岡崎京子のレビュー一覧

  • セカンドバージン

    (っ•̀ω•́)っφ

    幼い何かをさらっていった作者。
    全てを持っている漫画たち。
  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版
    何度読んでもすごいな。
    観音崎君、山田、吉川こずえ、田島さん、ルミちゃん、ルミちゃんの姉はそれぞれ何か重いものを抱えている。主人公若草ハルナは彼らを見る。
    ルミちゃんがおかしくなった後の、「あたし達は 何かをかくすために お喋りをしてた」というのが本当だなと思った。
    あとは「平坦な戦場で 僕らが生き...続きを読む
  • ヘルタースケルター
     著者の方は亡くなっている。沢尻エリカさんが、主演された映画。
     随分前の作品だが、忘れられずにいる。
    美は遷ろいやすく儚い。
     私達は理想を思い描く。だけど、それは何に根ざしたものなのかを考えるべきだろう。優越感と劣等感の間で揺れ動きはしなかったか?拠り所のないもの、移ろいゆくものに頼ると地獄を見...続きを読む
  • ヘルタースケルター
    手元に置いておきたくなる一冊。
    ここではないどこかを見ながら、ニヘラと笑ったりりこの表情に何度も背筋がゾクッとなった。
    根底にある、消費されるものとしての美しさや女性性を描いてる感じも筋が通ってて痺れる。
    読後にふと気になってタイガーリリーの花言葉を調べてみたら「鮮やかな場面」「誇らしい」「私を愛し...続きを読む
  • ハッピィ・ハウス

    面白い!

    めちゃくちゃ面白くて一気読みしました!
    おすすめ!!
  • pink 新装版
    資本主義の中で生きる人々の幸福ってあまりにも歪で、残酷だってことを改めて客観視できた。

    ユミちゃんの「自身の欲望にとことん素直」であることの純粋さ・恐ろしさに面食らってしまった。

    「全ての仕事は売春であり、愛である」の真意は分からないけれど、もしそれが自分の命を切り売りするような愛だとしたらあま...続きを読む
  • ジオラマボーイ☆パノラマガール 新装版
    帯に書いてあった「純愛だけどHで、切ないけどどこかおかしい」という表現がわかるような…
    中高生の時のふわっと恋に落ちる感覚とか、いろいろ目に入らなくなる感覚とかわかるような、でもそんな小学生いないって、、とかいうフィクション感もあり、絶妙なバランス!
  • エンド・オブ・ザ・ワールド
    何十年も名作として語り続けられる映画や小説のように岡崎京子さんのマンガも時代を超越している。いつの時代に読んでも先鋭的だと感じる。
  • pink 新装版
    岡崎京子のpink のコメントまとめ

    全ての仕事は売春である ゴダール

    愛と資本主義の物語

    シアワセなんて当然

    漫画も文学になる時代が来た

    樋口一葉のにごりえ

    乾いた諦観

    どーして女はこーゆーフリルのついたボーリョク平気で使うんだろ?

    バブルの消費社会の環から抜け出せない
  • マジック・ポイント
    やっぱり岡崎京子さん好きだ。幸福になる秘訣は「美しいものを見て美しいと感じること。人生に横たわるあらゆるものごとに楽しみを見つけ喜びを覚えること。何が好きで何が嫌いかハッキリ言える趣味を持つこと」このセリフとても好きだ。
  • pink 新装版
    バブルの頃?の欲望があふれる消費社会の空気をスタイリッシュに描いている、と思う(生まれる前だから憶測)。ユミちゃんの――消費でなく――愛の対象は残酷な結果になってしまうのは切ない。そういう意味ではユミちゃんは消費社会の円環から出られない存在だった。
    ハルヲくんの切り貼り小説というのは自己言及的でおも...続きを読む
  • ヘルタースケルター

    原作も映画も最高!

    最初に映画を観て心打たれる内容で、原作も読みたい!と思い購入しました。
    原作はやはり内容が素敵で、映画は更にこの原作を華やかに艶やかに作り上げられていて、どちらも素敵な作品です。
  • 私は貴兄のオモチャなの
    とても懐かしい。この作品を電子書籍で読むことに謎の感慨を覚えました。岡崎京子作品は時代を越えてスタイリッシュだなぁ。
  • pink 新装版
    ワニを飼う、たったそれだけのことに主人公がどうしてこんなにも命を燃やしたのか。

    複雑な事情、理不尽な環境、そういったジレンマに対峙するとき。
    自分をすり減らして魂を削ってそれに向き合ってしまう人と、見ないふりをするのが上手な人に分かれるのだと思う。

    この主人公は、後者だし、いつも他人のせいにしな...続きを読む
  • pink 新装版
    一読ではこの作品が、「漫画も文学になる時代が来た」と言われる所以をつかめなかったが、深く掘り下げようとすると、愛と資本主義をテーマに、時代の風刺画のような作品なのかな、と理解した。
    30年も前の作品だけど、読み応えがあり、ギャグ漫画や恋愛漫画ばかり読んできた自分には、未知領域の開拓で面白かった。
  • ヘルタースケルター
    おぞましい。

    でも気になる。

    恐ろしい。

    でも惹かれる。

    醜くて 美しくて
    悲しい。

    そして とてつもなく
    カッコいい。

    ラストは 痺れました。
  • エンド・オブ・ザ・ワールド

    オススメ

    作家さん買いです。
    セリフが染みますよ。
    高評価を受けてる巨匠にはちゃんと
    それなりの理由があるッてことで
    オススメ
  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版
    社会学・政治学的にも重要な作品ということで知人から勧められて読みました。

    現代に充満している不安や閉塞感を鋭敏な観察眼で捉えて、描き出していて、見ていて辛いのだけど目が離せない作品でした。
    この作品には、悪人も狂人も出て来ませんし、戦争もなく、社会は落ち着いています。それなのに、みんな確かに苦しん...続きを読む
  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版
    キャラクターがみんな狂っていて、彼らの体液、工場からの汚染で汚れた河川のそばで彼らはどんどん毒気をすって、狂っていく。このぐちゃぐちゃさがたまらなく好きです。今夜もう一回読みます
  • ヘルタースケルター
    これは持てるものと持たざるものの話だ。
    一世を風靡するスーパーモデルりりこは全身整形の秘密を持ち、カメラの前では視聴者の理想通りの偶像を演じるが、ひとたびプライベートになれば付き人を性的に虐待し周囲に当たり散らすタチの悪い女。
    何故彼女がそうなったのかがストーリーの進行と同時に紐解かれていくのだが、...続きを読む