辻真先のレビュー一覧

  • はるひワンダー愛(ラブ)

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    春日はるひ18歳、新宿ゴールデン街のお店の人気ママ。警視庁捜査一課の獅子丸刑事と知り合い、彼の家に招かれた帰り道、蜃気楼のようなものに遭遇し、気を失う。気がつくとはるひには不思議な力が…。

    名前だけだけど、可能克郎や近江由布子がでてきて辻真先の他の作品との繋がりが見えて良い。軽いSFで楽しく読める。

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    2025年09月21日
  • 沖縄県営鉄道殺人事件

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    沖縄を訪れた牧薩次と可能キリコ。キリコの友人・佳弓が母親の入院費の為に社長とホテルへ。ホテルの部屋で佳弓が突如老婆に。更に社長が自身の大邸宅の庭で轢死体で発見された。戦争中に起きた沖縄県営鉄道の謎の大事故。

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    2025年09月19日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    ホームズ、ルパン、ポアロ、ミス・マープル、ジェームズ・ボンド……世界の名だたる探偵たちをオマージュした作品集。馴染みのある作家さんも多くて面白かったし、各話の最後にある《ガイド》も読み応えがあった。紹介されている作品も読み返したくなる

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    2025年08月09日
  • アリスの国の殺人<新装版>

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    現実の殺人事件と、不思議の国でのチェシャ猫殺しが交互に展開される物語。
    不思議の国はアリス達だけではなく、ニャロメ、鉄人28号、ヒゲオヤジなども登場するカオスっぷりw
    アニメ脚本をしていた辻先生ならではの展開か。
    ただかなりバタバタしたり、言葉遊びが多かったりで読みにくいのはご愛嬌w
    40年以上前にこんな作品があったなんて…

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    2025年07月05日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    ホームズとルパンは染み付いてるが、よく知らない探偵はオマージュかどうかもピンとこないので、普通に好きな作家さんのアンソロジーとして読んだ。

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    2025年07月05日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    杉江松恋さんの海外ミステリ入門ガイドが素晴らしかった。初学者への手解きとして、とてもわかりやすくて、もっとミステリのことを知りたくなるようなアプローチの仕方だと思った。「作者は犯人の味方」。なるほどなぁ。確かに。

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    2025年06月23日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    【収録作品】
    楠谷 佑「パブリック・スクールの怪事件」…ホームズ&ワトソン
    ガイド第1回 ミステリのおもしろさ。
    辻 真先「アルセーヌ・ルパンのお引っ越し」
    ガイド第2回 名探偵とは誰でしょう?
    斜線堂 有紀「キャロル・ハートネル大いに憤慨す」…ポアロ
    ガイド第3回 トリックとは何か?
    水生 大海「一つの石で二羽の鳥を殺す―To kill two birds with one stone.」…ミス・マープル
    ガイド第4回 推理とは何か?
    青崎 有吾「シチリアオレンジジュースの謎」…エラリイ・クイーン
    ガイド第5回 どんでん返しとはなんでしょうか。
    阿津川 辰海「オムレツは知っていた」…ネロ・ウ

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    2025年06月10日
  • 馬鹿みたいな話! 昭和36年のミステリ

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    この3部作は、作者自身の体験を残しておく試みのようだ。だから、建物や状況は当時のまま。とくに本作は実在の俳優や歌手がたくさん出てくる。
    前2作がかなりトリッキーだったのに比べると、殺人そのものにトリックはない。テレビ放送の現場の雰囲気を描くことが中心になっている。

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    2025年06月07日
  • たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説

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    昭和の雰囲気を味わえる小説。ただ少し読みにくさはある。時代背景を伺うのが大変で事件に集中しにくかった。

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    2025年06月02日
  • たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説

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    評判良かったので、楽しみにしてたけど、少し期待より低かったかな。
    ポイントは
    ・ヒロインの魅力と裏の顔、戦後の教育背景など、青春小説としては面白い。
    ・ミステリとしての、密室トリック・時間アリバイトリックはやはり物足りない。犯人も動機もある程度は読めてしまう。
    ・最後のシーンは、オッとなり綺麗に終らせてるね。終わりよければ全てよし。

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    2025年04月28日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    若年層のミステリの初読者を念頭に、ホームズやルパンといった古典的名探偵たちを紹介しつつ、日本の人気作家による彼ら彼女らの新作パスティーシュ短編までも掲載しているというなんとも贅沢なミステリ入門書。
    自分が子どもの頃に学校の図書室にこの本があればもっと古典ミステリをがっつり読んでいただろうに…

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    2025年04月09日
  • 命みじかし恋せよ乙女 少年明智小五郎

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    すごくすごく久しぶりの辻真先作品!
    途中まで少々怠く感じたけれど、おまけに犯人はきっとこの人!と見当がついてしまったけど、それでも後半はぐいぐい引き込まれてしまった。
    わかっていたのに、最後、登場人物たちのその後によかったねー!という気持ちになった。
    しかし辻先生、おいくつなんだろう。そこが一番怖いかも。

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    2025年01月28日
  • 命みじかし恋せよ乙女 少年明智小五郎

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    大正8年、村の富豪の家で起きた連続殺人事件。
    上演される舞台の取材でそこを訪れた新聞記者・可能勝郎は、明智少年とその分家筋の少年・ゴロちゃんと共に、捜査をする。

    さすがに騙されないけれど、雰囲気たっぷり。この人があの人で、と考えながら読むのが楽しい。
    事件自体は陰惨で切なく、ただただ身勝手な犯人は不快なのだが。

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    2025年01月07日
  • 本格・結婚殺人事件

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    シリーズものとは知らず、初めて読みました。
    なんというか・・20年くらい前の本ということをおいても、なんか古臭い感じ。
    大体、ポテトとスーパーという愛称からして、なんか抵抗あり。C調言葉って・・・
    スーパーの結婚観があまりに受け付けない。ということで、私には、いまいちでした。ミステリー本題もいまいちかな。以外に劇中に挿入されている3編の短編はよかった。

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    2024年09月18日
  • 深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説

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    ▼辻真先さんの「たかが殺人じゃないか: 昭和24年の推理小説」を何の気なしに読み。あまりにも面白くて腰を抜かし。「これは三部作の第2作なんですよ」ということを知って、「第1作」を読んでみました。登場人物が繋がっていて滋味深い。…ですが、ツマラナイ、と言うことも無いですが、「たかが殺人じゃないか」に比べると‥‥でした。

    ▼「たかが…」と同じ名探偵(10年くらい前の話なので、「深夜の博覧会」では少年探偵)が、ちょっと江戸川乱歩風の猟奇的な殺人事件の真相を突き止めることは同じです。ほかに重要なキャラクターも少なくとも1名は同じなので、そこンところは面白い。

    ▼何が面白くなかったかと言うと、このお

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    2024年08月24日
  • 村でいちばんの首吊りの木

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    それぞれ短くて読みやすい。

    ・村でいちばんの首吊りの木
    まずタイトルがいい。手紙なのに相手の反応まで書くのも息子の母に対する態度も今読むと違和感があるけれど、手首を切り取る理由と必要性が明確で良かった。

    ・街でいちばんの幸福な家族
    おじさんが書く女子高生ってどうしてこうぞわぞわする気持ち悪さがあるんだろう……。相手に向けた手紙に対して、覗き見られなければただの独白になる日記をうまく使ったトリックだった。

    ・島でいちばんの鳴き砂の浜
    好きじゃない。空間が見ていて少しずつ読者に明かすなんて解決を放棄してて退屈。どんな不可能犯罪でもそうやれば明かせるだろうけど、伏線も何もなく、探偵もいない。う

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    2024年07月28日
  • たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説

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    本格ベストリベスト10で4位、このミステリーがすごいの1位など、話題となっていたミステリということで期待が高かったが、ミステリとしては完全に期待はずれ。 
     殺人事件は、2つ起こり、それぞれ密室殺人と首が切断された殺人と、いわゆる、古典的な本格ミステリらしい殺人事件が起こる。このトリックがチープで、密室殺人は、屋根が取りはずすことができ、近くの遊園地の滑り台から、巨大な算盤を利用して屋根から死体を入れたというもの。バカミスとしかいえない物理トリック。犯人の決め手となったのは、屋根から入ったはずの被害者の靴が玄関にあったことから、靴を入れることができた人物となっている点は、やや面白いが、トータル

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    2024年09月08日
  • 村でいちばんの首吊りの木

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    表題作を含めて 計三作の中編が集められてます。
    言い回しに時代(昭和)を感じます。

    一人暮しの長男を訪ねて田舎から出てきた母親が 片手を切り取られた女の死体を発見。彼女と交際していたらしい長男は行方不明。警察は長男を犯人と疑う。

    長男の無実を信じる母親と、同じく一人暮しをしている次男(受験生)の手紙のやり取りから話が進んでいきます。

    派手なトリックも無い地味な話ですが、母親の執念の凄さにオタオタしました。

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    2024年05月16日
  • アリスの国の殺人<新装版>

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    難しかった。
    現実と不思議の国の両方で殺人事件が起こり、その真相に迫るお話。
    現実と不思議の国でのリンクは特になし。
    序盤から登場人物が多く、なかなか物語に入り込めなかったが、だんだん入り込めるようになり、謎解き部分は面白かった。
    ハッピーエンドではないし、ラストは人によって解釈が変わるかも。
    理解した上でもう1回読むのも面白そう。

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    2024年04月18日
  • たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説

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    戦後が時代背景の為、中々消化出来ず初めのうちは読むのに少し苦労しました。(鉄道の話も本線から脱しているのに長すぎるかな)

    ミステリとしてはトリックが精密ではないとは思いますが、登場人物の背景や時代背景はとても勉強になり読んでいて感心しました。

    作者さんのお歳を考えると実体験に基づくところもあるのかなと思い感慨深いです。

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    2024年03月15日