勝田文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コミックス版を持っているので、買っていないのですが…
同時収録「ユキの冒険」はここでのみ収録されているようです。
で、表題作の感想はコミックスのところにおいておくとして。
「ユキの冒険」めっちゃいい!!
エクスリブリス!エクスリブリス!(…って、イマイチ覚えられないんだけど、蔵書票のことだそうです。…蔵書票のこともあまり知りませんが。)
この人の作品は小道具の使い方(選び方)が上手いかも。(「ちくたく〜」も時計ってありがちだけど可愛いし)
登場人物手書き文字でけっこうきついツッコミ入れる人多いんだけど、とにかくあったかい物語。可愛い絵柄。
たまらんです。これはけっこう万人受けもすると思う。 -
Posted by ブクログ
原作を先に読んでいるので、勝手に脳内で補強しているかもしれないが…
マンガはかなりバッサリと短縮している部分があるので、いきなりマンガから入る人にはちょっとサクサクし過ぎている様に見えるんではないかと思ったりしつつ。
勝田文好きだーーー!
特に、今回のキャラクターはみんなビジュアル的に大好き。
三つ葉みたいなタイプの絵が主人公なのは珍しいよね?
原作の雰囲気は全く壊れてなくて、原作は色々と話が広がりすぎてというか、生徒達のそれぞれの心象について丁寧に扱おうとして、かえって全体のバランスが悪くなった気がするので、三つ葉と十河に焦点があってるマンガ版のほうが二人の話としてまとまり良くなった気がす -
Posted by ブクログ
主人公は実家の銭湯に出戻った長女・鞠。
少し違う意味で結婚・仕事(手に職)を考えさせられる作品ですが…
この場合それは副題でしかなくて、銭湯という独特の場所に渦巻く独特のモノ(=カオス)の方が重要だったりする。
21世紀の現代にも田舎や下町にまだ見られるモノだけど、銭湯って裸の社交場だから余計それが如実に現れるというか…
残したいような、時の流れに早く淘汰されてほしいような…
銭湯(温泉)・田舎・下町好きには感慨深い割と地域密着系。
タイトルは『逢引き』と『合挽き』とを引っ掛けてある。なんて絶妙な…
あ、勿論勝田氏特有の肩に力入らない庶民的なのにどこか浮世離れした所帯くささも堪能できまする。