岡崎京子のレビュー一覧

  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

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    映画から入って読んでみた。今よりももっと「世界」がせまかった時代の高校生の苦しさがすごい。つながろうと思えば「世界」につながることの今とは違って学校という密度の濃さがすごい

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    2020年08月20日
  • ジオラマボーイ☆パノラマガール 新装版

    har

    購入済み

    不思議な世界観

    映画化の情報を見て原作が気になり読みました。独特の雰囲気で大きな展開があるわけではないので、どう映像化されるのか楽しみ。

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    2020年07月08日
  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

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    あたし達の住んでいる街には河が流れていてそれはもう河口にほど近く広くゆっくりよどみ、臭い。そしてあたしたちの学校もその河のそばにある。深みのない、のっぺりとした書き割りのような戦場。

    時代の子どもたち、よく描けたなぁ。

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    2018年04月09日
  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

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    ネタバレ

    岡崎さんが漫画を描けなくなってから何年経ったのだろう?
    この「リバーズ・エッジ」は今から25年前の作品だそうです。 
    当時の雑誌『CUTiE』でチョロチョロ見ていた記憶はあるのですが、今回は通しで読めたので良かった。
    ただ、もっと早くに読んでおけば良かったと思いました。『pink』『ROCK』辺りは読んでいたのに、この作品を読んで居なかったのは失念。

    「リバース・エッジとは何なのか?」という第一次感想。 題材が高校生という内容と余りに現実と掛離れたハプニングに「有得るのか?」という疑問を持ってしまいました。
    ただ、セクシャリティな男友達・浮気・妊娠・クラスメイトの死・薬物中毒等々に対して

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    2018年02月14日
  • うたかたの日々

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    ・正直内容がよく解らなかった。非現実的な記述が続き、ようやく途中で「これはどうやら半分SFっぽいものらしい」と気がついたようなもので…

    ・岡崎作品は以前に「ヘルタースケルター」も読んだが、それも本作品と同様、理解が追いつく前に話が終わってしまった、という印象のある作品だった。

    ・岡崎作品が「ヘタ」なのではなく、むしろそのエキセントリックさや感性のスピード感が書き手の大きな個性であり魅力であるので、それを大事にした結果、「わかりやすさ」が犠牲になっているのかもしれない。

    ・最近の作品が、読者の理解が追いつきやすいように適度に説明を入れたり、コマ割に工夫したりしているので、それに慣れてしまっ

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    2015年12月20日
  • ヘルタースケルター

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    見たことあるような設定とか事件とかいろいろ出てくるのですが、これ90年代の漫画なんですね。そう考えると、予言的だったりするのかも?
    んーでもやっぱり現代の刺激に慣れすぎてるのか、予想外の展開は特になかった。。おちは、えーそこか!ってなるけど。ほんとは続きがあったんでしょうね。そっちが気になるかな。
    こんな激しい事件が次々起きるのに、無感動で読める漫画も珍しいような(笑)描写が淡白なんですよね。まぁ淡白じゃなかったら読む気なくなってたかも。

    りりこは全然強くはないですよね。世渡り下手すぎだし。こんな素材なら、普通に美女スカウトした方がいい。
    羽田がりりこにいろいろ叱られてたけど、確かに仕事出来

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    2015年06月08日
  • ヘルタースケルター

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    対照として登場するこずえちゃんが眩しい。
    けど、悲劇はくりかえされるんですね
    女の子にとって、やっぱり美は大きなものさしやからね。

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    2015年06月02日
  • ヘルタースケルター

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    原作者の感性、表現力が凄まじい…天才と言われるのも分かる。でも、作品全体を占める暗い、人の心の闇を抉ってくるようなシーンの連続が、作者のとてつもない表現力と相まって、心の闇を抱えている読者にはかなり読んでいてキツイものがあると思う。

    私は寝る前に読んでしまい、冗談じゃなく悪夢を見た。
    読む人を選ぶ作品。

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    2014年04月23日
  • pink 新装版

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    ネタバレ

    二階堂奥歯の推薦図書と思えば容易に想像はつくのだけれど、エッチなシーンも全然感じない、何とも気持ち悪く後味の悪いハードな作品だった。ワニ可愛いのに可哀想。ユミちゃんも可哀想。後味は悪いんだけど、嫌いじゃない。でも、もう一度読むことはないかもな…。

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    2013年11月07日
  • うたかたの日々

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    ネタバレ

    胸を睡蓮に脅かされる、という病が美しい。
    対処法の睡蓮を脅かす為に、部屋に花を飾り続けるというのも。


    死亡予定の通知→それが届いたら何でも無料で好きな事ができる
    というのはよく聞くけれども、
    誰が最初なんだろう。

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    2013年06月19日
  • ヘルタースケルター

    購入済み

    とても1990年代のものとは

    思えない。20代男だけど、
    この漫画が、沢尻エリカの綺麗さや濡れ場で注目を集めたことが悲しい。
    この絵じゃなければとても読めないような内容だと思う。

    雀は孔雀になれない 日本人の若者はこの言葉をよく考えた方がいいと思う。

    うまくいい表せないけど、とにかくすごい漫画

    女性の外見ばかりに気を取られていた自分が悲しい。

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    2012年10月22日
  • うたかたの日々

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    哀しい物語だった。
    病気とかお金とかプライドとか、どうしようもない救いようもない感じ。

    それが、芸術的・詩的に描かれていた。
    哀しいけれど、美しく思えた。

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    2012年09月27日
  • 岡崎京子未刊作品集森

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    「木を見て森を見ず」あるいはその逆もあるけれど、一旦迷い込んだら、それが一体どういう構造でどんなふうに影響し合っているのかよくわからない。自然だけでなく経済も人間の感情も、ある一点のそれだけ眺めて観察しているのは時に楽しいこともあるけれど、思いがけず翻弄されていることにふと気付くことがある。やってらんないよー!と投げ出したくなる瞬間、ぼくはいつも森を見て深呼吸している。

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    2012年09月16日
  • うたかたの日々

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    ネタバレ

    不思議な話。シックが本屋でパルトルのスウェーデン語版を見つけて鼻血とよだれを出すところで、ぞっとした。

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    2012年09月14日
  • ヘルタースケルター

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    連載終了が1996年。バブル崩壊後だが、バブルの余韻が残っていた時の作品だったのですね。知りませんでした。特殊な業界の特殊な人のお話のようで、途中まで面白みを感じませんでしたが、後半から話に広がりが出てきて、「なるほどね」と思いました。でも、映画は行かないだろうなぁ。

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    2020年08月23日
  • マジック・ポイント

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    おしゃれと正直のかたまりです。ふわふわ、ざわざわ。どの作品でも読み返すたびに思う。いまをどう描くかな、と。回復を心から願いつつ。

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    2012年05月31日
  • ヘテロセクシャル

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    短編+散文集。
    両親が突然、熟年離婚――で、
    間近に迫った私の幸せな結婚をどうしてくれるーっ!
    と、バタバタする「うまくいってる?」や、
    その対極に位置するような、というか、
    岡崎ワールド的には“例によって例の”と
    枕詞を冠していい「コレクター」など、
    バラエティに富んでいて楽しめるが、
    マンガ作品の合間に挿入された散文が今イチだったので、
    減点して☆3つ。
    ちなみに「コレクター」は、
    自分の欲望や守りたいもののため、頭に血が上っちゃった女の子が、
    やらなくてもいいことをしでかした挙げ句、
    破滅してしまうという黄金パターン(笑)

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    2013年09月17日
  • うたかたの日々

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    原作のない、普段の岡崎京子のほうが好き。
    ロマンティックより、現代のひりひりした方が。。。
    とはいえ、内容は面白かった。

    原作は未読ですが耽美的で、フランス的。
    死亡通知人という仕事。

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    2012年01月04日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    吐き気がするほど痛い恋の話。振られても振られてもどんなに乱暴にされても好きで仕方ない。意地になっている部分もあるんだろうけど離れられない。どうしてこの男がいいのかな?とも思うけど理屈じゃないんだろうな。

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    2011年12月30日
  • 岡崎京子未刊作品集森

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    ネタバレ

    一番好きなマンガ家。交通事故以来、全てが止まった中、今年、未刊(未完)集が発売。
    表題作の「森」は三話しか収録されてないけど、タイトル通りの手触り。
    日常で誰かが迷いこむ。そこから抜け出せるのか、どんな景色を観るのか。森に入るのではなく、森の入口の木を教室から見つめているあたりが、90年代の岡崎京子の作品とは違う。90年代のは“森”の中にいた。
    凡庸な感想になるけど、本当に事故が惜しい。続きが読みたい。
    2000年代は岡崎京子に、どう映ったのか。

    とは言え同時に収録されている、カット絵の数々が最高。改めて「ヘルタースケルター」の殺伐さに言葉を失う。
    リリコの表情の痛々しさと怒りと諦め。

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    2011年12月23日