高山しのぶのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
例え、他人に好みが異常だ、と言われても、私は堂々と、異種恋愛モノの良さを説こう
人間だって、男と女、男と男、女と女、いずれにしたって、自分の思い通りに事が運ばないのだから、人種どころか種族が違ってしまえば尚更だ。と思ったら、意外にすんなり結ばれたりする
まこと、色恋沙汰ってのはどちらに転ぶか、てんで読めぬ
この(2)も秀逸な読み切り揃い。由村先生と、のばら先生は先の続きだったが、個人的には読み切りの方が好きだ。特に、高山しのぶ先生の『黒山羊のお茶会』はレベルが上に感じた。人を舌先で騙すのが商売を通り越して個性なのが悪魔だけど、時に恋する少女は、悪魔の悪知恵を上回った行動を魅せてくれる
この台詞 -
Posted by ブクログ
この作品を読んだ感想として抱くのが、ちょっとズレているかも知れないが、何っつーのか、安心したってのが本音
別に隠しちゃいないが、心のどっかでは、異種間恋愛が好きな自分は業が深いな、とは思っていた。なので、私以外にも、人と人外の恋愛にフツフツと感情が滾る人間がいるんだな、とこの『異種恋愛物語集アンソロジー』を読んで、安堵感すら湧き上がって、少しだけ気持ちが楽になった。好きなんだから、堂々としてりゃ良い話なんですよね
たったの一巻で終わらせるのは、もったいないっつーか、私ら人外萌え派にゃ物足りない。是非、第二弾を出していただきたい、一迅社さん。個人的にゃ、ドラゴン縛りを希う
表紙(高山しのぶ)→掴 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ最初のエミリーの話ですでにやられた。
殿下はきっとずっと好きだったんだろうなあと思うとともに出さなかった手紙というのがもう、なんというかもだもだする。伝えたいことはたった一言なんだよね。それがなんとも潔くもあり、また珍しく感傷的でもあった。
砂鉄とユースタスはもう仲睦まじくていうことないよ。だけどユースタスが笑顔だと私もうれしくなってしまう。二人とも哀しいことも苦しいこともあったけれど、二人で幸せになってくれればうれしい。
三月と夏草の話は、最初に彼が出てきたときにもしかしてと思ったけれど、やはり出会いの話だった。でもそこからの編纂と家族を得た三月の心にうわーうわーと読みながらもう涙出そうだっ -
Posted by ブクログ
世界中の金星の痕跡を回収する砂鉄とユースタスのその後、夏草と三月の出逢い、アルベルトの恋文の中身、鎖様の初恋、父親となった錆丸の現在・・・。錆丸と金星の世紀の恋の一方で語られなかったいくつかの物語と彼らの旅の後日談を描く金星特急シリーズの外伝。
うおおおおおもう待ってました、待ってましたよ外伝!フラゲして一足早く読み終えましたが、もう深夜まで興奮して眠れませんでした。本当に本当に大好きです金星特急!嬉野先生いろいろありがとう!!
砂鉄とユースタスのその後はもうね、語るより見ろと言いたい。砂鉄さんはぶつくさ言ってましたけど、ノアの所業は素晴らしかったと思うの私。ユースタスだって喜んでたしいいこ