岡崎京子のレビュー一覧

  • 私は貴兄のオモチャなの

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    数年前、たしか下北沢の中古CDや本がおいてある店で100円で売ってて、
    帰りの電車の暇つぶしに読もうと思って買ったのですが、そのときはまさか
    直後に井の頭線の中で衝撃をうけて度肝を抜かれている自分がいるとは思いもしませんでした。そんなマンガです。
    暇つぶしなんて、大変失礼しましたー!

    どれもすごいけど、表題作が秀逸です。
    あと忘れられないのが「でっかい恋のメロディ」で小三のまりちゃんが口にした「お兄ちゃん リアルなものって何?」というセリフ。

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    2009年10月04日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    歪んでいて不器用でいびつな愛の形、短編集。
    岡崎京子じゃなかったら読後感がさぞ悪くなっていただろうと思う。
    小気味よくて口元がフフッと緩む感じ、だけどもだけどテーマはSEX・愛・暴力。
    ロック!Rock!69!

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    2009年10月04日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    私はこれを読むと「私って変態だなぁ」と思います。
    暴力は大嫌いなのに、これは何度も読み返す。
    モヤモヤ感ハンパない。
    教えてあげないよ!ジャン!(笑)

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    2009年10月04日
  • チワワちゃん

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    チワワちゃんは バラバラにされて東京都すいせんの白いビニール袋につめられて死んだ 白いビニール袋を何重もかさねて東京湾にほうり捨てられたチワワ 可哀そうに一緒にプールにいった時も犬かきすら出来ず みんなに笑われてプンプンしながらクラランスの日焼け止めクリームをパラソルの下でぬっていた カナヅチのチワワだったのに(「チワワちゃん」)
    「ギスギスにやせてカレン・カーペンターみたくなるの」「だれそれ?」「アメリカの女のこ 歌手でね」「お兄さんとうたっててね」「きれいな声でね世界中の人に愛されててね」「でもダイエットしすぎて死んじゃったの」「フーン」「もしあたし達が死んじゃったらどう言われるのかなあ」

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    2011年01月24日
  • UNTITLED アンタイトルド

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    姉弟三人の話をそれぞれの立場から描いた短編『万事快調』と、『ロシアの山』『恋愛依存症』など諸々の短編。
    うつくしく、そして心に突き刺すようなリアル。
    事故直前の作品をばらばらに詰めてあるので寄せ集め感はあるものの、岡崎京子の漫画のエッセンスが濃密に詰まっていると思う。

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    2009年10月04日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    小作品4つ。もれなく愛に暴力がついてきます。
    「それはお兄ちゃんが愛を大切にしなかったからよ。愛をてきとうにあつかうから仕返しされてるのよ」(『でっかい恋のメロディ』)「あたしの体自由に使っていいよ。愛とか好きとかいらないっす。オモチャにしていいよ。犬になってあげるっす」(『私は貴兄のオモチャなの』)名台詞がたくさんありすぎてもう。

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    2009年10月04日
  • UNTITLED アンタイトルド

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    弟の話しが大好きで、一回「みつけた〜!」て、大声で叫ぶ所、実体験見たくなったとき
    ほんとに嬉しかった。

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    2009年10月04日
  • うたかたの日々

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    20070518


    ========

    20090423 再読
    ★3つから5つに、増やしました。

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    2009年10月04日
  • うたかたの日々

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    美しくて悲しいお話。ボリス・ヴィアンの原作も読んだですが、描写素晴らしいんですが、文字だけで読むと多少くどくてくたびれます。絵画にして見れるのが嬉しいですね。ピアノカクテルとか。

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    2009年10月04日
  • チワワちゃん

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    「好き?好き?大好き?」にワンクッション置いちゃうのがすごい 敢えてチワワちゃんがトリじゃないのが天才

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    2009年10月04日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    どの話も甘くないけどその甘くなさが大すき。漫画をよんでるというよりも映画を見ている気分にさせる。美しい話でも御洒落な話でもないけど最高です

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    2009年10月04日
  • うたかたの日々

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    私を岡崎京子好きにさせた決定打。

    これを読んだ後、新潮社版『日々の泡』にトライしました。
    が、私の中の登場人物等に対するイメージが「岡崎版」でインプットされてしまったので、どうしても違和感をぬぐうことができませんでした。特にニコラ・・・・・・。
    ハヤカワ版を読めば、また違うのかもしれませんが。

    「彼らはどんな姿に描かれているのか?」「あの装置がどうアレンジされたのか?」等の「ワクワク」を楽しむ上では、先に原作を読んだ方がよいのかもしれません。

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    2010年01月29日
  • UNTITLED アンタイトルド

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    気付かないフリをしておきたい、そうすればぜんぜん平気。そう思っているはずの些細な感情の揺れ・痛みを、目の前に突きつけられた感じがした。そういうことをリアルって呼ぶんだろうか? 過ぎていく日常の中に、リアルはたくさん詰まっているのだなあと思った。生きるために、私たちはどれだけのリアルを黙殺してきたんだろうと思った。

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    2011年07月31日
  • うたかたの日々

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    うたかたの日々の漫画Ver,であり岡崎京子の作品では一番好きなもの。いや、一番は別かもしれないが。こちらは原作よりもさらさらと描かれた、荒さを残すような痛ましさ。

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    2009年10月04日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    ネタバレ

    5人(ぐらい)の男女のぐっだぐだの恋愛模様を描いた短編が衝撃的に面白くて、私の書く多角関係の恋愛話はこれにものすごく影響を受けてます。

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    2011年09月08日
  • うたかたの日々

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    「世界一悲痛な恋愛小説」と評された、ボリス・ヴィアンの小説が原作。空想科学な小道具、想像が追いつかないほど独特な設定など、見るべき点は多い。

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    2009年10月04日
  • ヘテロセクシャル

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    岡崎京子の漫画はどれも同じ空気が漂っている。どこか冷静な視点が必ずあって、その視点が冷静に状況を語る。場面は浮ついていてもナレーションはいつだって冷静という。満たされない何かを描くので、この人に敵う人はいないと思う。(05/10/30)

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    2009年10月04日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    「それでもあたしは貴兄を愛すのだ。」なんて 言ってしまえるくらい盲目的に誰かを好きになってみたいなあ。

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    2009年10月04日
  • 私は貴兄のオモチャなの

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    「あたしの体自由に使っていいよ 愛とか好きとかいらないっす オモチャにしていいよ 犬になってあげるっす」

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    2009年10月04日
  • チワワちゃん

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    「でもチワワちゃんも自分がなんなのかきっとよく分んなかったと思う
    (あたしもそうだもんなんて安易か)」

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    2009年10月04日