あらすじ
銭湯にあるのはマイナスイオンだけではない――!? 半年前に離婚し、家業の地域密着型銭湯「山の湯」で働く鞠。そこでは、様々な人情劇が繰り広げられていた…。他4編収録。 【同時収録】木俣くんの手品/サマー・ジョブ/ペイ・デイ/妹の花火
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Posted by ブクログ
主人公は実家の銭湯に出戻った長女・鞠。
少し違う意味で結婚・仕事(手に職)を考えさせられる作品ですが…
この場合それは副題でしかなくて、銭湯という独特の場所に渦巻く独特のモノ(=カオス)の方が重要だったりする。
21世紀の現代にも田舎や下町にまだ見られるモノだけど、銭湯って裸の社交場だから余計それが如実に現れるというか…
残したいような、時の流れに早く淘汰されてほしいような…
銭湯(温泉)・田舎・下町好きには感慨深い割と地域密着系。
タイトルは『逢引き』と『合挽き』とを引っ掛けてある。なんて絶妙な…
あ、勿論勝田氏特有の肩に力入らない庶民的なのにどこか浮世離れした所帯くささも堪能できまする。
もう…小ずるいなぁ…
むしろ「木俣くんの手品」の方がストライクだと思う。
甥が遊びに来ると『みやちゃん、ニモかいてニモ!』とか言われたり、彼氏に『子供は2人くらいほしいよね。何の話か分からんけど』とかつい言っちゃう私などにはそれはもう特に。
本当はね、分かってるんですよ…ただ照れくさいだけなんですよね。
真剣に『いい年なのに!結婚願望なくはないのに!やりたい仕事もまだまだあるのに!』っていう切羽詰った感じはないですよ。
そういう作家じゃないですもんね、この人。
たまきのお父さん最高すぎ。
Posted by ブクログ
何でこんなタイトルなんだろう?そして、ヒロイン離婚したまま新しい恋愛のタネは無きにしも非ずだけど、芽が出るかも不明なままですけど?これ、女性向け漫画?いい意味でぬるい作品。ドラマチックじゃないけど、手の届きそうな理想の形なのかも。この暖かさが。
▲手持ち無沙汰になって煙突登っちゃうお父さんが好きさ。
*同時収録4編。・・・あんまりちゃんと覚えてないけど、新渡戸稲造似のお父さんが出てくる話好き。
Posted by ブクログ
勝田先生はどんどん漫画がうまくなっていると思う。
「あのこにもらった音楽」より絵が柔らかく、話は変わらずと良くなってます。
ちまちま読んでもゆっくり読んでもいける作品。
Posted by ブクログ
絵やお話に昭和のかおりがする。(銭湯が舞台だし)
小ネタも豊富で何回読んでもたのしい〜(こういうの好き!海野つなみさんとかもそう、小ネタ満載)
おじいちゃんおばあちゃんが魅力的なのも◎
他収録の『木俣くんの手品』でも彼氏の木俣くんとニトベ(旧5千円札)似のお父さんもかわいらしい…