岡崎京子のレビュー一覧

  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

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    だいすき。
    人の悪いけど分かるよみたいなとこいっぱい感じ取れる

    人生なんて大半がキレイぶってるのに、不倫とか野蛮なこと考えてるやついっぱいいるもん
    自分だって卑屈になって嫌になっちゃう時あるし、別に幸せなのにね頭では恵まれてるって分かってるのにね

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    2025年07月06日
  • pink 新装版

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    ネタバレ

    1990年代。
    作者は絵をかくのが好きで、高校時代にエロ雑誌にエロ漫画書いてたって、読んだことある。うろ覚え。
    主人公は、ワニとアパートに住むOL。金持ち父と優しい母。優しい母は早世し、金持ち父の愛人が継母。継母は嫌いだが、継母が作るアップルパイと継母の子と好き。お金でこんなキレーなものが買えるなら私は働く、と売春。テキトーに生きて彼女作ってる大学生と出会い恋。大学生、文学賞をとる。幸せの絶頂の彼と彼女。ワニ、継母に殺される。彼女の過去が暴かれる。二人で逃げよう。パパラッチから逃げる途中で交通事故の彼。空港で待つ彼女。永遠の袋小路ファンタジーなんだよな。これが90年代かなぁ。少女漫画でここまで

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    2024年04月21日
  • セカンドバージン

    (っ•̀ω•́)っφ

    幼い何かをさらっていった作者。
    全てを持っている漫画たち。

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    2024年03月17日
  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

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    何度読んでもすごいな。
    観音崎君、山田、吉川こずえ、田島さん、ルミちゃん、ルミちゃんの姉はそれぞれ何か重いものを抱えている。主人公若草ハルナは彼らを見る。
    ルミちゃんがおかしくなった後の、「あたし達は 何かをかくすために お喋りをしてた」というのが本当だなと思った。
    あとは「平坦な戦場で 僕らが生き延びること」。

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    2024年02月24日
  • ヘルタースケルター

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     著者の方は亡くなっている。沢尻エリカさんが、主演された映画。
     随分前の作品だが、忘れられずにいる。
    美は遷ろいやすく儚い。
     私達は理想を思い描く。だけど、それは何に根ざしたものなのかを考えるべきだろう。優越感と劣等感の間で揺れ動きはしなかったか?拠り所のないもの、移ろいゆくものに頼ると地獄を見ることになる。
     リリコの残酷すぎる生き様に魅せられて目が離せなかった。この漫画、すごい作品だと思う。

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    2023年11月25日
  • ヘルタースケルター

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    手元に置いておきたくなる一冊。
    ここではないどこかを見ながら、ニヘラと笑ったりりこの表情に何度も背筋がゾクッとなった。
    根底にある、消費されるものとしての美しさや女性性を描いてる感じも筋が通ってて痺れる。
    読後にふと気になってタイガーリリーの花言葉を調べてみたら「鮮やかな場面」「誇らしい」「私を愛して」「私を助けて」ですって。

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    2023年07月15日
  • ハッピィ・ハウス

    購入済み

    面白い!

    めちゃくちゃ面白くて一気読みしました!
    おすすめ!!

    #ドロドロ #エモい #笑える

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    2023年06月04日
  • pink 新装版

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    資本主義の中で生きる人々の幸福ってあまりにも歪で、残酷だってことを改めて客観視できた。

    ユミちゃんの「自身の欲望にとことん素直」であることの純粋さ・恐ろしさに面食らってしまった。

    「全ての仕事は売春であり、愛である」の真意は分からないけれど、もしそれが自分の命を切り売りするような愛だとしたらあまりにも悲しいと思ってしまう。

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    2022年11月02日
  • ジオラマボーイ☆パノラマガール 新装版

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    帯に書いてあった「純愛だけどHで、切ないけどどこかおかしい」という表現がわかるような…
    中高生の時のふわっと恋に落ちる感覚とか、いろいろ目に入らなくなる感覚とかわかるような、でもそんな小学生いないって、、とかいうフィクション感もあり、絶妙なバランス!

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    2022年07月18日
  • エンド・オブ・ザ・ワールド

    無料版購入済み

    何十年も名作として語り続けられる映画や小説のように岡崎京子さんのマンガも時代を超越している。いつの時代に読んでも先鋭的だと感じる。

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    2022年09月30日
  • pink 新装版

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    岡崎京子のpink のコメントまとめ

    全ての仕事は売春である ゴダール

    愛と資本主義の物語

    シアワセなんて当然

    漫画も文学になる時代が来た

    樋口一葉のにごりえ

    乾いた諦観

    どーして女はこーゆーフリルのついたボーリョク平気で使うんだろ?

    バブルの消費社会の環から抜け出せない

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    2022年01月30日
  • マジック・ポイント

    無料版購入済み

    やっぱり岡崎京子さん好きだ。幸福になる秘訣は「美しいものを見て美しいと感じること。人生に横たわるあらゆるものごとに楽しみを見つけ喜びを覚えること。何が好きで何が嫌いかハッキリ言える趣味を持つこと」このセリフとても好きだ。

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    2022年09月30日
  • pink 新装版

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    バブルの頃?の欲望があふれる消費社会の空気をスタイリッシュに描いている、と思う(生まれる前だから憶測)。ユミちゃんの――消費でなく――愛の対象は残酷な結果になってしまうのは切ない。そういう意味ではユミちゃんは消費社会の円環から出られない存在だった。
    ハルヲくんの切り貼り小説というのは自己言及的でおもしろかった。

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    2021年10月15日
  • ヘルタースケルター

    ネタバレ 購入済み

    原作も映画も最高!

    最初に映画を観て心打たれる内容で、原作も読みたい!と思い購入しました。
    原作はやはり内容が素敵で、映画は更にこの原作を華やかに艶やかに作り上げられていて、どちらも素敵な作品です。

    #深い

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    2021年08月27日
  • 私は貴兄のオモチャなの

    無料版購入済み

    とても懐かしい。この作品を電子書籍で読むことに謎の感慨を覚えました。岡崎京子作品は時代を越えてスタイリッシュだなぁ。

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    2022年09月30日
  • pink 新装版

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    ワニを飼う、たったそれだけのことに主人公がどうしてこんなにも命を燃やしたのか。

    複雑な事情、理不尽な環境、そういったジレンマに対峙するとき。
    自分をすり減らして魂を削ってそれに向き合ってしまう人と、見ないふりをするのが上手な人に分かれるのだと思う。

    この主人公は、後者だし、いつも他人のせいにしない。
    だからこそ、あえて鈍くしておいた感性を、唯一取り戻せる方法が「ワニ」だったのだ。生きている実感を、可視化するための存在だったのだ。

    自分の機嫌を自分でとることができない人は、こういう人間のことをヒリヒリするほど妬ましく羨ましく思ってしまうのだな。(義母)

    彼女は、正しい生き方ではないにしろ

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    2021年07月12日
  • pink 新装版

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    一読ではこの作品が、「漫画も文学になる時代が来た」と言われる所以をつかめなかったが、深く掘り下げようとすると、愛と資本主義をテーマに、時代の風刺画のような作品なのかな、と理解した。
    30年も前の作品だけど、読み応えがあり、ギャグ漫画や恋愛漫画ばかり読んできた自分には、未知領域の開拓で面白かった。

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    2021年06月17日
  • ヘルタースケルター

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    おぞましい。

    でも気になる。

    恐ろしい。

    でも惹かれる。

    醜くて 美しくて
    悲しい。

    そして とてつもなく
    カッコいい。

    ラストは 痺れました。

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    2021年03月28日
  • エンド・オブ・ザ・ワールド

    購入済み

    オススメ

    作家さん買いです。
    セリフが染みますよ。
    高評価を受けてる巨匠にはちゃんと
    それなりの理由があるッてことで
    オススメ

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    2021年03月15日
  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

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    社会学・政治学的にも重要な作品ということで知人から勧められて読みました。

    現代に充満している不安や閉塞感を鋭敏な観察眼で捉えて、描き出していて、見ていて辛いのだけど目が離せない作品でした。
    この作品には、悪人も狂人も出て来ませんし、戦争もなく、社会は落ち着いています。それなのに、みんな確かに苦しんでいる。私たちは、なにと戦っているのでしょうか。

    「平坦な戦場で僕らが生き延びること」

    この言葉を作り出すまでに、作者の岡崎さんはどれほど苦悩したのでしょう。この一節に、私たちの苦悩が詰まっている気がしました。
    私たち一人一人を救ってくれる、偉大な作品に出会えました。

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    2020年04月02日