岡崎京子のレビュー一覧

  • 東京ガールズブラボー 下

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    丸玉さんに加えヨーコちゃんやノリコちゃんなどアクの強すぎる女の子たちが続々登場。サカエちゃんはぶっ飛んでるけど、悩んでる内容はびっくりするほど自分とシンクロする。

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    2011年05月14日
  • 東京ガールズブラボー 上

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    時代は80年代初期。ニューウェーブな女の子サカエちゃんが北海道から東京へ。憧れとか焦燥とかが詰まっていた高校時代を忘れたくなくって読み返す

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    2011年05月14日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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     岡崎京子の本の中でも大好きな短編集。

     『虹の彼方に』『I wanna be your dog』が特に好きです。20代の不安定な「女の子」の恋。自分の傷が見えてるくせに,見えないふりをして。でも,やっぱり自分が1番知っている,「好き」ということ。
     まさにこれは,『I wanna be your dog』で書かれているように「例えば私 そしてあなた あなたがた」の物語でもある。誰もが一度はこんな気持ちになるんじゃないかなぁと思います。

     恋をして感じるそのまんまの空しさを,虚飾しないで漫画にできているのがスゴイ。
     あーもーどうして!!?となってる女の子に読んで欲しい一冊。

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    2011年02月28日
  • 危険な二人

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    チッチとサリーに憧れて、王子様を望みながら、
    どんどん人生は彼女たちの選択によって
    コマが進んでいく・・・。
    この人の手にかかると、ありふれた現実が
    とても面白い話になる。

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    2010年10月22日
  • うたかたの日々

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    サイエンスフィクション的な大人のおとぎ話。

    ブレードランナーみたいに
    ニンゲン臭いのと機械臭いのが混じってる不思議な話。

    私が映画にするなら、Ah-haのTake on MeのPVのよに
    全部を白黒の鉛筆画で撮って、
    睡蓮に蝕まれる死に際の女性と物語に出てくる
    花の全てだけを実在の物と総天然色で撮りたいと思った。

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    2010年06月21日
  • チワワちゃん

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    バラバラ殺人事件の被害者の身元が判明した。
    うちにも泊まりにきたチワワちゃんだと、
    本名をニュースで見て、最初わからなかった。

    生前のチワワちゃんを知ってた人、つきあってた人たちが
    集まって、偲びつつ語り合って、
    チワワちゃんが東京都すいせんの白いビニールに断片を入れられて
    投げ捨てられた海にいく。

    思い出話からチワワちゃんがどんな子だったかを描写してて、
    でもつかみどころのなさがあって、
    ひどい殺され方をしたけれど、みんな明るくてクールで・・・
    現代の人間関係がとてもリアルに描かれていて、面白かったです。

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    2010年05月23日
  • ヘテロセクシャル

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    普通に暮らしている人が何かちょっとしたことで墜ちてしまうあたりの話。
    堅い家庭の人と結婚することになった途端に両親が離婚してしまうとか、
    怪我をして仕事を辞めて寝たきりになった商社マンの父を捨てて
    男と駆け落ちした母親が、父とラブホテルに入るときに、
    妹をみかけるとか、そんな感じのありえないようでいて全然ありえそうな話。
    輝いていた親友ができちゃった結婚をする相手を紹介したら、
    その男に手をだしたり、監禁してしまって親友を不幸のどん底に落とす話とかも。
    岡崎が描く普通の人が誰でもふりかかる可能性のある不幸や狂気は
    とても興味深く、共感できる描き手だ。

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    2010年05月23日
  • 愛の生活

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    アメリカのかつてのLost Generation的作品が
    日本ではこういう形で表現されてるのかな、
    そう思った。

    ハリウッド映画にしてほしい作品。

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    2010年05月23日
  • チワワちゃん

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    短編7篇。この作品は僕の中では岡崎京子の絶頂期の中の一つで、特に「チョコレートマーブルちゃん」と表題作の「チワワちゃん」にはこの人がこれまで書いてきたエッセンスのほとんどが入っていると思う。この頽廃的な感じ。バブル期。そして、それを読んでいるのはこれまた頽廃的な時代。バブル期とは対極に位置する今。これが意外とピッタリ符号し合っているというか、しっくり来る。ように久しぶりに岡崎京子を読んでいて、感じたこと。だったりする。(10/4/25)

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    2010年05月15日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    何度も振られてもずっと好きな男性に言われるままに犬奴隷と化し、
    彼の友人に輪姦され、暴力を振るわれても、まだ彼が好きなホシ。
    優しい男性には冷淡で、暴力を振るう男性を泣きながら追いかけ続ける女性、
    自分を欲しがる人の欲の部分への不快さから暴力を振るい、
    あげくには殺してしまう男女がお互い相手にだけは愛情を示す・・・
    ペーター・ギュルテンを思わせる倒錯した愛情など、
    さまざまな形のいびつな愛が描かれていて、読み応えがありました。

    いろいろなニュース、事件を見ていると、ここに描かれてることが
    現実にとても身近な人は相当数いるんじゃないかという気がします。

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    2010年05月12日
  • うたかたの日々

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    ボリスヴィアンのカオスな世界を描けるのは、岡崎京子において他にはない。決して丁寧な漫画とは言えないけれど、こんなにも美しいとは。謎。

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    2010年05月09日
  • 秋の日は釣瓶落とし

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    ちょっと高かったけど、買ってよかった。
    「ヘルタースケルター」や「リバーズエッジ」並に個人的には好きな作品。
    お蔵入りになってたのを、新装して今回出版したらしい。
    名作なのはわかるんだけど、やっぱしちょっと高いよ…。

    自分をすり減らしていく人たちの話。

    つまりは私たちの話。

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    2010年04月29日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    さわやかじゃないけどスカーンとした疾走感。岡崎京子の漫画の中ではいちばん好きかも。若いうちに読んでほしい!

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    2010年04月19日
  • うたかたの日々

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    ボリス・ヴィアンの原作も大好きですが、それをまったく損なうことなく独自の岡崎ワールドで表現された「うたかたの日々」
    原作に書かれていないようなエピソードもちらちらと盛り込まれているのですが、全然違和感なくとけ込んでいることがスゴイ。
    美しく儚くも残酷なものがたりです。

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    2010年03月31日
  • うたかたの日々

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    連載している時に、唯一読めた岡崎さんの作品。
    白黒なのに、キラキラしてた。

    他の作品も好きだけど、これは特別です。美しい。

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    2010年01月14日
  • ヘルタースケルター

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    狂気と強気が交差する美しいカリスマモデル、りりこ。その体は、すべて整形手術が施されている。
    彼女のしたたかさは、衝撃的ともいえるレベル。
    思いもよらぬラストが読み手を心地よく裏切る。
    描画は粗野で下書きのようなのに強く魅かれる。
    破綻に向かう悲劇を、悲劇にしない作者の感性に脱帽です。

    第8回手塚治虫賞大賞/文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。受賞に納得です。

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    2023年03月09日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    それでもあなたをアイスのだ。
    なんちて
    と言いながら、とても激しい純粋な想い。
    恋って病気だな。

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    2009年11月12日
  • チワワちゃん

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    とりあえず表題作がえぐいよ。
    でも暗くなりすぎない塩梅が岡崎京子。
    他のおはなしはかわいかった!

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    2009年11月09日
  • うたかたの日々

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    誰か止めてあげられたらいいのに。
    無情で残酷でマイナスに振りきれる物語、螺旋階段を止まらずに駆け降りていく感じ落下していく感じかな。
    やっぱり岡崎京子は凄いですね、大好きである。
    原作も読んでみます。

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    2009年10月29日
  • UNTITLED アンタイトルド

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    収録の「万事快調」という連作がとても好きです。
    ある三姉弟の何気ない日常の話ですが、心に残ります。

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    2009年10月04日