる方法
     スイッチの入れ方”

     哲学者である著者による、雑誌週刊文春に連載されたエッセイ
    をまとめた一冊。
     こだわりについてから誓いについてまで、自筆のイラストを添
    えて書かれています。

     上記の引用は、パソコンの買い替えについて書かれた話での一
    文。今のパソコンの処理速

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    2013年11月07日
  • われ悩む、ゆえにわれあり ツチヤ教授の人生相談

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    ツチヤ先生の受け答えを読んでいると,如何に自分が小さな存在なのかということに気付かされます。さすが,ツチヤ先生です。

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    2013年10月12日
  • 貧相ですが、何か?

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    ツチヤ先生の受け答えを読んでいると,如何に自分という人間が小さな存在なのか,ということに気付かされます。さすが,ツチヤ先生です。

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    2013年10月12日
  • 哲学者にならない方法

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    哲学者・土屋先生は、こうやってできた!(?)

    箏の才能があって、箏だけをやっていればいいという条件で結婚したという母親は、本当に箏しかやらなかった。父親が一人で家族の選択・食事・育児・教育まで一人でこなし、家計も支えるという超人的な家庭に育ち、父親の「官僚が一番」という言葉に従い、官僚になるつもりで東大に入学。
    それが、一転哲学の道を進むようになる。
    そんな土屋先生の東大入学までの家庭と、入学後伝説の東大駒場寮での生活などから哲学を志すまで。

    哲学と官僚、この対比がすごいけど、土屋先生はこんなバックがあって出来たのだと納得。でも、こんなバックボーンを持つ官僚がいたら、面白かったのにとも思う

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    2013年10月09日
  • 哲学者にならない方法

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    失敗から学ぶべし
    哲学?
    金にもならないし、実用的でもないし、当たり前のことをうだうだとこねくりまわすアレでしょ?
    いやいや、絶対ならないしwww
    と、思っているか、または「てつがくってなんですか?」となるか、そもそも自分の生きている中には入り込む余地などまるでないか。
    おっと、しばしお待ちを。
    落とし穴はどこにあるかわからない。
    避けたつもりがパックンやクリボーの上に乗っかってしまうように、哲学というのはそこら中にあなたを引きずり込もうとしているのだ。

    このツチヤセンセイ。
    何とも不思議な先生で、くすくす笑っているうちに、ずるりと哲学の道に引き込まれそうになる。
    カントに興味を持ってみたり

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    2015年03月18日
  • 哲学者にならない方法

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    ネタバレ

    洗濯はひんぱんではないが、ちゃんとやっていた。わたしが寮にいた二年間で洗濯したのは三、四回だった 英字新聞を読まないまま捨てる時の罪悪感と後悔の入り混じった気持ちがつらくて、それ以後、そういう予約をしたことは一度もない そもそも身も知らぬ学生を家に入れて一人にしておくのは、泥棒に金庫番をさせているのと同じで、あまりにも危ない

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    2013年09月12日
  • ツチヤ学部長の弁明

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    読書録「ツチヤ学部長の弁明」4

    著者 土屋賢二
    出版 講談社

    P278より引用
    “学部長の任期は、予定通り満了を迎えた。任期が終わるまで死
    なないように努力したのが実ったのである。”

     哲学者である著者による、務める大学のパンフレットや数々の
    雑誌に掲載されたエッセイなどをまとめた一冊。
     学部長就任のメッセージから性格診断まで、理論的でウィット
    に富んだ文章で書かれています。
    いしいひさいち氏のマンガも一緒に楽しめます。

     上記の引用は、あとがきの中の一文。長生きするための努力と
    いうのが、何よりも難しいのかもしれません。体に悪そうなこと
    ばかりしていても元気に生きている人もいるかと

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    2013年08月26日
  • ツチヤの貧格

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    読書録「ツチヤの貧格」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    P134より引用
    “かなりの数の中高年の女が離婚したほうがいいかどうか迷って
    いる。この記事を読めば、離婚しないと早死すると考えて、離婚
    に踏み切る女も出るのではないかと思う。”

     哲学者である著者による、日々の生活に対する著者の思考を記
    したエッセイ集。
     著者の妻についてからつるかめ算についてまで、自筆のイラス
    トを添えた面白おかしい皮肉とウィットに富んだ文章で書かれて
    います。

     上記の引用は、迷惑な情報について書かれた項での一文。
    六十歳以上の夫婦が一緒に暮らすと、妻は死亡リスクが二倍に、
    夫は半分になるとのこと。新聞の

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    2013年08月20日