岡崎京子のレビュー一覧

  • 愛の生活

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    「あたしも そう。きっと他人のことなんか愛せないのよ。自分のことばっか。自分のことしか考えられない。」

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    2009年10月04日
  • 秋の日は釣瓶落とし

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    初単行本化だそうで。あー、間違いなく岡崎京子だなぁ、と思った。そうですねー、幸せの薄っぺらさっていうのですかね。幸せというあやふやなもの(ある種の幻想)が薄氷の上に浮いているさまから始まり、そこからゆるやかに美しく堕ちていく、壊れていく、散っていく。そんなさまを描く。でもね、ただ単に堕ちていった先は地獄かというと、そうでもないよ、捨てたもんじゃないよっていう。ここまで込みで、それが岡崎京子なんだと思うのです。(06/11/25)
    何とも中途半端感はあるのだけど、それでも岡崎京子は岡崎京子であって。陳腐で凡庸であることから立ち昇る何かしら。お母さんの立ち位置ってのが、この作品ではいまいち謎。なん

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    2012年08月17日
  • チワワちゃん

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    こんな巨乳ではすっぱな根無し草はそりゃ死んじゃうよ。死んじゃってホッとした。何故だかホッとしました。お疲れ様と言ってやりたい。

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    2009年10月04日
  • うたかたの日々

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    装丁が大好き。そして先生も大好き。
    主人公のコランが好きです。
    少し痛々しい(何故か)この心の穴は、もう一度深く読んでから解明していと思います。
    原作の小説は読んでおりません。

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    2009年10月04日
  • うたかたの日々

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    ヴォリス・ビアンの小説が元になっている漫画です。映画『クロエ』もそうですね。涙がツーっとでるんです。

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    2009年10月04日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    何て言っていいのかわからない。それが率直なところ。こんな作品は彼女しか描けない。それは確か。歪んでいて、穿っていて、けれど純粋無垢な魂。(05/12/3)

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    2009年10月04日
  • 愛の生活

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    あとがきに書いてある通り、愛の生活とは名ばかりで、この話には誰一人としてきちんと他人を愛する人間が出てこない。岡崎京子の漫画は好き過ぎて、何がどうしてそんなに好きなのか説明できない。空気感かなぁ。。充足されないあの空気感。退廃的で、空虚感に支配されてて、表面的で、上っ面だけなようで、とっても内面的。不健全なのだけどとっても健全。それがヤングだと思うから。(05/11/20)

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    2009年10月04日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    痛々しいというか相手の男の駄目さ加減に溜息もつきたくなりますが・・・どこかひとつ歯車が狂えば落ちるとこまで落ちなきゃとまらない。ということなんだろうな。短編の[3つ数えろ]もかなりキテます。

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    2009年10月04日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    タイトルに惹かれて購入した作品。言ってしまったら最後だけど、言ってみたい台詞でもあったり。
    I wanna be your dog.

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    2009年10月04日
  • UNTITLED アンタイトルド

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    わたしの本は、古いヴァージョンのせいか、こんなに華やかな表紙ではなく、まっしろ。『恋愛依存症』や『ロシアの山』が収録されてます。

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    2009年10月04日
  • UNTITLED アンタイトルド

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    短編のオムニバス。「万事快調」は、3人兄弟のそれぞれの視点から一話ずつ分けて構成されている作品で、これはとても良く出来ている。こういう、ある話しでは脇役だった人間が他の話しでは主役になる、という構成はすごく好きで、それが上手く作られているこういう作品は感心してしまう。

    「でもその時ぼくちん少しさみしかったんだよ
    吉岡とはその後めんどくさいことになったけどここでは言わないよ
    超ダサの話だもん
    小学校の時ならいじめてた女にこんなメにあわせられるなんて オレも落ちたもんでした」(p.118)

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    2020年08月18日
  • カトゥーンズ

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    ネタバレ

    長短編集。
    大体出てくる人が、やさぐれてるし、煙草吸うし、すぐセックスするし。
    でも、それが岡崎ワールドだと思うの。

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    2025年11月07日
  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

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    ずっと読まないとと思っていたけど、ついに読んだ。化学工場のそばの、汚い川の流れる、表面的にはきれいに整えられた住宅地に暮らす高校生たち。藪の中で見つけた死体を宝物と言って愛でる、同性愛の男の子の闇。過食嘔吐を繰り返すモデルの女の子。高校の頃、読んでいたら感銘を受けただろうか。主人公が、なんで観音崎くんなんかと付き合っているのかわからず、ずっと悶々とした。

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    2025年10月16日
  • pink 新装版

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    「マンガは文学になった」とまで言われた岡崎京子の代表作。

    teto/高層ビルと人工衛星、Cody•Lee(李)/悶々などなど、好きなバンドの歌詞にも度々登場するから気になってて買ってみた。

    「すべての仕事は売春であり、愛である」
    は読み終わっても完全には理解できなかったけど、主人公のユミちゃんみたく欲望のままに生きてみるのも悪くないのかなあと思ったりした。

    あとなんか、普通とはって少し考えるきっかけにもなった気がする。読後感ヨシ。

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    2024年06月28日
  • ヘルタースケルター

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    有名どころだけど未読だった。
    欲に突き動かされる主人公と周囲の人々の設定が衝撃的で面白かった。
    その分、後半の展開は消化不良でちょっと残念に感じた。映画も観てみようかな。

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    2024年02月06日
  • ヘルタースケルター

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    久しぶりに読み直した!
    欲しいものを全て手に入れるのが良いのか
    今あるもので上手く活かすのご良いのか、、。
    どちらも良し悪しはあるけど、
    依存しすぎると怖いな、、。

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    2023年06月23日
  • カトゥーンズ

    匿名

    購入済み

    ショート

    ショートアニメをつなげたようなお話というのかなー。
    スピーディーに展開してく感じ。
    でも中身は完全に大人向けです。

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    2022年10月03日
  • UNTITLED アンタイトルド

    購入済み

    短編

    「万事快調」
    なんかちょっと向田邦子っぽさを感じる作品でした。
    ちゃんと完結したものを読みたかったです。
    他に「恋愛依存症」「ロシアの山」「お散歩」収録。

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    2022年06月01日
  • ヘルタースケルター

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    高原英理さんの『ゴシックハート』で本作について書かれていましたが、興味深い内容であったことを思い出します。「美貌」に囚われる女性たちと、りりこの妹であるちかこの「差異」がやはり好きです。
    しかしまぁ、こりゃあ壮絶ですわ。すごい話を書くよなあ。読後は、えも言われぬモヤモヤというか、蟠りが残ります。なんとも言葉にできない…。高原さんの解説を読み直してみることにしましょう。
    ただ、読んでいる時に一つ感じたのは、「なんか太宰の『人間失格』みたいだな」ということでした。なぜ、『人間失格』が出てきたのか。りりこは「人間失格」だとでも言うのでしょうか? 分かりません。けれど、不思議とこの二作は、似ているよ

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    2022年05月26日
  • ヘルタースケルター

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    映画を先に見たけど絵が独特でギャップがあった
    全身整形をした主人公が美しさが損なわれることに怯えて、狂って周りの人達も狂わして、永遠に美しく完璧であることの脅威というか不可能さとかを感じた 見た目に囚われすぎると苦しくなる

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    2022年01月30日