岡崎京子のレビュー一覧

  • pink 新装版

    Posted by ブクログ

    1980~1990年代に活躍したといわれる漫画家、岡崎京子さん。漫画を普段読まないのでその存在を知らなかったが、近年「ヘルタースケルター」という作品が沢尻エリカ出演で映画化されたようで、名前がまた知られるようになったという。
    絵は全く古くなくかわいらしいが、登場人物の髪型に時代を感じる。時代背景はバブルだろうか。裕福な家庭に育った主人公だが、ペットのワニを養うために、OLの他に売春もして稼ぐ。継母も主人公の恋人を買っている。嫉妬に狂う継母は…。
    主人公に感情移入はできないものの、とても現実的でしっかりとした女性にエールを送りたくなる。幸せになってほしかった。が、なんともむなしく切ない。
    作者の

    0
    2019年12月16日
  • pink 新装版

    Posted by ブクログ

    そんなにお金が欲しければ カラダ売ればいいのに
    みんな ワガママなくせにガマン強いんだな 王子様なんか
    待っちゃって
    あたしは 欲しいものは欲しくて欲しくていてもたってもいられなくなっちゃう

    というユミちゃん

    ジャングルに連れていってもらうのを待ってたワニは
    カバンになって
    最上の幸福がやってくるのを待つ気持ちでハルヲくんを待っている ユミちゃんは ハルヲくんが死んだのをまだ知らない

    まずは 爪をピカピカにしようと思う漫画でした

    0
    2018年09月03日
  • チワワちゃん

    Posted by ブクログ

    間も無く映画公開ということもあり再読。というか、もう何度読み返したかわからないくらい。「リバーズ・エッジ」とは違った意味で岡崎京子らしさ満載の作品集。
    ふわふわとていた当時の時代感がよくわかる一冊。何となく毎日が過ぎていた当時が懐かしい。

    0
    2018年04月03日
  • ヘルタースケルター

    Posted by ブクログ

    it's better to burn out than to fade awayといった感じ
    女の子が死ぬ話でも思ったけど、女性は理想の姿だけを自分と認めて人にもそのように認めて欲しいみたいなところがあるのかもしれない

    0
    2018年01月07日
  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

    Posted by ブクログ

    実写映画化を前に初めて読んだ。
    90年代エッセンスが詰め込まれてるのに、古さをあまり感じなかった。中高生の頃の私がリアルタイムで読んだら刺激が強すぎたかもしれない。
    二階堂ふみと吉沢亮の実写化、俄然たのしみになってきました。

    0
    2017年12月06日
  • ヘルタースケルター

    Posted by ブクログ

    なんかすごかった(゚д゚;)独特な印象を心に残しました。面白かったことは確か。映画も見てみたいです。

    0
    2015年09月30日
  • リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

    Posted by ブクログ

    作中の彼・彼女達は河のすぐ傍にある空き地に転がった一人の死骸を通してのみ繋がっている。死という圧倒的なリアリティの前で、彼・彼女達は自分たちの生ですら造り物、紛い物と錯覚してしまう。虐められっ子の山田は、ガールフレンドと共に水族館へと足を運ぶが、そこで彼は、人工的に取り繕われたこの空間をひどく奇形的と感じ、そして自分の生き方もこの牢獄に囚われた大勢の魚達とほとんど同じであることに気が付く。日常という、生活の恒常性を保つために作られた人工的な空間の中で、もはや彼は生を実感することができない。そして彼は、深いプールの中を泳ぎ切った後に息継ぎするように、その死骸の元へと足を運びつづける。
     彼・彼女

    0
    2015年06月29日
  • ヘルタースケルター

    Posted by ブクログ

    しっちゃかめっちゃか…

    しっちゃかめっちゃかな人生、しっちゃかめっちゃかな生活、しっちゃかめっちゃかな関係、しっちゃかめっちゃかな自分。

    それは珍しい事ではなく、人の欲望がある限り起こりうる事。本当は無くったって生きていけるのに、手離すと死んでしまいそうになる。そんな思いにとらわれた人達の生きる姿が詰まっている。

    0
    2015年02月08日
  • ヘルタースケルター

    Posted by ブクログ

    普段あまりマンガは読まないのだが、最近iPadminiを買った事を切っ掛けに、たまに無料のマンガを読むようになった。そこで出会ったのだが、面白かった。
    どうしても映画の沢尻エリカの顔が浮かんで来てしまうのだが、それもまた良い。ストーリー展開には驚かないのだが、登場人物の個性が素晴らしい。

    0
    2014年02月18日
  • ヘルタースケルター

    Posted by ブクログ

    痛い。。でも、女であれば、りりこ達の気持ちがわからない人がいるだろうか。この話はけして荒唐無稽だったり、極端にデフォルメされたものじゃなく、自分とりりこの差は紙一重なんじゃないかと思える。

    作家で言うと、岩井志麻子さんや角田光代さんを思い出させる、こういう女性の内面を抉る系の話は好き!

    0
    2014年01月17日
  • ジオラマボーイ☆パノラマガール 新装版

    Posted by ブクログ

    あたしがつらいのは
    ドキドキしすぎるから
    変なことで、すっごく不安になるから
    別に心臓が動かないでも
    冷蔵庫は動く
    TVはうつる
    お湯は沸く
    時計も動く
    電話は鳴る
    機械がうらやましい
    機械だったら
    不安にもならないし
    ドキドキもしない

    0
    2014年01月04日
  • エンド・オブ・ザ・ワールド

    Posted by ブクログ

    前古本で買ったのを読み忘れてた!
    あとがきの「飽食の時代のトレンドはゲ○」発言に、ですよね〜と納得。

    0
    2013年09月22日
  • チワワちゃん

    Posted by ブクログ

    岡崎京子はすごいなぁ。
    何年経っても、すごいのが変わらないのがとってもすごい。

    私がまだ若かった頃の空気を、感覚を、少し新しい気持ちで蘇らせてくれる。
    若い時にも。そしてもう若くはなくても。違和感なく読めるマンガや小説は意外に少ないと知っている。私の中で岡崎京子と吉田秋生はたぶん、きっとずっといける!
    しかし問題は母として子供に解禁するにはかなりデリケートなジャンルってことよね。

    0
    2013年09月08日
  • pink 新装版

    Posted by ブクログ

    なんとなく予想できるラストではあったけど、辛い。あと切り貼りして作った話で大賞とっちゃうってンな斬新な!!

    0
    2013年08月24日
  • うたかたの日々

    Posted by ブクログ

    「恐ろしいよ、何をしていいか全く分からない。でも、同時に恐ろしく幸福なんだ」

    「どうしてだろう?前はこんなことはなかったのに」

    この二つ、しびれたよね。
    小説も読んでみたくなったよ。

    0
    2013年06月30日
  • 退屈が大好き

    Posted by ブクログ

    初期の、ちょいエロ系なバカバカしく脳天気な短編集。
    元々そういう作風だったと知らない人が突然読んだら、
    「なんじゃコリャ」と、壁に投げつけるかもしれない1冊。
    だけど私は「下らないなぁ」と苦笑いしつつ、
    きっと何度も読み返すだろう、そんな気がする。
    これは新装版だが、
    元の版が出たときの描き下ろし作品=巻頭カラー「PICNIC」
    線描といい色使いといい、堪らんなぁ。

    0
    2013年09月17日
  • pink 新装版

    Posted by ブクログ

    ペットのワニと暮らす昼はOLで夜はホテトルのバイトしてる女子のお話。バブル時代のあっけらかんとした乾いた空気感…自由、ある意味では我儘。どんどん手に入れたモノがすり抜けてゆく様は哀しくて残酷。今はもっと窮屈で生きにくい時代だと思ったりして。

    0
    2012年09月20日
  • うたかたの日々

    Posted by ブクログ

    原作に忠実、とはこれを読むとよくわかるはず。ボリス・ヴィアンの文章から得られる、軽薄さと浮遊感のスレスレ具合をうまく再現している。

    これと同じくらい原作に忠実な漫画化として、知る限りでは萩尾望都の手になるコクトー『恐るべき子どもたち』がある。

    0
    2012年08月18日
  • ヘルタースケルター

    Posted by ブクログ

    面白かった!!
    りりこが嫌な奴なんだけどすごく強くて不思議と嫌いになれないキャラ。
    芸能界ってこんなんなんだろうなあ、怖!! と思ってしまった。
    映画も楽しみ。

    0
    2013年09月17日
  • セカンドバージン

    Posted by ブクログ

    娘二人を細腕で育てる未亡人の本業は……競馬評論家だった(!)
    女だけの三人家族の、
    いろいろ大変なこともあるけど、ほんわかと楽しい生活に、
    ちょっとした漣が立つ――といったストーリー。
    まったり、ほのぼのとした、クスクス笑える初期作品。

    0
    2013年09月17日