澤田ふじ子のレビュー一覧

  • 高瀬川女船歌九 似非遍路(えせへんろ)

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    高瀬川女船歌シリーズ第九弾。
    標題の似非遍路、なさけの一振り、赤い手毬が良い。尾張屋の主人宗因や、角倉会所の頭取児玉吉右衛門が、勧善懲悪の八面六臂の活躍をする。
    読んでいて、実に気持ち良く、まあ水戸黄門のテレビドラマのように安心して、読み進められるのが、いいね。

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    2024年04月03日
  • 足引き寺閻魔帳

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    2020年9月20日
    シリーズが続くらしい。
    必殺仕事人のような話。
    勧善懲悪はすっきりできる。
    酒呑みが多いよね。時代小説。

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    2020年09月20日
  • 螢の橋(下)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    後に数々の国宝をつくり出す名陶工・野々村仁清の下で頭角を現していく平蔵。豊臣家の再興を担う一味に担ぎ上げられ、東庵という僧侶に身を変えた真田幸村の遺児・大助。二人の運命的な出会いが、平蔵の陶工としての夢、そして幼馴染みお登勢との恋までも狂わせていく…。豊臣から徳川への時代の流れに抗う男女三人の過酷な運命の行方は。

    令和2年3月29日~31日

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    2020年03月31日
  • 大蛇の橋

    購入済み

    男の覚悟の美しさ

    封建社会の中で自分の大切な人達のあだ討ちをする男の覚悟の美しさに涙します。そして最後の意外なハッピーエンドに心癒されました。

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    2018年02月21日
  • 陸奥甲冑記

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    澤田さんは多分始めて。重厚な歴史小説です。
    テーマが平安時代の東北と言うことで、今まで未知の領域。読後に簡単にインターネットで調べましたが、ほぼ史実(と言っても色んな解釈があるようですが)に沿った内容になっているようです。
    後半は東北の英雄・阿弖流為(あてるい)と坂上田村麻呂、二人の英雄の敵味方を超えた尊敬・友情と言ったものがテーマになります。それは面白い筋立てなのですが、もう少し書き込めなかったかな。
    一方で、忍者・赤樫と耳無の扱いは秀逸で、女性作家らしく恋愛要素も適度に織り込まれ、全体としてはバランスの良い作品です。強いて言えばもう少し硬派な文体で読みたかったような気がします。北方謙

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    2017年11月08日
  • やがての螢 京都市井図絵

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    京都の風呂屋をメイン舞台に描かれた市井の人々の物語。男と女が生きてんだな、ということを感じるお話が詰まってた。彼らのトラブルに入り込んでいく二人の謎の男たちの姿もかっこいい。

    人々の話と平行して、二人の男の謎、やり取りも同時に興味惹かれ。社会における力のありそうなあれこれとか、血生臭さもあったり…。京都はいろんな世界で成ってんだなと勉強にもなった。(話は置いといて、と結構細かく時代や事情などいろんなことを説明されてる文章が入ってたけど、読んでて邪魔とは思わずふむふむと)

    影のある、裏のある人の姿がかっこいいと思ってしまうのがフィクションの世界だな…。

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    2015年01月26日
  • 公事宿事件書留帳一 闇の掟

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    公事宿事件書留帳1
    時代小説で京都が舞台、全く馴染みが無いわけでないので面白いと思いました。梅雨の蛍は読み始めて、あれ!?この編、前に読んだ!
    どこか雑誌の短編に出ていたのか?

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    2013年12月16日
  • 公事宿事件書留帳十九 血は欲の色

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    1年半振りにこのシリーズを読んだけど、安定した出来です。このシリーズのいいところは最後あっさり解決に持っていくところ。

    しかし、何年経っても菊太郎はんが内藤剛さんのイメージから抜けないわ・・・

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    2013年12月14日
  • 公事宿事件書留帳十九 血は欲の色

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    江戸時代の京都を舞台に、公事宿鯉屋の居候菊太郎が活躍するシリーズ第19集。収録されているのは、闇の蛍、雨月の賊、血は欲の色、あざなえる縄、贋の正宗、羅刹の女、の6編。

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    2014年02月18日
  • 公事宿事件書留帳五 背中の髑髏

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    時々時代小説を読みたくなる。

    京を舞台にした日本版「ロウ&オウダー」

    とはいえ裁判制度が小説ほど機能していたかどうか?

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    2012年12月27日
  • 公事宿事件書留帳二 木戸の椿

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    公事宿事件書留帳シリーズ二巻。
    江戸後期の京都。巻の始めは京都の師走から始まる。一巻「闇の掟」で主人公田村菊太郎と、周囲の登場人物が出揃いそれぞれのキャラクターを想像することが一段と楽しくなる。
    七編の物語には日本の芸術や文化が描かれていて、この時代の京都に彩りを添えている。更なる推理ものに江戸の粋とは違う風情が新鮮だ。

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    2012年11月14日
  • 公事宿事件書留帳三 拷問蔵

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    ネタバレ

    あとがきに、人間のすることは今も昔も変わらないとあったけど、今回はそう感じる話が多かった。
    京の狐なんて、こんな男の人、たくさんいるんだろうなあ。
    詐欺ギリギリなこの感じ。
    こういうしたたかさが結構好きなので、この話は良かったな。

    真夜中の口紅は、鬼平好きには物足りない。。
    中秋十五夜は切なくて、でもよくやった!感で後味よし。
    コレまでの三冊で一番良かったな。

    拷問蔵
    京の女狐
    お岩の最期
    かどわかし
    真夜中の口紅
    中秋十五夜

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    2012年09月14日
  • 陸奥甲冑記

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    京都の朝廷による東北支配に抗し、坂上田村麻呂と戦った、日高見(北上)の夷(えみし)の部族の首領アテルイの抗争を中心に描く。
    大河ドラマを見ているようだ。

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    2011年06月17日
  • 足引き寺閻魔帳 女狐の罠

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    表題とカバー絵がちょっと...
    レジに持って行くの恥ずかしカッタ(^_^;)
    最終、第七話の「果ての空」では、足引き寺の「地蔵寺」が
    火事(天明の大火)で焼けてしまいました。
    寺がもえちゃって次回から足引きの仕事、どうなるの?

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    2010年01月17日
  • 足引き寺閻魔帳

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    京都のどこかにあると噂されていた足引き寺の話です。
    怨みを抱く相手の足を引っぱり、ひそかに誅伐を加えてくれる、
    要するに「必殺!仕事人」ですね。
    仕事人、4人と1匹(紀州犬)が活躍します。
    特に、紀州犬の豪は大活躍。
    メンバーに犬(動物)がいることでストーリー展開が
    さらに面白く感じられます。

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    2010年01月10日
  • 鴉婆~土御門家・陰陽事件簿(二)~

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    土御門家・陰陽師シリーズの2作目です。

    この巻は、土御門家に対立する「大黒党」という組織が
    登場します。対立といっても表だって戦うというより、
    水面下でけん制しあってる感じ。この巻の結末では、
    後に丸く収まりそうな気配を残してます。

    収録されている話しの中では「親心因果手鏡」が、
    おもしろかったかな。やっぱり、道理を通さず、
    あくどい事をするとその報いを受けるという事。

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    2009年12月07日
  • 大盗の夜~土御門家・陰陽事件簿~

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    土御門家・陰陽師シリーズの第一段です。
    陰陽師とはなにやら怪しげな。。。と思いがちですが、
    時代は江戸時代、京の町の占い師(人相見・手相見)達の話しで
    彼らが、町の治安を守ったり、事件を解決したりする話でした。

    主人公の笠松平九郎は、占い師といっても安倍清明を家祖とする
    土御門家が統括する触れ頭(ふれがしら)という由緒正しい職で、
    帯刀も許されていて、腕前もなかなかのもの。
    この時代、京の町のあちこちで、占い師が辻商いをし、
    商いをしながら町内に不穏な動きはないか、また町人達の相談に
    のり、犯罪を未然に防いだりしていたようです。
    今でいう防犯カメラみたいなもの!?
    しかし、洞察力の鋭い陰陽師

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    2009年12月02日
  • 公事宿事件書留帳一 闇の掟

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    数編は中々文体についていけなかったが、だんだんハマってくる。短編だが結構集中力がいる文体かも。内容はおもろい。

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    2009年10月04日
  • 公事宿事件書留帳一 闇の掟

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    菊太郎の若旦那と公事宿鯉屋を中心にお話がすすんでいくのが好きです。
    シリーズ物なので登場人物が少しづつ年をとっていっているのがわかります。

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    2009年10月04日
  • 公事宿事件書留帳三 拷問蔵

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    公事宿(訴訟人専用旅篭)第3段。もう言わずとも良いでしょうの面白さ。「拷問蔵」の描写のシーンは怖い。

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    2009年10月04日