【感想・ネタバレ】鴉婆~土御門家・陰陽事件簿(二)~のレビュー

あらすじ

土御門家の譜代陰陽師・笠松平九郎は、当主・泰栄を襲った大黒党の里村龍造を斬殺した。土御門家の全国陰陽師支配に異を唱える大黒党。龍造の弟たちは、平九郎を敵と狙うが、同じ陰陽師として悪を懲らすという点では互いに助け合うことになる。人間の心に潜む魔物を退治する陰陽師。物欲、金銭欲、権力欲等に溺れ、引き起こされる事件に挑む、好評シリーズ第二弾!

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Posted by ブクログ

大黒党という陰陽師の札を持っていない独自の集団と平九郎との水面下でのやり取り。
兄の仇を取ろうと平九郎を敵視している大黒党の里村兄弟だが、時には手を取り合い、そして里村兄弟の母を助けたりと人を助け悪を憎む平九郎。
陰陽師といえば物の怪と思うがこの話はそんなことは一切なく日常の人間の悪を暴いて懲らしめる痛快ともいえる話。

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2021年12月25日

Posted by ブクログ

土御門家・陰陽師シリーズの2作目です。

この巻は、土御門家に対立する「大黒党」という組織が
登場します。対立といっても表だって戦うというより、
水面下でけん制しあってる感じ。この巻の結末では、
後に丸く収まりそうな気配を残してます。

収録されている話しの中では「親心因果手鏡」が、
おもしろかったかな。やっぱり、道理を通さず、
あくどい事をするとその報いを受けるという事。

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2009年12月07日

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