澤田ふじ子のレビュー一覧

  • 螢の橋(上)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    徳川の治世が始まった頃。青年・平蔵は恋人のお登勢に支えられ、新しい美濃茶陶を生み出そうと修業を積んでいた。ある日平蔵は東庵という謎めいた僧侶と出会い、強い友情を互いに感じる。しかし、東庵には隠された顔があった。『板倉篭屋証文』から浮かび上がった意外な新事実を元に政治、芸術にかける男の野心、恋を雄大に描く長編時代小説。

    令和2年3月23日~29日

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    2020年03月29日
  • 公事宿事件書留帳二十二 冤罪凶状

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    名古屋で仕事をしていた時、久しぶりに8時上がりできて疲れたなぁって思って書店に入ったらあった本。ずっと読んでとうとう終ってしまった。最後はなんかスッキリしない終わり方だったけど、京弁が心地よかった。

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    2018年12月31日
  • 高瀬川女船歌九 似非遍路(えせへんろ)

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    待ち望んだ新作。公事宿シリーズが終了したので、続いて欲しい。どちらも人情物語であり、相手が居るのに結婚しないところも一緒。

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    2017年01月14日
  • 木戸のむこうに

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    京の町に生きる匠の姿を描いた短編7編を収録しています。

    第1話「木戸のむこうに」は、一徹な料理人の弥七の想い人である千鶴と、料理茶屋「文殊屋」の女将・お高が出会い、弥七の新たな京料理の創作を手伝う話。

    第2話「雁の絵」は、苦界に身を落としそうになっているおけいを救うため、俵屋宗達の絵を2枚に剥いで売ろうとする掛け軸職人の栄次郎の話。

    第3話「二人雛」は、思いを寄せていたお里の恨みを晴らすため、主人を裏切る人形職人の吉五郎の話。

    第4話「憲法の火」は、真面目に働いて独立した店を持つに至った墨染屋の弥之助が、偏狭な町人たちに追い出され、破滅する話。

    第5話「病葉の笛」は、竹籠職人の父親の

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    2014年09月17日
  • 天空の橋

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    作中登場する長左衛門、嘉助、亀屋、八十松…皆立派すぎる気もするが、職業年齢に関係無く相手を慮る心の大切さに改めて気付かされる。ただ読後感はとてもブルー。最後の部分がなぁ…きっとこうなるとは思っていたが、やっぱりブルーな気分になる。

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    2014年06月02日
  • 高瀬川女船歌

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    何だか読みにくい。
    物語的な盛り上げがないのねん。
    あれ、ここで終わる?という風に、いつも終わってしまうので、肩透かしされた感じ。雰囲気あるんですけど。

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    2014年04月29日
  • 公事宿事件書留帳一 闇の掟

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    京都の公事宿が舞台とは、ユニークな設定の時代小説。
    本妻の子の弟に家督を譲るため、無頼の振りをして家を出て旅をし、戻ってきたら、公事宿の居候となり、弟を助け事件を解決する。ちょっと、安易な物語のすすめ方の感がするが、いかが。
    二巻目以降、人情捕物帖として読むぶんには、違和感がないか。

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    2013年09月22日
  • 足引き寺閻魔帳

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    内容(「BOOK」データベースより)
    京都、堺町綾小路に名ばかりのお堂と小さな庫裡をかまえる地蔵寺。東山知恩院の末寺で、檀家もないこの寺には、もうひとつの顔があった。怨みを抱く相手の足を引っぱり、ひそかに誅伐を加えてくれる“足引き寺”―。闇の仕事師は住職の宗徳、町絵師のお琳、羅宇屋の与惣次、西町奉行所に出仕する蓮根左仲、そして紀州犬の豪。今日も地蔵寺の賽銭箱に、願文と銭が投げ入れられる…。傑作時代連作。
    内容(「MARC」データベースより)
    元禄年間の京都では、手におえない相手の足をひっぱり、怨みをはらしてくれる寺があったという。闇の仕事師、宗徳、左仲、与惣次、お琳ら4人と紀州犬の豪が、願主に

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    2013年07月28日
  • 公事宿事件書留帳五 背中の髑髏

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    ネタバレ

    5作目
    前作と変わらず、淡々と。登場人物の関係が進んでいない。
    現代でもこんな犯罪あるかも。
    「因業の瀧」で心中の生き残りへの罰が具体的で興味深かった。位では最下位の扱いだけれど、お金はたんまり持ってる主がいるとか。お金さえあれば抜けられちゃうんだ。
    「夜寒の辛夷」はできすぎな気も。そして彼らのこれからが今までどおりまっすぐでありますように。

    背中の髑髏
    醜聞
    佐介の夜討ち
    相続人
    因業の瀧
    蝮の銭
    夜寒の辛夷(こぶし)

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    2013年02月21日
  • 公事宿事件書留帳七 にたり地蔵

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    ネタバレ

    公事宿事件書留帳シリーズ7弾。表題作「にたり地蔵」含むほとんどが架空の話でない。あとがきを読んで、なるほどと思いました。① 闇の掟 ② 木戸の椿 ③ 拷問蔵 ④ 奈落のみず ⑤ 背中の髑髏 ⑥ ひとでなし ⑦ にたり地蔵 ⑧ 恵比寿町火事 ⑨悪い棺 ⑩ 釈迦の女 ⑪ 無頼の絵師 ⑫ 比丘尼茶碗 ⑬ 雨女 ⑭ 世間の辻 ⑮ 女衒の供養 ⑯ 千本雨傘 ⑰ 遠い椿 ⑱ 奇妙な賽銭 ⑲ 血は欲の色

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    2013年01月30日
  • 公事宿事件書留帳九 悪い棺

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    ネタバレ

    公事宿事件書留帳シリーズ9巻。① 闇の掟 ② 木戸の椿 ③ 拷問蔵 ④ 奈落のみず ⑤ 背中の髑髏 ⑥ ひとでなし ⑦ にたり地蔵 ⑧ 恵比寿町火事 ⑨悪い棺 ⑩ 釈迦の女 ⑪ 無頼の絵師 ⑫ 比丘尼茶碗 ⑬ 雨女 ⑭ 世間の辻 ⑮ 女衒の供養 ⑯ 千本雨傘 ⑰ 遠い椿 ⑱ 奇妙な賽銭 ⑲ 血は欲の色

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    2013年01月30日
  • 公事宿事件書留帳十六 千本雨傘

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    ネタバレ

    公事宿事件書留帳 16.公事宿シリーズ読み進めてマンネリ気味になってきた。 ① 闇の掟 ② 木戸の椿 ③ 拷問蔵 ④ 奈落のみず ⑤ 背中の髑髏 ⑥ ひとでなし ⑦ にたり地蔵 ⑧ 恵比寿町火事 ⑨悪い棺 ⑩ 釈迦の女 ⑪ 無頼の絵師 ⑫ 比丘尼茶碗 ⑬ 雨女 ⑭ 世間の辻 ⑮ 女衒の供養 ⑯ 千本雨傘 ⑰ 遠い椿 ⑱ 奇妙な賽銭 ⑲ 血は欲の色 ⑳ 鴉浄土 

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    2013年01月30日
  • 公事宿事件書留帳十九 血は欲の色

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    金貸しの老婆を絞殺し、百五十両の金を奪った廉で六角牢屋敷に送られた小裂売りの多吉。腕利きと評される東町奉行所吟味役同心・太田宗兵衛から凄惨な拷問を受けながらも頑として罪を認めない多吉の様子に、菊太郎はある仮説を立てる。事件の真相を探るため、罪人になりすまし牢屋敷に潜入した菊太郎が見たものとはいったい…?菊太郎が辣腕同心の裏の顔をあぶり出す表題作ほか全6篇収録。

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    2013年01月04日
  • 公事宿事件書留帳十六 千本雨傘

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    シリーズ16作目で100作を越えてくると、さすがにちょっと飽きてきたかしら。人間関係にほとんど変化がないしなあ・・・

    しかし、未だに内藤剛と渡辺徹の顔が浮かんでしまう私^_^
    もうドラマは作らないのかしら・・・

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    2012年12月02日
  • 公事宿事件書留帳一 闇の掟

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    主な時代ものが江戸を舞台にしている中、京都の公事宿鯉屋、居候菊太郎を主人公にした公事宿事件書留帳シリーズ第一巻。
    登場人物の会話は関西人にはあまり抵抗がないものの、江戸を舞台にした話に慣れている読者には少ししつこさやまどろしいと違和感があるかもしれない。しかし公事宿に舞い込む問題は現代にも通じ、同時に今はない人情は惹きつけられる。二巻目は違和感を面白さが上回ると期待。

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    2012年11月13日
  • 公事宿事件書留帳四 奈落の水

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    ネタバレ

    「これまでずっと、奈落で生きてきましたけど、この水、奈落の水にしても、おいしゅうございますわ」
    四作目。
    お金持ちにはお金持ちの悩みがあるもんだ。
    今回はそれが際立った。
    お金って使いようで人を幸せにもできるんだよ。当たり前なんだけど、なかなか難しい。

    奈落の水
    厄介な虫
    いずこの銭
    黄金の朝顔
    飛落人一件
    末の松山
    狐の扇

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    2012年11月09日
  • 公事宿事件書留帳二 木戸の椿

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    ネタバレ

    余韻がなくバッサリ終わるような。
    菊次郎のイメージがまだつかめない。一見優男、剣柔ともに強いが人情には弱い。
    もっと嫌らしさとかあったらいいのにな。
    女性が求めるヒーロー像かな。「剣客商売」好きには物足りない。

    木戸の椿
    垢離の女
    金仏心中
    お婆とまご
    甘い罠
    遠見の砦
    黒い花
    土地柄なのか美術品が絡む話が出てくる。菊太郎がかなりの目利き。なぜ?

    「味噌と糞は匂いですぐわかるが、人間が一目や二目見たぐらいでわかるか。」

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    2012年08月31日
  • 公事宿事件書留帳十七 遠い椿

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    久々に読んだこのシリーズ

    普通なら前置きって云われるところで終わるんだよね、このシリーズは

    しかし、説明会話が多すぎて笑う^_^

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    2012年05月26日
  • 公事宿事件書留帳十八 奇妙な賽銭

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    京都に関する薀蓄は流石だが、あまり詳しすぎるのも・・

    人情ものとして、読んだ後にずしりと来る本。
    今回も標題の「奇妙な賽銭」や「転生の餅」が良かった。
    ついでに言うと、多少ながらも剣の冴えを見せてくれるところも、好きなところ。

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    2012年03月06日
  • 羅城門

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    飛騨の匠の悲しいお話。なんてひどい話なんだ!って思ってしまうくらいストーリーに入ってしまった。書き味が上手いだけに、読後感も重い。

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    2011年11月21日