岡崎京子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
原作小説の漫画翻訳として、時間の節約に便利。また、ヴィアニスムによるスラップスティックを丁寧に漫画翻訳、画化しているので原作の文章を読んでうまく想像できなかったとき漫画イメージで補完するのに裏切りが少なく良いとおもいます。
カクテルピアノ→ターンテーブルカクテルの翻訳は…賛否あると思いますが漫画表現としてはありだし、上手いと思いますがもとのアイデアが素晴らしすぎるので、カクテルピアノが作動する場面だけを16ページくらいでニュー土木の人とかに描いて欲しいな。
岡崎京子の漫画としては、とても丁寧に線が描かれていてコマ割りも良く考えられていて、へルタースケルターあたりと比較すると岡崎京子の持ち味であ -
Posted by ブクログ
私は濃いピンク色のルイヴィトンのヴェルニの二つ折りのお財布を使っている。
お母さんが韓国旅行のお土産で買ってきてくれたお財布で、最初は気に入らずに仕方なく使っていたけれど、友人にはなかなか好評で、色をほめられているうちにそれなりに気に入った。
でも、かれこれ三年もそのお財布を使っていて、飽きちゃったのだ。次に欲しいのはクロエのリリィの長財布。うすいピンク色で、リボンモチーフにはたっぷりのビジューがついている。とびきりかわいくて、それを持っている自分を思い浮かべただけでうっとりする。値段はだいたい7万くらい。びっくりするくらい少ないお給料しかもらっていない新社会人の私には、ちょっと手が出ない。 -
Posted by ブクログ
雑誌での連載終了後、未刊行だった為――
それは作者自身の加筆訂正が不可能だったから、
というのが最大の要因らしい――
読者の要望が高まって「世紀を跨いだ単行本化」と相成った、
とか。
掲載誌未読なので、全く初めて読みましたが、いや、これは凄い。
『エンド・オブ・ザ・ワールド』
『私は貴兄(あなた)のオモチャなの』『リバーズ・エッジ』等々
で描かれて来た「加速する欲望」が、更に過剰に、
グロテスクに表現されていて、読んでて気分が悪くなるほど。
しかし、この作品全体を覆っている不気味さは、
多くの女性に取っての強迫観念がデフォルメされたもの――
殆ど誰にでも、少しぐらい、
薄っすらとでも身につまさ