感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2013年02月16日
フランス文学の「うたかたの日々」を原作とした漫画化作品。岡崎先生独特の美しい儚さのようなものが、このお話にすごくマッチしていました(*^_^*)原作に非常に忠実に描かれており、小説を読んだ後でも、後から小説を読んでも、違和感を感じる人は少ないかと思います。原作には言葉だけだと想像しにくい比喩などが多...続きを読むく、それをイラスト化することでより分かりやすくなっていると思いました。
Posted by ブクログ 2012年08月19日
CUITE連載時代(高校生ぐらいの時)は、ボリス・ヴィアンも知らなかったし、1ヶ月に数ページで意味がよくわからなかったのが正直なところ。
大人になって、ボリス・ヴィアンのうたかたの日々も心臓抜きも読んで、まとめて読むと、世界観がすごい。
すごいフランス映画を観た後のような読後感。
やるせなさや悲しさ...続きを読むがこみ上げてくる中、ねずみ君がいい味出してる。
でも...なんだけどね。
Posted by ブクログ 2012年03月16日
原作小説の漫画翻訳として、時間の節約に便利。また、ヴィアニスムによるスラップスティックを丁寧に漫画翻訳、画化しているので原作の文章を読んでうまく想像できなかったとき漫画イメージで補完するのに裏切りが少なく良いとおもいます。
カクテルピアノ→ターンテーブルカクテルの翻訳は…賛否あると思いますが漫画表現...続きを読むとしてはありだし、上手いと思いますがもとのアイデアが素晴らしすぎるので、カクテルピアノが作動する場面だけを16ページくらいでニュー土木の人とかに描いて欲しいな。
岡崎京子の漫画としては、とても丁寧に線が描かれていてコマ割りも良く考えられていて、へルタースケルターあたりと比較すると岡崎京子の持ち味である雑とも取られるスピード感がグッと抑えられ原作の空気感を丁寧に描き映されてるのを感じられ、リスペクトフルな超ナイスカバーって感じです。
キューティー連載時はたしか黒インクだったと思うんですが青インクでの印刷などフランス装を思わせる装丁もグッジョブです(野島卓司さん)
Posted by ブクログ 2011年10月09日
あの独特な世界を絵に出来るのか。
そして、世界観を表現できるのか。
読み終わった後には、お見事!と喝采を送りたくなるだろう。
美しさも悲しみも損なわれること無く、
むしろ視覚を通してより直接的に伝わる痛みは胸を刺す。
Posted by ブクログ 2010年06月21日
サイエンスフィクション的な大人のおとぎ話。
ブレードランナーみたいに
ニンゲン臭いのと機械臭いのが混じってる不思議な話。
私が映画にするなら、Ah-haのTake on MeのPVのよに
全部を白黒の鉛筆画で撮って、
睡蓮に蝕まれる死に際の女性と物語に出てくる
花の全てだけを実在の物...続きを読むと総天然色で撮りたいと思った。
Posted by ブクログ 2010年03月31日
ボリス・ヴィアンの原作も大好きですが、それをまったく損なうことなく独自の岡崎ワールドで表現された「うたかたの日々」
原作に書かれていないようなエピソードもちらちらと盛り込まれているのですが、全然違和感なくとけ込んでいることがスゴイ。
美しく儚くも残酷なものがたりです。
Posted by ブクログ 2009年10月29日
誰か止めてあげられたらいいのに。
無情で残酷でマイナスに振りきれる物語、螺旋階段を止まらずに駆け降りていく感じ落下していく感じかな。
やっぱり岡崎京子は凄いですね、大好きである。
原作も読んでみます。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
美しくて悲しいお話。ボリス・ヴィアンの原作も読んだですが、描写素晴らしいんですが、文字だけで読むと多少くどくてくたびれます。絵画にして見れるのが嬉しいですね。ピアノカクテルとか。
Posted by ブクログ 2010年01月29日
私を岡崎京子好きにさせた決定打。
これを読んだ後、新潮社版『日々の泡』にトライしました。
が、私の中の登場人物等に対するイメージが「岡崎版」でインプットされてしまったので、どうしても違和感をぬぐうことができませんでした。特にニコラ・・・・・・。
ハヤカワ版を読めば、また違うのかもしれませんが。
...続きを読む「彼らはどんな姿に描かれているのか?」「あの装置がどうアレンジされたのか?」等の「ワクワク」を楽しむ上では、先に原作を読んだ方がよいのかもしれません。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
うたかたの日々の漫画Ver,であり岡崎京子の作品では一番好きなもの。いや、一番は別かもしれないが。こちらは原作よりもさらさらと描かれた、荒さを残すような痛ましさ。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ボリス・ヴィアンの同名の原作を岡崎京子先生が漫画にしたもの。「世界で一番悲しいラブストーリー」の名を冠するだけあって、静かで悲惨で綺麗な雰囲気の漫画です。人を好きになることの幸せと悲しさが一気に流れてくる話。原作の小説がやや読みにくいのでこちらの漫画を先に読むのもいいかもしれません。
Posted by ブクログ 2013年06月30日
「恐ろしいよ、何をしていいか全く分からない。でも、同時に恐ろしく幸福なんだ」
「どうしてだろう?前はこんなことはなかったのに」
この二つ、しびれたよね。
小説も読んでみたくなったよ。
Posted by ブクログ 2012年08月18日
原作に忠実、とはこれを読むとよくわかるはず。ボリス・ヴィアンの文章から得られる、軽薄さと浮遊感のスレスレ具合をうまく再現している。
これと同じくらい原作に忠実な漫画化として、知る限りでは萩尾望都の手になるコクトー『恐るべき子どもたち』がある。
Posted by ブクログ 2011年03月27日
原作読んだのだいぶ前だけど…。そして岡崎さん初めて読んだけど、
頭の中に残っていたイメージと合っていて、良かった。
読後感も、悲しいけど、つらくはない。
物語性のあるマンガ、好きです。
Posted by ブクログ 2010年07月29日
ボリス・ヴィアンの「うたかたの日々」をタイトル買いしたのはいつのことでしょう?
パステルカラーの花の額に飾られた美しい詩、のような小説。
恋愛夢物語が、どんどん痛く、悲しくなっていって、読み返すのが怖いくらいでした。
その、名著を、岡崎京子が漫画化。
フランス語に訳して、パリジェンヌに読ませたい...続きを読む。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
装丁が大好き。そして先生も大好き。
主人公のコランが好きです。
少し痛々しい(何故か)この心の穴は、もう一度深く読んでから解明していと思います。
原作の小説は読んでおりません。
Posted by ブクログ 2015年12月20日
・正直内容がよく解らなかった。非現実的な記述が続き、ようやく途中で「これはどうやら半分SFっぽいものらしい」と気がついたようなもので…
・岡崎作品は以前に「ヘルタースケルター」も読んだが、それも本作品と同様、理解が追いつく前に話が終わってしまった、という印象のある作品だった。
・岡崎作品が「ヘタ...続きを読む」なのではなく、むしろそのエキセントリックさや感性のスピード感が書き手の大きな個性であり魅力であるので、それを大事にした結果、「わかりやすさ」が犠牲になっているのかもしれない。
・最近の作品が、読者の理解が追いつきやすいように適度に説明を入れたり、コマ割に工夫したりしているので、それに慣れてしまっている部分もあるのかなと感じた。
Posted by ブクログ 2013年06月19日
胸を睡蓮に脅かされる、という病が美しい。
対処法の睡蓮を脅かす為に、部屋に花を飾り続けるというのも。
死亡予定の通知→それが届いたら何でも無料で好きな事ができる
というのはよく聞くけれども、
誰が最初なんだろう。
Posted by ブクログ 2012年09月27日
哀しい物語だった。
病気とかお金とかプライドとか、どうしようもない救いようもない感じ。
それが、芸術的・詩的に描かれていた。
哀しいけれど、美しく思えた。
Posted by ブクログ 2012年01月04日
原作のない、普段の岡崎京子のほうが好き。
ロマンティックより、現代のひりひりした方が。。。
とはいえ、内容は面白かった。
原作は未読ですが耽美的で、フランス的。
死亡通知人という仕事。