勝田文のレビュー一覧
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購入済み
最高!!
ジャンル問わず漫画を年間に大量に読んでも、また読み返したいと思うことはほとんど無いので電子書籍をガンガン活用しています。が、久しぶりに家の本棚に置いておきたい、と思える本に出会いました。レビューも面倒で書いたことも無かったけど、読後感が良すぎて色んな人に読んでほしくなり書いてしまいました。登場人物がみんな愛おしく思える作品です。読むサプリ...!好き!!
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Posted by ブクログ
絵柄が、前歯の裏にくっつくような、のっぺりとした独特のものなので、表紙だけを見た時は「んぅ~」と思っていたが、読んでいる内に、深い落ち着いたコクのあるストーリーに苦手意識を払拭された
どの編にも、食べ物と食事風景が出てくるも、食漫画のジャンルに入れたいほどではない
だが、裏表紙のあらすじにもある通り、「おいしい短編集」ってのは間違いない
豚のしょうが焼きのようにガッツリとはしていない、カレーライスのように万民受けする感じでもない、お好み焼きのように腹に溜まるほどでもない
当初こそ、おでんのような“美味しさ”かな、と思っていたが、この感想を書くにあたり、数度ばかり読み返してみて、鍋物だな、と確信
多くの素材をブチこんで作る寄せ鍋のように、それぞれの短編から出ている旨味が集まり、混ざり合う事で、この一冊は「おいしい短編集」になっている。一つ足りなくても、一つ多くても、このバランスのいい味にはなっていなかっただろう
どの短編も、男と女の間の情(友情や愛情、その他諸々もひっくるめた)が一筋縄でいかないモノで、それに左右されるのも、また人生の醍醐味、と読み手に語ってくる
個人的にお気に入って、勝田先生らしさ(っつても、先生の漫画を買うのはコレが初だから、「らしさ」もロクに解ってないかも)が如実に出てるな、と思えたのは「ととせの鴨」
ラストページに辿り着くまでの、ストーリー運びが実に響いてくる
『クリスマスキャロル』は、原作を蔑ろにしていない反面、勝田先生が描きたいモノをしっかりと詰め込んでいる感じがして、新しい『クリスマスキャロル』になっているな、と思った -
Posted by ブクログ
幼い頃にたった一人の肉親である母を亡くし、その母の親友一家に引き取られて育ったヒロイン梅子。
その家の一人息子である蔵之介とは兄妹のように育ったが、周知の事実であるかの如く、梅子の高校卒業と同時に結婚しちゃった話からこの物語は始まる。
(いや、結婚に至るまでには、もちろんひと悶着あったのだけどね)
お互いを「好きだ」というような情熱はひとつも描かれていないけれど、兄妹のような幼馴染みだったからお互いの存在はあって当たり前、さりとてなくなると息苦しい空気のように、大事な存在なのだなぁ。
イケメン(されどうだつのあがらぬ優男)蔵之介の家族への愛情、特に乃子への子煩悩な姿に和みっぱなしの私(笑)
小梅夜曲と深雪譚詩曲が好き。
あ、同時収録のユキの冒険も良かった♪
どこかしらスコーンと抜けるような冬の青空みたく気持ちいい漫画。
出てくる男の人が(床屋のおじいちゃん含めて(笑)皆ちょっと抜けていて愛すべき人たちなのもいい。なかでも梅子パパがいい人すぎて、おじさま好きにはたまらない。 -
Posted by ブクログ
5年生で友達になったアイちゃんとミポリン。二人とも卓球が上手で、もっと二人と仲良くなりたい若菜は卓球を始めた。やり始めると楽しくて、二人に色々教えてもらいたいのに、二人ともそうそう乗り気になってくれない。そんな時、児童館で卓球大会が開催されることに。ダブルスなので一番ヘタッピな自分は遠慮して、二人に出て優勝を狙ってもらおうと話をしていると、同じクラスの変わり者のシーラが声をかけてきた。ひょんなことから、若菜とシーラ、アイちゃんとミポリンで試合に出ることになった。
シーラのキャラが天真爛漫で可愛くて、若菜がちょっとグズグズしてても気にならないくらいテンポ良く話が進みます。卓球と友情のお話。シーラみたいな子を受け入れられない子ってのはいつの時代でもいるんでしょうね。5年生ってのはリアルな数字だと思います。好きなことにちゃんと没頭する、友情の問題について分かりやすく清々しく、後味悪くないように描かれていると思います。 -
Posted by ブクログ
表題作は漫画版で日本版の《あしながおじさん》。いつか自分なりに《あしながおじさん》を物語として描くことが実はこっそり目標だったので私は漫画家でも作家でもないが先を越されたとわけのわからない悔しさをあじわったものの素直に素敵な漫画になっていて読めて嬉しかった。また表題作以外の収録作もすべていい。勝田文の描く人物は年甲斐もなくぐずぐずしていることが多いがそれが本当に魅力的だ。ぐずぐずしていてちょっとひねてるけどうぶで純粋ででももちろんそんなことは照れて絶対認めないそんな登場人物たちがかわいくて仕方がない。表題作以外では特に《パーラー》が好き。