あらすじ
三五が突然姿を消してしまい、イワに残された時計は止まったまま…。時計を動かしたいと、三五を探すイワの前に現れたのは──!? 昭和乙女のちくたく初恋物語、フィナーレ!
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Posted by ブクログ
恋愛マンガはファンタジーでよいと思うのです。
二人の想いが通じたところで終わる...それでいいのです。
絵もセンスよく、可愛らしくて昭和初期の雰囲気に合ってます。
気持ちよく現実逃避できました。楽しかったです。
Posted by ブクログ
今までの表紙のかわいらしさと違って、今巻の意味深な表紙にまず、どきっとしてしまった。表紙に比例するように、イワちゃんと三五がどうなってしまうのか、読みすすむほどにドキドキが倍増してました。良かった!また1巻から読み直したい!
Posted by ブクログ
こまごまとしてかわいい絵柄、ストーリーも人物も全体的にかわいい。
女の子は言わずもがな、青年もイケメンだけどかわいい。年配のおじさんキャラもどことなくかわいさが(笑)
あとがきは漫画に輪をかけてこまごまとしていて、見ていると楽しい気分になる。
表紙の時計の文字盤が良い!
Posted by ブクログ
可愛い恋物語の完結巻。
夏に雪を持ってきて欲しいと大切な人にお願いされたら‥。
「それで元気になるなら‥」と一生懸命考えるイワちゃんがとても可愛い。
もっと読みたかったなぁ…。
Posted by ブクログ
20111230
全部がかわいかった。
完結しちゃってさみしいなー
イワが意地っ張りするほど自覚したあとがいじらしいというか。
なんという素直さ。笑
三五はちょっとよくわからなかった。病弱だからなのー?なにー?
あと、都一のひねくれっぷりも楽しい。そこで、イワを好きとかそういう展開にしないのも良いです。最後は操とうまくいきそうな感じがほのかにしましたね。
雪の香水はわりと簡単に思い付きそうだけど、当時だったらかなりハイカラな思い付き。実際はあったのかな?今ならあるけれど。
Posted by ブクログ
舞台は昭和初期。ロマッチック・コメディの完結編。
第十話
突然いなくなった三五がいつか自分に会いにきてくれることを期待して黒マントの怪盗を追いかけていたつもりが田舎からでてきたじいさまと遭遇して都一が先に三五を見つけるの巻。
ぐるぐる思い悩むイワだけど、まだ恋の自覚はなくて、時計を動かしたいという動機で三五を探しにいくことに。じいさまの時計屋にいけ、には笑ったw
第十一話
三五に会いにいく決意をしたものの、都一に居場所を教えてもらえず、喜久ばあさんと一緒に鎌倉まで三五の祖母の家に行くイワだったけど、家にいったら偶然都一と三五に出くわして隠れているところが見つかって、祖母に三五をいじめるなといっているところに三五が現れて木の下で眠ってしまった三五にキスをしてしまったの巻。
都一のドSっぷりには惚れ惚れするね。これでイワが好きだったとしたらどんなやなやつなんだよ…それにしても三五もなんで一人で聞きにいこうとしたんだろうか。心配かけまいと思ったのなら、もっとイワが来たことに喜んでも良さそうなのに。イワが三五にほっぺチューも意外だった。木から落ちたのはお約束だとして。イワの自覚がきた。話が一気に進んだ感がある。
第十二話
木から落ちたイワが大けがしたと間違って伝わったためタワ子とじいさまが病院に来るがイワはぴんぴんしていて、三五は寝込んでいるところに祖母が袖に隠していた時計は父親が婚約指輪代わりに母親に贈ったとイワにしては珍しく誘導尋問で知りつつ、何か感じたじいさまに結婚を反対されつつ時計を取り戻して時計に隠された宝を見つけたの巻。
秘宝はいただいた!は三五らしい物言いで、じいさまに宣戦布告といったところか。三五もまさかイワがほっぺちゅーしてくるとは思わなかって動揺しているのが微笑ましい。じいさまもタワ子とイワの心配をしているからこそ、反対しているわけで...。でも長い目でみたらやっぱりイワは寂しい思いをしそうだな。
第十三話
入院することになった三五だけれど、偶然タワ子のダンナが同じ病院に入院していて、退屈しのぎにどちらの想い人が素敵な贈り物を持ってくるかの勝負をすることになって、雪のリクエストにアイスで応えタワ子に負けるイワの巻。
雪の香水は素敵だった。でもちくたくぼんぼんなんだから、時間についてのお題がよかったなあと思ったり。イワが食べ物を持ってくるのはだいたい予想がついただろうし。三五は愛されているなあ。その想いにあぐらをかいているみたいでなんだかもやもやするけど。
第十四話
お隣のゆうほう先生が映写機を貸してくれて、三五のために面白いものをとろうとして都一が監督をしだして、操の想いは都一に伝わらないものの、都一は自分の夢を自覚するの巻。
都一は何で斜に構えた感じなんだろうと思っていたら、軽々しく口に出したくないとの想いからだったらしい。必死の思いで口にしていたのかもなあ、とちょっとは操のことを認めたんだろうか。まあ操もうざい女だがw、健気ではあるな。
第十五話
入院が長引いている三五の店の手伝いに朔という少年が来て、イワが店番中に隕石が落ちてきて、それを見に病院を三五が抜け出してきて、屋根の上で会話して、うわあああん最終回の巻。
正直もう終わるの?もっと二人を見たい!て思わされた。三五は終始死の陰がついて回っていて、彼がいう言葉がすべて意味深に聞こえる。一番最後のページなんて、三五が亡くなっていてもあんまり違和感がないくらいだ。三五がイワに魅かれる理由は、二巻の「三五は動かせる」が根底にありそうだけれど、逆がいまいちよくわからない。イワにとって三五と一緒に月が見たかった、そう感じるようになった根本的な原因がなんだったのか。恋愛することによって変わっていくのが怖いといっていたイワが少しずつ変化を受け入れていったその理由もじっくりと知りたかった。というかもっとらぶらぶしているところが見たかった。でも何でも腹八分目がいいのだろう。あったかい気持ちになれる話だった。